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フジテレビジョンの凋落に反比例する様に、妙に元気があるのがテレビ東京。
【田舎に泊まろう!】も大好きでしたし、【ローカル路線バス乗り継ぎの旅】なんかは何度観ても面白い。
現在、放映中の【出川哲朗の充電させてもらえませんか?】も好きです。
トーシロながら、『コストパフォーマンスの良い番組作りが上手だよなぁ』なんて偉そうに思います。
んで、最近の僕の大ヒットが【池の水ぜんぶ抜く】です。
いや~、コレはホントに意義&意味のある番組。
視聴率も右肩上がりだそうです。
なんでも、NHK大河ドラマ【おんな城主 直虎】をも上回ったとか。
概要をウィキから持って来ますと、
手付かずに放置していた池に対し掻い掘りを行って綺麗にするとともに、そこにはどんな生物が住み着いているのか検証していく。
大まかな手順としては、
① 排水装置で水を下水道や池に接続されている農業用水に流し、魚や水の生物を動けなくする。
② そこから本来その土地に住んでいない外来種の動物や生物を食い荒らす特定外来生物を捕獲、駆除する。
③ 数日間、池を干上がらせてヘドロから窒素を排出、綺麗な水を入れ完了。
その工程の中で、買ったはいいが、やがて手に負えなくなった外来種生物を殺せないと池や自然の中に放流・放置。
それが野生化し周りの生態系・自然・生活を破壊しており人間の動物を飼う無責任さが浮き彫りになっていく企画でもある。
とあります。
人間のエゴが激しく露呈する訳ですな。
この番組を観て、メダカが絶滅危惧種指定されていたり、一部を除く鯉が実は外来種であったり、という事実を知りました。
僕なんか自然科学に弱いので、観ていて『なるほど~』と感心する事しきりです。
ミシシッピアカミミガメやアリゲーターガーやブルーギルなんかは、この番組的には悪者ですが、コレだって人間のいい加減さの産物です。
可哀想に。
上述の如く、ホントに良い番組だとは思います。
ただ、様々な生物のヘドロまみれの映像は、お食事中のお茶の間にはビジュアル的にツラいかも知れませんね。
いずれにせよ、ずっと続いて欲しい番組であります。
『自然は決して我々を欺かない。我々自身を欺くのは常に我々である』ジャン=ジャック・ルソー(スイスの哲学者・1712~1778)
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ローカル路線バス乗り継ぎの旅の巻。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅の巻、ふたたび。