そして簡単リングケーキ２口

粉が１００グラムに対して全卵が２個入ったこのケーキ。

結香に食べてごらんと言ったけど、いつものごとく「絶対にイヤ」

「絶対に大丈夫だから」「イヤって言ったらイヤ」



中学入学まであと半年。

結香の行く中学は市内の小学校３校が集まるこれまたマンモス中学。

「ちょっと真面目な話しよ」と結香に

「結香はさ、中学に行ってもこうやってみんなと違うものを持っていったり

するのはイヤではない？今まではみんな結香のことを知ってるお友達ばかりだったけど、

中学に入ったらまた新しい友達もたくさんいるんだよ。

もしも結香がみんなと違うものを食べていたり、持って行ったりするのが

恥ずかしいとか思うとしたらその日に食べられるものだけを食べるしか方法がないよ？

それもイヤなんだとしたらもう少し頑張って食べられるもの増やしてみようよ

絶対に食べてみたら大丈夫だったものあると思うよ」と。



そしたら

「別に違うもの持ってくの恥ずかしくないもん」



う～～ん、複雑な気持ち。。。

みんなと違うものを食べたり持っていったりしている事に対する

周りの目を気にしない動じない強い心を持っている（のかなぁ？？）事を

誇りに思うべきなのか

それとも給食が食べたくない一心で多少のことも我慢するといったことからくる

気持ちなのか（恥ずかしい話、好き嫌いが多いので給食は食べたくないらしい）



けど、少し食べられるもの頑張って挑戦してみようといったことに

納得したらしく

今日のケーキを時間をおいて２口程食べた。

大丈夫みたい。

こうやって少しづつ「食べられる」ということに自信を持ってくれたらいいんだけど。