手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156を使ったアンプ その5

2019年02月08日 23時17分35秒 | 真空管アンプ


 昨日は、1日中 EL156を性懲りもなくいじってみた。
EF86の三結でも、うまく行かないのに他の球でうまく行くとは思えないが、最後にSRPPを試してみることにした。用意した球は以下のとおり。

12AX7(ECC83も含む)
12AT7 (ECC81,E81CC)
12AU7(ECC82他)

まず12AX7 やはり感度が高い。利得 約42dB。すぐに音が飽和する感じだ。これにNFBを20dB近くかけて使うのは問題外だろう。

次に 12AT7  利得 約38dB。 NFBを8dBほどに設定。
やはり、音量を上げるとすぐに飽和する感じだ。

12AU7 利得は 21dB 
感度は悪い。他の2本に比べると飽和感が減るが、音が鈍い。球が古い国産の球だからかもしれない。今まで12AU7をあまり使うことがなかったので、いい球を持っていない。
大昔のNECの球だ。

 考えてみると EL156のシングル動作のアンプを最初に試したときのスピーカーは
TAD 1601というウーファーをベースにしたものだった。出力トランスはTANGOのU808だ。
たぶん、わずか10W弱の出力だっただろう。アンプも適当で良かったのだ。

 そこで、今後どうするかということで、他の人の製作例を検索してみた。
あまり製作例が見当たらない。
一つだけ見つかった。その回路を眺めていて ふと気がついたことがあった。
EL156のグリッド抵抗の値だ。240KΩとなっていた。
そう普段 PPアンプを作ることが多い私は 100KΩを使うことが多い。
なので、今回のプロトタイプもベースがPPアンプなので、100KΩだった。

 考えてみれば、初段の球の負荷抵抗が 100KΩ と 240KΩ とでは2.4倍も違う。
動作に影響がないはずはなさそうだ。

ということで、明日は最後のあがきをやってみよう。
それがダメなら、諦めて PPアンプを作ることにしよう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。