僕くらいの50歳手前のオジサンにとって、まことに懐かしいのがドラマ【ケンちゃんシリーズ】です。
当時はもちろんガキでしたので、ドラマの詳細は覚えておりません。
なので今回、改めてウィキで調べてみました。
うっすらと記憶にあったのが『放映当初は【ケンちゃん】ではなく【チャコちゃんシリーズ】であった事』でしたが、果たしてその通り。
なにせ1962年にシリーズが開始しております。
そこまで古いとは…。さすがの僕もこの世に生を受けておりません。
シリーズ第1弾は【パパの育児手帳】…って、まるで知りません。
シリーズの立役者・ケンちゃん=宮脇康之は第5弾【チャコねえちゃん】にて初登場。
この頃が僕の出生となります。
ですから、実際に視聴していたのは5~6歳、すなわち1970年前半からでありましょう。
その頃、放映されていたのが【ケーキ屋ケンちゃん】や【おもちゃ屋ケンちゃん】です。
タイトルも確実に記憶に残っています。
僕の父親はサラリーマンだったので、ケーキ屋だのおもちゃ屋だのといった、自営業になんとなーく憧れました。
とくに、おもちゃ屋はヤバいですよね。子どもの夢であります。
ほのぼの系児童向けドラマの先駆けである今作。
人気は初代ケンちゃんを演じた宮脇氏に集中しました。
彼が成長するに伴い、弟役である2代目ケンちゃんが登場し主役を務めた様ですが、まったく記憶がありません。
僕自身が、ほのぼの系を求めない歳になっていたのでしょう。
その後【あの人は今】的番組で5年に1回程度のペースで宮脇氏を見かけました。
毎回、職業が違うので『ヤクザな生き方をしてるなぁ』と呆れたものです。
鮮明に記憶にあるのがバブル前後の頃、【オールナイトフジ】内での【あの人は今】的コーナーへの出演。
当時は、お墓、すなわち墓石販売の仕事をしていると話していました。
それなりに羽振りは良さそうでしたね。ま、景気が良かったですから。
カメラが向くと、いちいち拝むポーズをとるので『怪しさ満点だなぁ』と呆れたものです。
バブル崩壊後も【あの人は今】的番組で見かけ続けました。
相当な借金を抱え、壮絶な貧乏生活を送っていると語り出したのも、この頃。
成人した頃には太っていた宮脇氏ですが、さらにブクブクと不健康な太り方をしており、気持ち悪かったです。
さらに年月が経った頃には、借金もありながらもガキも生まれたとかで、心機一転、役者道を改めて突き進む、と寝言を言ってました。
結局、芸能モンは芸能の世界でしか生きていけないんでしょうか。
さて、それも10年くらい前の【あの人は今】的番組。
現在は、と言えば、とある企業の役員だそうです。
社長が宮脇氏のファンだった経緯からのリクルートの様です。
ま、要するにタニマチですね。
世の中、落ち目の芸能人や元スポーツ選手の面倒を見る奇特なヒトがいますからね。
華麗な子役時代、一転悲惨な転落人生…、このヒトほど波乱万丈な子役もニッポンじゃあ珍しいです。
最近の子役ってしっかりしてますものね。