荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

ケンちゃんの巻。

2015年03月17日 | 偽りの人生に優れたエンターテイメントを



僕くらいの50歳手前のオジサンにとって、まことに懐かしいのがドラマ【ケンちゃんシリーズ】です。

当時はもちろんガキでしたので、ドラマの詳細は覚えておりません。

なので今回、改めてウィキで調べてみました。

うっすらと記憶にあったのが『放映当初は【ケンちゃん】ではなく【チャコちゃんシリーズ】であった事』でしたが、果たしてその通り。

なにせ1962年にシリーズが開始しております。

そこまで古いとは…。さすがの僕もこの世に生を受けておりません。

シリーズ第1弾は【パパの育児手帳】…って、まるで知りません。

シリーズの立役者・ケンちゃん=宮脇康之は第5弾【チャコねえちゃん】にて初登場。

この頃が僕の出生となります。

ですから、実際に視聴していたのは5~6歳、すなわち1970年前半からでありましょう。

その頃、放映されていたのが【ケーキ屋ケンちゃん】や【おもちゃ屋ケンちゃん】です。

タイトルも確実に記憶に残っています。

僕の父親はサラリーマンだったので、ケーキ屋だのおもちゃ屋だのといった、自営業になんとなーく憧れました。

とくに、おもちゃ屋はヤバいですよね。子どもの夢であります。

ほのぼの系児童向けドラマの先駆けである今作。

人気は初代ケンちゃんを演じた宮脇氏に集中しました。

彼が成長するに伴い、弟役である2代目ケンちゃんが登場し主役を務めた様ですが、まったく記憶がありません。

僕自身が、ほのぼの系を求めない歳になっていたのでしょう。

その後【あの人は今】的番組で5年に1回程度のペースで宮脇氏を見かけました。

毎回、職業が違うので『ヤクザな生き方をしてるなぁ』と呆れたものです。

鮮明に記憶にあるのがバブル前後の頃、【オールナイトフジ】内での【あの人は今】的コーナーへの出演。

当時は、お墓、すなわち墓石販売の仕事をしていると話していました。

それなりに羽振りは良さそうでしたね。ま、景気が良かったですから。

カメラが向くと、いちいち拝むポーズをとるので『怪しさ満点だなぁ』と呆れたものです。

バブル崩壊後も【あの人は今】的番組で見かけ続けました。

相当な借金を抱え、壮絶な貧乏生活を送っていると語り出したのも、この頃。

成人した頃には太っていた宮脇氏ですが、さらにブクブクと不健康な太り方をしており、気持ち悪かったです。

さらに年月が経った頃には、借金もありながらもガキも生まれたとかで、心機一転、役者道を改めて突き進む、と寝言を言ってました。

結局、芸能モンは芸能の世界でしか生きていけないんでしょうか。

さて、それも10年くらい前の【あの人は今】的番組。

現在は、と言えば、とある企業の役員だそうです。

社長が宮脇氏のファンだった経緯からのリクルートの様です。

ま、要するにタニマチですね。

世の中、落ち目の芸能人や元スポーツ選手の面倒を見る奇特なヒトがいますからね。

華麗な子役時代、一転悲惨な転落人生…、このヒトほど波乱万丈な子役もニッポンじゃあ珍しいです。

最近の子役ってしっかりしてますものね。




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