第４３回目 道新 「いずみ」欄 「私、怒っています！」「愛きょうとストレス」「ありがとう、お母さん」

うつ解消マニュアル
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

第４３回目（２００９・８・２１　作成）
（マニュアルは第1回目にあります。常に最新版にしています。）

道新「いずみ」欄からのメッセージ
国保 いずみさん「私、怒っています！」
藤原　久美子さん「愛きょうとストレス」
星野　睦子さん「ありがとう、お母さん」

グー（2007.7.1開設）のブログに開設中
http://blog.goo.ne.jp/kenatu1104





唐突ですが、
今朝の道新「いずみ」欄に書かれていた「私、怒っています！」を紹介します。

国保 いずみさん（５０歳・新冠町）の怒りです。

コンビニの雑誌コーナーに立つ母とその娘・・・
小学３年生位のその女の子が見ているページにふと目をやると、
女性のあられもなく足を広げている絵が書かれていました。

国保さんは、養護学校の先生ということもあったのでしょう、
とっさに「これは子どもの見る本じゃないよ」と耳元に囁きます。

心が優しいだけではなく、まともな大人の感覚を持った国保さんは怒ります。

国保さんの確かで豊かな想像力は、その子に与えたであろう衝撃を読み取ります。
驚き・恥ずかしさ・恐怖・同じ女性への嫌悪感・大人への不信感・・・
ともかく、その子の心は深く傷ついたに違いないと言うのです。

そして、この国の無責任に怒ります。
大人や社会の良識のなさに怒っているのです。

私も国保さんに、全く同感です。

それにしても、子どもの一番近くにいるお母さん・・・
お母さんが子どもの未来なのですよ。


何かやるせない気持ちになって、少し元気を貰おうと、
昔の道新「いずみ」欄を読み返してみました。

やっぱり、心を元気にしてくれるお話がありました。
ひとつはおばあちゃんのこと、
もう一つはお母さんのこと・・・


　　　　　　　


ひとつ目は、
１９９０年に投稿された
藤原　久美子さん（当時３２歳、常呂町）の「愛きょうとストレス」です。

おばちゃん子であった藤原さんは、幼い頃に祖母から言われたことを忘れません。
「器量の良くない子は、愛きょうさえあれば幸せはやってくる」

中学卒業のサイン帳の恩師の言葉は、
「明るく元気なその笑顔、いつまでも忘れずに」です。

藤原さんの器量の善し悪しはともかく、
藤原さんの笑顔は飛び切りに上等で魅力たっぷりに違いありません。

親からは「お調子もの」と言われ、
結婚してからは、
少しでも落ち込んでいようものならば、
ご主人から「何処か身体でも悪いのか」と心配される始末です。

それにしても、
愛きょうを振りまく人生は、
人に気を遣わなければならないから、
少し疲れるし、ストレスもたまるかもしれません。

藤原さんは、時々札幌に遊びに行きます。
そして、知り合いのいないその街を
日が暮れるまで歩き、
ストレスが空っぽになったところで、
常呂町の我が家にもどるのです。

この文章の締めくくりは、
「あの世の祖母の教えを守って、
人間大好きな私は、またお調子者の日々を送るのです」
と、屈託がありません。

藤原さんの笑顔は、きっと美しいに違いありません。
藤原さんの友達は、二重の意味で幸せですね。

だって、藤原さんの笑顔は、
明るい気持ちにさせてくれるだけでなく、
ミラー細胞に写った笑顔は、
自分の笑顔になのですからね。
（以前に書いた６回目ブログ、「ミラー細胞」を参照して下さい）

見事な３０代です。
今は５０代ですね・・・
私と同世代です、是非ともお会いしたいものです。


　　　


さて、もうひとつのお話です。

２０００年に投稿された
星野　睦子さん（当時６２歳、士幌町）の「ありがとう、お母さん」です。

旅先の湯船で、８５歳になるお母さんの背中を流す星野さんに、
「ありがとう、母さんは幸せだよ」の言葉。

お母さんは、４０代で未亡人になり、
まだ小・中学生だった子ども達を育てるために、
昼は畑仕事、夜なべに繕い物までしていたと言います。

藤原さんの忘れられない思い出は、
障害児２人と幼い娘と乳飲み子を抱え、
しょうすいしきっていた時に、
お母さんから来た手紙です。

そこには、こう書かれていたそうです。
「・・・あるお医者様から聞いたのですが、
『世の中には、
普通の子と障害児と必ず生まれてくるようになっているので、
神様は、
しっかりとした父親と優しい母親のいる
あたたかい家庭に障害児を託されたのです』。
神様はあなた方に障害児を二人も託されたのですから、
あなた方は、神様のお目にかなった素晴らしい親なのです。
どうぞ頑張って下さいね。
母さんも一生懸命に応援しますから・・・」

お母さんの愛情たっぷりのこの手紙に、
藤原さんはどんなにか励まされたことでしょう。
藤原さんの人生に、多くの勇気と希望を与えたに違いありません。

素晴らしいお母さんです。
必要なときに必要なことが言える。
優しさと深い愛情があってのことです。


私は、この北海道新聞のいずみ欄から、
どれほどの勇気と優しさを貰ったことでしょう。

私のブログ、
左サイトのカテゴリー『道新「いずみ」欄からのメッセージ』を
クリックして下さい。
ちょっと、幸せな気持ちになれますよ。




検査のお願い

うつ症状は、色々な病気で出る症状でもあります。
必ず、ＭＲＩやＰＥＴのある病院で検査を受けて下さい。
脳血管性障害、アルツハイマー病、脳腫瘍、
頭部外傷、認知症、更年期障害、脳脊髄液減少症等、
色々な病気が考えられます。



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重ねてのお願い
うつ症状は、色々な病気で出る症状でもあります。
必ず、ＭＲＩやＰＥＴのある病院で検査を受けて下さい。
脳血管性障害、アルツハイマー病、脳腫瘍、頭部外傷、認知症、更年期障害等、
それから最近知ったことですが、脳脊髄液減少症かも知れません。