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ケンタシノリのバルコニーから眺めて

勘太と夜中の便所(その14)

 お千代の手でおねしょぶとんがほされる度に、勘太は顔を赤らめながら下を向くばかりです。
 大きな地図を書いては泣きべそをかく勘太の様子に、お千代はある言葉をかけました。
「そんなに泣かなくても……。おふとんにでっかいのをえがいても気にしないから」
「本当に?」
「本当だよ。だから、もう泣かないの」
 勘太は、お千代の言葉に耳をかたむけると新しい腹掛けをつけることにしました。

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