昨日は、1日中 EL156を性懲りもなくいじってみた。
EF86の三結でも、うまく行かないのに他の球でうまく行くとは思えないが、最後にSRPPを試してみることにした。用意した球は以下のとおり。
12AX7(ECC83も含む)
12AT7 (ECC81,E81CC)
12AU7(ECC82他)
まず12AX7 やはり感度が高い。利得 約42dB。すぐに音が飽和する感じだ。これにNFBを20dB近くかけて使うのは問題外だろう。
次に 12AT7 利得 約38dB。 NFBを8dBほどに設定。
やはり、音量を上げるとすぐに飽和する感じだ。
12AU7 利得は 21dB
感度は悪い。他の2本に比べると飽和感が減るが、音が鈍い。球が古い国産の球だからかもしれない。今まで12AU7をあまり使うことがなかったので、いい球を持っていない。
大昔のNECの球だ。
考えてみると EL156のシングル動作のアンプを最初に試したときのスピーカーは
TAD 1601というウーファーをベースにしたものだった。出力トランスはTANGOのU808だ。
たぶん、わずか10W弱の出力だっただろう。アンプも適当で良かったのだ。
そこで、今後どうするかということで、他の人の製作例を検索してみた。
あまり製作例が見当たらない。
一つだけ見つかった。その回路を眺めていて ふと気がついたことがあった。
EL156のグリッド抵抗の値だ。240KΩとなっていた。
そう普段 PPアンプを作ることが多い私は 100KΩを使うことが多い。
なので、今回のプロトタイプもベースがPPアンプなので、100KΩだった。
考えてみれば、初段の球の負荷抵抗が 100KΩ と 240KΩ とでは2.4倍も違う。
動作に影響がないはずはなさそうだ。
ということで、明日は最後のあがきをやってみよう。
それがダメなら、諦めて PPアンプを作ることにしよう。
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