分かる人だけ分かって頂きたいこと ３４

このところ、他球団の応援歌の情報を仕入れるべく、応援歌を取り扱った各種サイトをさまよい歩いている。
ネット上に公開されている応援歌関係のサイトは、その大部分が、球場で録音した物を即座に編集してアップしたり、新曲が出来たといっては球場に足を運び、耳コピでmidiを打ち込んで曲を作成するその苦労たるや、察するに余りある。応援歌を求めて彷徨うことが出来るのは、ひとえにこうしたサイトの管理人の方々のご尽力の賜物であると、畏敬の念を送らずにはいられない。

しかしながら、大部分の応援歌サイトには大満足できる反面、時折困ったところと出くわすのも、また事実である。
具体的には、

１・実録系を謳っておきながら、サイト管理者本人の、とても聞くに堪えないような声が吹き込まれていて、価値が大暴落していることがある。

２・midiで作成したのはいいけれど、あからさまに音程の外れた音をアレンジして一人悦には入っている作成者がいる。

前者に関しては、管理人本人には全く悪気があるわけでもなく、本人の持って生まれた資質なので致し方ない部分はあるのだが、それを差し引いても、実録系としてワールドワイドにまき散らすにはいかがなものかと。
後者に関しては、作成者の音楽的センス云々のレベル以前の問題で、日頃音をどのように感じているのかが問われよう。
midi打ちの関係で、曲を転調せざるを得ないような状況ならいざ知らず、せっかく元ネタがいい曲でも、アレンジした人の無神経な音いじりで、せっかく応援歌を紹介しているはずのスペースが、ただの騒音をまき散らしているだけに過ぎない…という、とても残念なサイトもある。

このところ、応援歌も、一時期の「メジャーリーグと対比した視点における」騒音扱いに比べれば、かなりふんだんにマスコミにも取り上げられるようになってきている。
それだけに、管理人諸氏におかれましては、応援歌を騒音といわしめないように、ひとつ心がけて頂きたいものである。応援歌は、日本の文化でもあるのだから。