版画の体験コーナーで、いとも簡単にできる
浮世絵スリスリマシンを試してみました。
大宮氷川神社公園の端にある
歴史と民俗の博物館の中に入って来ました。
(彩の国埼玉県)
とても美しい建物ですが、古くなり改装をしました。
ゆめ・体験ひろば
ものづくり工房から
最初に自動マシンから50円でハガキ5枚入り一組
を購入します。
箱の中にはそれぞれ4色の絵具が用意されて
います。
ローラーを回して箱の中のインクを万遍なく
付けます。
①全体の下絵をハガキにプリントします。
①右には絵具入りの箱があります。
絵具は少なめに何回もローラーを回転させて
よくなじませるのがコツです。
まずは職員さんがやり方の手ほどきを
して下さいます。
この黄色い部分が凸の部分です。
小学生の頃の版画を思い出しました。
子供心に帰つて!
使用後は直ぐに蓋を閉めるとのことです。
じゃ~ん、万遍なく絵具を塗りました。
凹の部分に絵具が多すぎるとハガキに写ってしまう
ので、雑巾で拭き取ります。
合成樹脂のアクリル板でハガキも高密度の
ツルツル物でした。
絵具が遊離してしまうのがしまった?
人の手では圧力を強くかけられないのよ。
木よこいこい!
最後はハガキを四隅を確かめて置き、
バレンでしっかりと何回も擦ります。
②次は赤い色を付けます。
凸の部分はほんの少しなので
凹に着いたインキは雑巾で拭き取ります。
③空の色を付けます。
青色を万遍なくローラーを回して付けます。
凸の部分が大きいです。
④ここも前と同じようにやります。
右に温風機がハガキに付いたインキを乾かす
時に使います。
一回一回インキを付けた後にハガキを温風器の
風に当てて乾かします。
浮世絵版画のできるまで
浮世絵版画は出版元の所で
絵師、彫師、摺師(すりし)
の共同作業により作られました。
●絵師は元になる絵を描き、
線の部分だけを薄紙に写し取ります。
●彫師はそれを裏返して板に貼り、
線以外の部分を削り取り版を作ります。
●摺師は板に墨を塗り、
薄紙に色の数だけ絵を刷ります。
~~~~~~
●絵師がこれに一枚ずつ色を入れて
●彫師は色別に版を作ります。
●摺師はその板(版木)を使い、薄い色から濃い色へ
小さい部分から大きい部分へと色を刷り込んで
浮世絵版画を完成させます。
仕上がりました。
上の2枚がまあまあの出来でした。
下の3枚は「明日は咲こう花咲こう」
でした。
埼玉県立
歴史と民俗の博物館より
版画にして下さい!