以前も書いたけど、ウチの職場の事務所には司法書士や行政書士の試験に長年がんばってる受験生がいる。
事務所の事務員の先輩でもあり俺の同僚にあたる人らだが、もう40代、ずっと20代から(15年以上らしい)がんばってる人が2人ほど。
でも、実際にがんばってるかどうか、それは以前も書いたような、生ぬるい雰囲気からはうかがえず、そして職場の事業主も「いいかげん資格とってくれ」と口うるさくなってくる。
そんな彼らを見て俺のグチ(笑)↓。
以前のブログより
しかし、やはりどうもピリピリしてる事業主とは対照的に受験生のその人らは気楽というかのん気な発言も多い。
事業主は彼らのためを思っていろいろ言ったりしてるが、当の本人らは気楽なリアクションだったりで「いやいや、あんた自身のことやろ」と突っ込みたいこともあったり、まるでヒトゴトのようなかんじ。
なんか毎年“年中行事”のまま形だけで資格試験をやってる感がある。
まあ、事業主も無意味にうるさいとこもあるんで(笑)事業主についてはどうでもいいんだが(!)、やはり毎年状況が変わらないから言うことも変わらず、それがしつこくもなる(笑)。
そんな事業主へのリアクションはメンドくさいにしても、受験、試験に対しての事務員の人らの発言や意気込み(?)もあっさりしてたり冷めてたり、そういうのから「やはり今年も変わらず」の雰囲気がある。
んな、俺も社労士5回、行政書士も懲りずにのべ5、6回かかったから(笑)、2、3回の受験でうかる人は優秀だとも思うけど、いずれにしても複数回受験でもやはりホンキでがんばってる人ってのは、「今年は違う」という意気込みやその年の試験に懸ける雰囲気がある。
そして、複数回受験でもそれまでの失敗を教訓にしたり、周りがうかっていく屈辱感や劣等感、そういうのを常に感じて危機感持って、自尊心も傷つくだろうし、だからこそ失敗を繰り返さないようにモチベーションを保って実際にやっていける。
仮に、仮にそれでダメでもそれだけの思いでやってきたからこそきっとその次の年に活きてくるはずだし、俺は長年の(笑)その積み重ねでうかれたようなもんだ。
運もそれだけやってて向いてきたとも自分で思う。
そして、だからこそ、それだけ苦労して資格とったあとも、受験に苦しむ人の気持ちがわかったり、資格を活かすにも気合いや真剣さが変わってくる。
でも、不完全燃焼だったり気合い入ってないままの1年1年を積み重ねても意味がない。
運も向いてこないだろう。
そういう今の職場の事務所の方々。
手が空いてる時間でものらりくらり遊んでたりゲームしてたり2ちゃんねるなんか延々と見てたり、気合い自体が感じられん。
今年も司法書士の試験(7月1日だそう)がやってくる。
張り切って受験申し込みをしてたけど、そういう人らの人生、どうなるんだろ、とも思う。
俺も人の心配をしてる場合ではない、でもいい人らなだけに、幸せになってほしい。いろんな知識があって実務バリバリなだけにこの業界で成功もしてほしい。
そして、司法書士の事業主ももう70手前、あと何年も動けて仕事ができるともかぎらない。現に、今日は事業主は朝から病院行ってるし。
でも、唯一司法書士の資格を持ってる事業主が倒れでもしたら、資格のない事務員の人ら数人はもう仕事ができない。誰か有資格者を呼ぶか、転職しないといけない。それは事実。
彼らはそうなると現状では一気に仕事ができなくなるただの30代、40代の男性となってしまう。
解雇とか失業とまではいかなくても、仕事が仕事なだけに案件があったとしても実際に自分たちではなんもできなくなる。
でも、そんな彼らの気持ちのどこかには、「そうなったら司法書士を外部から呼んできて仕事を続けたらいい」という甘えもあるのかもしれない。自分たちは事務員でいい、誰かの傘の下でずっとやれるならやったらいい、と。
まずそこで「いや、俺が」とか、「このままではダメだ」とは思ってなさそう。
日ごろの発言でもそういう他力本願的なものが多かったりもする。
それも、幸か不幸か、その事業主の長年の顧客が安定してて、基盤があるから、案件も継続してあり収入も見込めて、長年勤めてる事務員の人らもそういう甘えがあるのかもしれない。
仮に、その人らが資格とれても既存の顧客を引き継げばいいだろう、だから営業もやることない。机にへばりついてパソコン見てるだけの人らだ。
試験がすべてではない、資格ですべてが決まるもんでもない、でも、受けるなら受けるでそのホンキさ、気合いはやはりないと、そのまま中途半端に1年1年すごしてしまうことになる、それを俺は間近で見てて、毎年うるさく言う事業主のイライラがわかる。
俺は、もう来年の今ごろには今のその職場をやめて独立するつもりではある、だからもはや今の職場はどうなろうと関係ない、というと冷たいけど、そこまでの情はない。自分のことで精いっぱいだし(笑)。
俺は俺で顧客をさらに開拓しないといけなかったり、自分なりのやり方を模索していかないといけない。
そういう危機感もある。
でも、俺は司法書士とは別分野でやってるからまだいい、司法書士の資格も仕事も難しくて興味もない(笑)。でも、彼らはどうするのか、司法書士分野の実務があっても今の事務所が動けなくなったらどうしようもない。他に行くにも今の給料で他のとこで雇ってもらえる可能性も少ないだろう。
そんな彼らの行く末もおせっかいながら案じてしまう今の俺の職場だ。
今年の彼らの試験結果は9月末くらいに出るそう・・。
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