ヒゲGの田舎暮らし日記「自遊空間」

第2の新世界に飛び出したオヤジがくりひろげる苦悩と笑い、喜び、ボヤキをお届けします。(編集長のひとりごとver.2)

鶴田憲次という画家

2014-01-19 21:28:01 | ART
京都芸大の鶴田憲次教授の40年にわたる芸大の退官記念の作品展が堀川御池東入ルの京都市立芸大のギャラリー@kcua(アクア)で開かれている。

京都新聞で特集記事を見、その画の表現のしかたに興味を持ち訪れた。

当日、鶴田先生も見えられており、撮影も特別に許可を得、公開させていただく。
鶴田さんは高校時代、地学部に属されいろんな鉱物、化石のコレクションもあわせて、展示されていました。
まず、「SEPENDITY」と称された入口に大きな苔玉が置かれています。
SEPENDITYとは「何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能」を意味する言葉だそうです。

まず、1階の会場に入ると同時に作品に圧倒されました。
水面や土地を写実的に描いているのですが、近くによると細かな点に色を置いていき、実に自然な風景を浮かび上がらせます。



トップの魅入られた水の流れの画像もこんな感じです。
かつて、アンドリュー・ワイエスという写実的な水底を写し取る画家がいましたが、この先生も違った意味で透明感のある画家ですね。
その緻密な点を感性を高めた自分の色で置いていくというのはなんとも言う言葉が見当たりません。
展示された作品の何点かを紹介しましょう。






もう一度、詳細を観てみましょうか。

こんな感じです。ずーっと離れていくと、オオッって言う感じで実にやさしい自然な風景が現れます。










これはアクリル画です。


あわせて、展示されていた鶴田先生の鉱物コレクション。

先生と話す機会がありました。京都の沢をイメージすると聞きますと奈良の川上村の沢が多いそうです。鉱物探しに行って、違う美しさを持つ風景なんだとそれを切りとって表現してるそうです。

まあ40年間画業に携わって、その才能と感覚うらやましい限りです。先生は私の風貌にも似てかくしゃくとされていました。

鶴田憲次退任記念展は26日まで開催されています。


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