

なんとな~く、マンガ【ROOKIES】の事を思い出しました。
【ROOKIES】と申しますと、テレビドラマの大ヒットから、原作マンガも売れに売れたというイメージがあります。
集英社も、もちろんソコを煽っていました。
しかしながら、前作【ろくでなしBLUES】には遠く及ばなかったのが事実。
僕自身も連載中、読んでおりましたが、左程面白いとは思えませんでした。
原作者・森田まさのりが【ろくでなしBLUES】で『ボクシングの物語にすると、途端に人気や売上が下がる』と語っていた事があります。
【ROOKIES】も同様だったのではないでしょうか。
“野球シーン”になると、トーンダウンする、と・・・。
リアリティを伴わなければならないから、【ドカベン】じゃあるまいし、派手な試合展開は無理ですもんね。
川藤や安仁屋たちが、学校内でワチャワチャやってる方が良かったのでしょう。
【ROOKIES】がいまいちだなぁ、と感じたのが各キャラクター。
多くの方も同様と思いますが、【ろくでなしBLUES】のキャラクターを焼き直し・トレースしたとしか思えないのです。
ざっと例を挙げてみましょう。
(左が【ROOKIES】、右が【ろくでなしBLUES】)
川藤幸一&安仁屋恵壹=前田太尊
若菜智哉他=山下勝嗣&沢村米示他
新庄慶=鬼塚
平塚平=中田小兵二
今岡忍=大友弘之&小見山広成
赤星奨志=海老原昌利
濱中太陽=大場浩人
てな感じっすかね。
同じ原作者である以上、キャラクター布陣が似通ってしまうのは仕方ないのでしょうが・・・。
藤子不二雄みたいに。
森田まさのりが体調を崩し、駆け込みで連載を終わらせたと言われていますが、実際はネタに詰まっていたに違いありません。
僕の様なトーシロですら
『キャラクターが動いてねぇなぁ・・・』
と感じた程ですから。
病気ったって、マンガ家ですからねぇ、ある程度は仕事出来るでしょう。
アスリートじゃああるまいし。
『自ら打ち切った』と考えるのが妥当。
集英社も【ろくでなしBLUES】で多大なる貢献を受けてますから、なるべく穏便に幕引きしたかったのでしょう。
とにかく一般ピーポーには【ROOKIES】といえば、マンガよりテレビドラマの方が馴染み深いはず。
んで、驚いたのがテレビドラマの映画版【ROOKIES -卒業-】の興行収入。
な、なんと85.5億円



ニッポン映画に歴史を残す大偉業じゃないすか



いや~、イケメン集めただけでこの結果。
『瓢箪から駒』とは良く言ったものです。
ちなみに、内容はゴミレベルだったとか。
ま、観なくても分かりますけど。
『最初にあったのは夢と、そして根拠のない自信だけ。そこから全てが始まった』孫正義(ニッポンの実業家・1957~)

吉祥寺の巻。