新潟駅に降りるとベゴニアのまあるい花飾りがお出迎え。
新潟市で開催された「第55回自治体学校」に日下議員、武藤議員と参加しました。3日間、充実した研修でした。
初日3日は関川村の「えちごせきかわ太鼓」に始まり、一ツ橋大学名誉教授の渡辺治氏の「参院選の結果と安倍政権」と題しての講演、京都大学岡田先生の特別報告「道州制に対抗して新しい時代の地方自治を構築しよう」、「脱原発こそすべての命を救う」実践報告。盛りだくさんの中身を頭に詰め込み、2日目の『柏崎刈羽原発』と施設見学のため柏崎市の向かいました。途中、日本海に沈む夕陽がきれいでした。
4日は柏崎刈羽原発と、原発マネーで建設された施設見学。原発敷地内は一切写真撮影禁止なので、途中、防潮堤を撮影。想定津波の高さをこれまでの3.3mから6mに見直し、10mの防潮堤が建設されましたが、津波は「波高」ではなく「遡上」が問題で、絶対安全はありません。
まずサービスホールで説明を受けました。全体の模型でも420万㎡、東京ドーム90個分という広大さがわかります。
原発の仕組み、安全性の説明は「東海原発」を視察した時とまったく同じでした。
構内をバスで見た後、原発マネーで建設された施設を見学。まずは刈羽村生涯学習センター「ラピカ」(ラピカというのは、ライス、ピーチ、刈羽の頭文字をとったものだそうです)。建設費62億円、内、交付金が56.6億円。茶室の畳1畳が18万円で、実際は7000円だったため、会計検査委員から2.8億円の返還を求められたそうです。地元の議員さんからリアルな話しを伺いました。
次に見学したのは「ぴあパークとうりんぼ」温泉施設、人工芝のサッカー場2面、スイーツガーデンなどの複合施設です。
次は柏崎市の「夢の森公園」。敷地は30ha。総事業費60億円で、すべて東電の寄贈です。夏休みなので多勢の子ども達で賑わっていました。
交付金や補助金は見えにくいですが、これらの施設の建設費は結局電気料金に上乗せされています。
最終日5日は「韓国の地方自治」について、自治体問題研究所の主任研究員、池上洋通氏と、韓国国立忠南大教授の朴珍道氏の対談。忠犬タマ公に見送られて、新潟を後にしました。