手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156を使ったアンプ その10

2019年02月17日 01時22分10秒 | 真空管アンプ

  EL156シングル・アンプを今後の扱いを含めて再度検討してみた。
音は、かなり良いのだが、いかんせん設計値の出力が出ない。
5結から3結にしたこともあるが、3結でも規格上は15Wほどは出るはずなのだが。
入力電圧に比例して出力が増えていくのは、8Wまでだ。
 アンプの設計上から見ると、出力トランスの素性が全く分かっていない。
外形はプシュプル・アンプ用だと100Wクラスに匹敵する大きさだ。
なので、考えられるのは 211とか845という直熱管向けのトランスと考えられる。
いずれにしても、素性がわからないので、調べてみることにした。
出力管にとって重要なのは、出力トランスのインピーダンスだ。
これを調べてみることにした。
金田式DCアンプの入力に、オシレータからの信号を入力して、その8オームの出力端子からダミーロード用の抵抗に繋ぐ。それを測定対象のトランスの出力側(8Ω)に繋ぐ。
そして、トランスの1次側に、電圧計をつなぐ。
これで測定した結果では、このトランスの1次側のインピーダンスは 8KΩより高い、という結果となった。ということで、やはりこのトランスは811や845用のトランスらしい。
 となるとEL156をシングル動作で、生かすためには、出力トランスの取り換えが必要な気がした。それで、探した結果、「ソフトン」が販売しているトランスが良さそうだ。

 課題は、その方向でシングル・アンプを追及するのか、
手慣れたプシュ・プルアンプで50W以上の出力を持つ メインに収まるアンプを作るかだ。


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