柏市議会議員 日本共産党 渡部和子のひとりごと

日々感じたことを毎日発信しています。

放射能等災害対策特別委員会で、福島県南相馬市を視察

2013-08-21 21:27:59 | 日記

柏市議会の「放射能等災害対策特別委員会」で福島県南相馬市に視察に行ってきました。福島駅からバスで南相馬市に向かいました。

途中、飯舘村を通りましたが、現在もほとんどが「居住制限区域」で、作業員以外、人の姿は見かけず。昨年5月に当地を通った時とまったく同じ風景が広がっていました。


市役所前には太陽光発電の放射線量測定の電光掲示板が設置されています。数値は毎時0.278マイクロシーベルトでした。


視察調査項目は(1)被ばく検査の考え方について (2)地域コミュニティについて (3)旧警戒区域の現状の3項目。
冒頭、副議長さんから挨拶がありましたが、「原発事故が風化」「復興復旧が進まない」「人生の再設計の目途がたたない」というお話しに、胸が痛くなりました。
まず放射線被ばく検診について説明を受けました。南相馬市は原発事故の起きた2011年7月11日からホールボディーカウンターによる内部被ばく検査を実施しており、現在は市立病院に県から貸与された固定座位式、独自に購入した立位式2台、民間病院1台の合計4台の検査機器があります。未就学児から大人まで、検診回数は年2回。今年の予算額は1億451万円です。今年5月公表の検診結果は、成人・高校生の94.8%が検出限界以下、小児は全員が検出限界以下でした。市民の健康管理を重要な取り組みに位置づけ、国・県に対しても積極的に働きかけを行っている姿勢はすばらしいと感じました。


地域コミュニティづくりのための支援策について伺ったあと、バスで移動し、津波の被害の後立ち入れなかった小高区の海岸沿いを視察。海のそばにガレキがうず高く積まれていました。昨年5月に伺った時は車が放置されたままでしたが、きれいに片付いていました。車止めのポールがなぎ倒されている姿に、津波の怖ろしさを実感します。


小高区は地盤が軟弱なため、地震による被害が大きかった地域です。原発から20キロ圏内のため、昨年4月まで立ち入ることができませんでした。現在も日中しか入ることができません。電気は通っていますが、ガス・水道などの復旧はこれからだそうです。昨年は地震で潰れた家がそこかしこにありましたが、現在は倒壊した家屋はすっかり片付いていました。「解体家屋番号」という立て札が悲しみを誘います。
南相馬市は平成18年に原町市、小高町、鹿島町が合併し、ようやく一体感が生まれてきたなという時に震災・原発事故に遭遇しました。7万1000人を超えていた人口も現在は4万6000人ほど。転出者は今も増えているとのことです。「地震だけだったらまだしも、原発事故が起きたせいで、復興が進まない」という職員の方の怒りのこもった発言が耳に残りました。福島原発事故の被害はいまだ広がっています。国の総力を上げた取り組みが必要だとあらためて感じました。


『差押え』出版記念シンポジウムに参加

2013-08-20 22:25:43 | 日記

『差押え』は、税務署や国税局で滞納処分を長年経験してきた方が「強権化する滞納処分に警鐘をならしたい」と、滞納問題を納税者の視点に立って記述した本です。今日は御茶ノ水で「出版記念シンポジウム」が開催され、議員団で参加しました。

国税や地方税の徴収職員、税理士、商工団体の方がそれぞれの立場から発言。実践的な滞納対策はとても参考になりました。
1番最初の「夫は滞納処分の犠牲になりました」という発言には衝撃を受けました。600万円の税の滞納があり、現金がない中、無理な分納を強要されたあげくの自殺です。税務署職員とのリアルなやり取りや、遺書も読み上げられましたが、「そこまで追い詰めていいのか」と、怒りととも涙がでてきました。貧困と格差が広がる中「払いたくても払えない」納税者の暮らしの実態に寄り添う、総合的な支援こそ必要だと感じました。

行ってきました「磐梯山」

2013-08-19 21:28:30 | 日記
行ってきました「磐梯山」

5月に雪のため断念した「磐梯山」に登ってきました。
最初はなだらかでしたが、途中急勾配。眺望もお花畑もすばらしかった。
八方台登山口からゆっくりペースの約3時間で、1818mの磐梯山の頂上に。
久しぶりの登山でしたが、登りきれてちょっと自信がもてました。

「風立ちぬ」見にいきました

2013-08-17 14:22:10 | 日記

宮崎駿監督の「風立ちぬ」ついに見に行きました。女性デーとか、何とかチケットの安い日をと思いましたがあきらめて、今朝8時35分の回。空いてました。実在の人物をモデルにした映画ですが、戦争の時代でなければもっともっといい仕事ができたであろうと思います。「平和が一番」と、じんわり心にしみる映画でした。