1923年(大正12年)に加賀藩の米蔵だった建物を改装して創業した食堂だそうです。
建物は大正モダニズムの名残が見えますね。
当時は相当モダンだった事でしょう。
入口ドアも昔のまんまなんじゃないかしら?
薄れて消えかけてる食堂の手書き文字さえ味わいだわ。
店内はカウンターとテーブルが数台。
創業以来継ぎ足しで作っているおでんが名物の1つ。
昼間っからカウンターでおでんで一杯やってる地元ダンディーが居たりします。
ボクも加わりたいところですけど、おでん食べて呑まない訳にはいかないので
我慢するしかありません。
おでん鍋が目に入らないテーブル席を陣取りました。
壁のメニューは値段のところが書き換えられていました。
以前来た時は中華そば530円じゃあなかったかな?
50円値上げしても安いのに変わりない。
壁には芸能人のサインがいっぱい。
ん? 亡くなっちゃった方のもあるな。
これぞ中華そばって感じ。
うずまき蒲鉾が泣かせるじゃぁありませんか。
ちょっと昆布の甘みを感じるスープも幸福感があっていいなぁ。
麺は細目、ちょっと柔めです。
好みでいけばもう少し硬めの麺が好きなんだけど、
この中華そばにはこれ位が合ってる気もします。
文化財級の外観、内装も含めて絶品のお店です。
出来る限りこのままの形で続けて欲しいと切に願います。