うつ解消マニュアル(脳及び心疾患・癌・認知症・更年期障害等々)

医者や薬は、むしろ症状を悪化させます!
治すのは、自分自身です! 
1回目並びにQ&A及び解説も、必ず読んで下さい!

第18回目 「涙の真実」「宮沢賢治の雨ニモマケズ」

2008年11月02日 16時24分14秒 | 「涙の不思議」と「宮沢賢治」
うつ解消マニュアル
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

第18回目(2008・11・2作成)
(マニュアルは第1回目にあります。常に最新版にしています。)

「涙の真実」
「宮沢賢治の涙」

グー(2007.7.1開設)のブログに開設中
http://blog.goo.ne.jp/kenatu1104





今回は久し振りに、マニュアルを一つ加えたいと思います。

「21 悲しかったら、素直に涙を流すこと。むしろ、積極的に流すこと。
(ストレスホルモンの排出、ストレス解消)」

数年前から、涙もろくなったせいか、よく涙を流すようになりました。
涙を流すようになってから、不思議なことに気が付いたのです。

以前より回復が早いのです。

歳のせいだと思っていたのですが、どうもそうではない。
悲しみに慣れるなどと言うことはないからです。

そんな時、
米国の生化学者のウイリアム・フレイ二世が唱えたある学説に出会ったのです。

博士によると、
涙(98%は水、残り2%は電解質のナトリウム・カリウム・カルシウムなどやアルブミン・グロブリンや抗菌作用のあるリゾチームなどのタンパク)には、
感情の高振りによって出来たたんぱく質を排出し、
感情を平静に戻すに働きがあると言うのです。

博士が行った実験結果は、この仮説を裏付けるものでした。

単なる刺激による(交感神経優位)ものではなく、
感情による(副交感神経優位)涙に、
ストレス反応によって生まれる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が
含まれていることを見つけたのです。

つまり、涙を流すと、ストレス解消に繋がるということです。

まだ感情と涙の関係は良く分かっていませんが、私には衝撃的なことでした。

何故なら、悲しい事があったときは努めて明るいことや楽しいことを考え、
そして行動していたからです。
まして泣くなどと言うことは、決してしてはならないことだったからです。

その上、こうして年齢を重ねるうちに、
涙を堪えることは容易なことではなくなくなりました。

然らばと覚悟を決め、
今まで避けていた悲しい事件や話を積極的に読んだり聞くようにしました。



(北海道旭川市、花菜里ランド)


音楽もそうです。

例えば、

南こうせつの「神田川」
さだまさしの「縁切り寺」や「精霊流し」

バンバンの「いちご白書をもう一度」
夏川りみの「涙そうそう」

井上陽水の「人生が二度あれば」
平原綾香の「明日」

ルクプルの「ひだまりの詩」
尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」

沢田知可子の「会いたい」
伊藤きよ子の「愛する人に歌わせないで」

いしだあゆみの「オアシス」

エリック・サティの「ジムノペディ」
ドボルザークの「わが母の教え給いし歌」

ブラームスの「交響曲第4番」
チャイコフスキーの「交響曲第6番悲愴」

思い出し始めたらきりがありません。


避けていた悲しい映画も観ました。

黒沢明の「素晴らしき日曜日」
山田洋二の「学校」「十五才・学校Ⅳ」

木下恵介の「二人で歩いた幾春秋」
山崎貴の「三丁目の夕日」

小泉堯史(たかし)の「博士の愛した数式」「雨上がる」

海外の作品でも

「芙蓉鎮」
「北京バイオリン」
「晩秋」
「ミリオンダラー・ベービー」
などなど・・・・

沢山の涙を流しました。

そして、ウイリアム・フレイ博士の学説の正しさに気が付いたのです。

やはり、悲しい曲想・歌詞の方が、結局は癒してくれるのです。
映画もそうです。

悲しい曲や映画は、当然深い内容を持っているのですから涙を誘います。
そして、涙を流した方が、その後の立ち直りが早いのです。

泣くことは、恥ずかしいことではありません。
辛い現実を癒やし、深い感動をより強固なものにして、
明日への活力を培っていたのです。

これからは、悲しいときは素直に涙を流すようにしたいと思います。



(北海道美瑛町、ポピーの丘と名付けました)


最後に,
宮沢賢治(1896.8.27~1933.9.21)の
「雨ニモマケズ」
(1931.11.3、急性肺炎で療養中、手帳に書き留めたものである)
を書いて終わります。

私は、この詩がとても好きです。
農民の悲惨な境遇に自分の無力を痛感しながら、
しかし込み上げる思いをこの詩に託したのではないかと思うのです。
きっと賢治は、はらはらと美しい涙を流しながら、
この詩を書いたのに違いありません。


『雨ニモマケズ
風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク
決シテ瞋(イカ)ラズ

イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ

北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ
クニモサレズ

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ』


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4 コメント

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Unknown ()
2008-11-03 23:58:01
確かに涙を流して泣くと、すっきりしますね。以前、私も、人前で泣くということはしないようにしていました。泣いても、しくしくとこっそり泣いていたのですが、ある日、えーんとたくさん泣いたら何も問題は解決していないのに、なぜかすっきりし、どうでもよくなりました。
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Unknown (シニアiwami)
2008-11-12 15:27:20
はじめまして
涙の効用については知っていましたが、”感情による(副交感神経優位)涙に、ストレス反応によって生まれる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が含まれている”というのは初めて聞きました。笑いよりも涙の方が頭をスッキリさせる効果があるようです。
私もストレスについての記事を書いていますので、遊びにきて頂ければ嬉しいです。
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コメント、有り難う御座います。 (猫の生まれ変わり、けん)
2008-11-24 21:57:26
まさん、何時も素直で素敵なコメントを有り難う御座います
これからもよろしくお願いします
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コメント、有り難う御座います (猫の生まれ変わり、けん)
2008-11-24 22:07:10
いわみさん、涙はいいものです。涙は私たちを幸せにしてくれます。それにちょっぴり子供に帰してくれます。
いわみさんのブログを見て、自分のブログに自分でコメントするというアイデアをもらいました。二重の意味でお礼を言います
時々、いわみさんのブログに遊びに寄らしてもらいます。
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