3月も終盤、桜の花が開く時期になりました。そろそろ各河川の天然遡上鮎の遡上が本格的に始まる頃です。しかし、ほんと今年は雨量が多いですね。多い雨量は遡上鮎の遡上を足踏みさせる…けれども上がり出すと通常よりも早く上まで上る。この降水量の多いのが吉と出るのか凶と出るのか…先日の月遅れの大雪は山に天然のプールを作るかと思ったのですが、そうでもありませんでした。あっという間に溶けて流れて、、、もう山頂付近にも残雪は残っていません。
さて、120cmという広い環境で自然に近い形で過ごす鮎たち、餌の食べ方もおもしろいものが見られました。
成魚まで養殖環境で育てられた養殖囮鮎は実に与えた餌を食べるのが上手で、餌を入れるやいなやすぐに寄ってきて口を開けて走り回ります。さらに水面に浮いている餌まで体を半分ジャンプさせながら食べます。
それに対して天然鮎は餌を食べるのがへたくそで、水中を漂う餌の一粒一粒を一回に一粒ずつぱくんと食べます。ほとんどの餌は食べきれず底に沈んでしまいます。
ところがいったん餌が水底に落ち着くと、今度は立場が逆転します。養殖鮎は底に沈んだ餌を食べ尽くせません。水面すれすれを勢いよく泳いで水流を作り、舞い上がった餌をぱくんと食べます。
けれど天然鮎は底に沈んだ餌をコケハミ行動で口にすくい取って食べます。底に沈んだ餌を舞い上がらせるのも口や体を底石にすれさせて舞い上がらせます。
これはまだ水槽環境になれてないからなのでしょうか。。。いや…いつか2匹の鮎はそれぞれの餌取り活動を学んで似たものになるだろうと思っていたのですが、そうはなりませんでした。
天然鮎は自分のテリトリー内で石ハミ行動をずっととるのですが養殖鮎は1ヶ月2ヶ月と経っても石ハミ行動がとれないでいました。石についたコケに対しては正面からつつくような行動が時には見られたけれど、体を横にして石にすれさせながら口で石についているコケをはぎ取るようなあの鮎独特の石ハミ行動はとることはありませんでした。養殖鮎は流れてくる餌しか食べないのです。
これを見ていて
最近各河川で時々行われている成魚放流。
この鮎たちは放流された川で餌をとることができているのだろうか?と疑問に思いました。よく成魚放流は放流後2~3週間でたくさんの鮎が死んで流れていくのが見られます。冷水病で死んでしまったと思っていたのですけれど、そればかりではないかもしれません。
さて、120cmという広い環境で自然に近い形で過ごす鮎たち、餌の食べ方もおもしろいものが見られました。
成魚まで養殖環境で育てられた養殖囮鮎は実に与えた餌を食べるのが上手で、餌を入れるやいなやすぐに寄ってきて口を開けて走り回ります。さらに水面に浮いている餌まで体を半分ジャンプさせながら食べます。
それに対して天然鮎は餌を食べるのがへたくそで、水中を漂う餌の一粒一粒を一回に一粒ずつぱくんと食べます。ほとんどの餌は食べきれず底に沈んでしまいます。
ところがいったん餌が水底に落ち着くと、今度は立場が逆転します。養殖鮎は底に沈んだ餌を食べ尽くせません。水面すれすれを勢いよく泳いで水流を作り、舞い上がった餌をぱくんと食べます。
けれど天然鮎は底に沈んだ餌をコケハミ行動で口にすくい取って食べます。底に沈んだ餌を舞い上がらせるのも口や体を底石にすれさせて舞い上がらせます。
これはまだ水槽環境になれてないからなのでしょうか。。。いや…いつか2匹の鮎はそれぞれの餌取り活動を学んで似たものになるだろうと思っていたのですが、そうはなりませんでした。
天然鮎は自分のテリトリー内で石ハミ行動をずっととるのですが養殖鮎は1ヶ月2ヶ月と経っても石ハミ行動がとれないでいました。石についたコケに対しては正面からつつくような行動が時には見られたけれど、体を横にして石にすれさせながら口で石についているコケをはぎ取るようなあの鮎独特の石ハミ行動はとることはありませんでした。養殖鮎は流れてくる餌しか食べないのです。
これを見ていて
最近各河川で時々行われている成魚放流。
この鮎たちは放流された川で餌をとることができているのだろうか?と疑問に思いました。よく成魚放流は放流後2~3週間でたくさんの鮎が死んで流れていくのが見られます。冷水病で死んでしまったと思っていたのですけれど、そればかりではないかもしれません。