岩井志麻子の
「嫌な女を語る素敵な言葉」を読んでる。
この人は「ぼっけぇきょうてぇ」が最高だけど
「岡山女」や「東京のオカヤマ人」みたいな連作もいける。
陰鬱でじっとりとした独特の語り口が
人間の腹黒さ醜さに起因する怖さを際立たせて
なんとなくいやぁな読後感に浸れること請け合い。
今まで岡山弁での作品だけ読んでたので
標準語での語り口に最初違和感があったのだけど
この人ならではの「いやらしさ」に満ちたストーリーに
すぐに違和感は消えてった。
人が「見たくない」
「自分にもあるとわかってても認めたくない」
「不快にも自分とダブってしまうこと自体が許せない」
誰もがもつ人間のいやらしい、醜い、薄汚い部分を書かせたらうまい。
しつこくなりすぎない匙加減もうまい。
おんなじように、日常の中の人の普遍的な悪意やいやらしさを書くのがうまい作家に
若竹七海がいるけど、彼女はライトに笑えるコージー・ミステリだけど
岩井志麻子は直球勝負で書いてくるから、さらにいやらしい。
雑誌で連載してるエロエロなエッセイなんか読んでても
やっぱどっか目線が「いやらしい(この場合、二重の意味で)」
この人、同郷なの。
おんなじ岡山人。
岡山女て、気が強くてしたたかで、結構、いやらしいんだよね。
「嫌な女を語る素敵な言葉」を読んでる。
この人は「ぼっけぇきょうてぇ」が最高だけど
「岡山女」や「東京のオカヤマ人」みたいな連作もいける。
陰鬱でじっとりとした独特の語り口が
人間の腹黒さ醜さに起因する怖さを際立たせて
なんとなくいやぁな読後感に浸れること請け合い。
今まで岡山弁での作品だけ読んでたので
標準語での語り口に最初違和感があったのだけど
この人ならではの「いやらしさ」に満ちたストーリーに
すぐに違和感は消えてった。
人が「見たくない」
「自分にもあるとわかってても認めたくない」
「不快にも自分とダブってしまうこと自体が許せない」
誰もがもつ人間のいやらしい、醜い、薄汚い部分を書かせたらうまい。
しつこくなりすぎない匙加減もうまい。
おんなじように、日常の中の人の普遍的な悪意やいやらしさを書くのがうまい作家に
若竹七海がいるけど、彼女はライトに笑えるコージー・ミステリだけど
岩井志麻子は直球勝負で書いてくるから、さらにいやらしい。
雑誌で連載してるエロエロなエッセイなんか読んでても
やっぱどっか目線が「いやらしい(この場合、二重の意味で)」
この人、同郷なの。
おんなじ岡山人。
岡山女て、気が強くてしたたかで、結構、いやらしいんだよね。