優勝から一夜明けて

いや、全く眠れなかった。
やっぱり身体が興奮しているとこうなるんだろうねえ。
夜中に余韻に浸りながらブログを更新してちょっとだけ眠りについたものの、朝の「ズームイン・スーパー」で放映される自分の恥さらしが気になって、結局ろくすっぽ眠れず。声はがらがらだし。
仕方ないのでお昼に寝ることにして、コンビニへ行ってスポーツ紙をまとめ買い。ついでに１面だった千葉日報まで買ってしまったよ。総勢９００円の投資。マリーンズ優勝の紙面を傍らに置きながら、昼に睡眠剤を飲んで眠った。
なによりも、昨夜韓国亭でドラム代わりにバシバシテーブルを叩いていた右手が痛くて痛くてじんじん来る。気がついたら右手の手のひらもテーブルも血で真っ赤。痛みを感じずに叩いていたのだから相当興奮していたのだろう。こちらとしても応援団長をマスターから頼まれ、集まったお客さんも、どちらかといえばマリーンズファンと言うよりはただで食える焼肉と優勝がかかった一番ということで集まったであろうと思われるライトな層が多かったから、この人達をマリーンズの応援のリズムに乗せていくのが大変だった。そしてなにより、全国に晒されるテレビクルーが撮影していたのだから、下手な応援はできない。とにかくここにいる人たちの気持ちを福岡に届けようと必死だった。口ラッパは恥ずかしいから選手の応援歌はなかなか出来ないし、ロッテの応援に不慣れな人たちが集まっていたから、選手の名前のコールを多用してその場を凌いだ。
しかもあんた、おばあちゃん逆転タイムリーの後が更にランナー２塁ともなれば、回も８回だったからこりゃもう大チャンステーマ発動という流れでさあ大変。
御陰様でテーブルと手は真っ赤に染まっちゃった…。
それも優勝した興奮で痛みは忘れていたのだが、やはり一夜明けたら痛み出した（笑泣）。

夕方からはまた韓国亭で、仲間内の祝勝会が行われた。
福岡まで応援に行っていた知人は声が枯れ、名誉の傷を負った感じでかっこよかった。知人が福岡から持ってきた「I BELIEVE」という応援幕をお店の中に貼り、集まったみんなでサインを入れていった。最初こそみんな普通に書いていたが、そのうちどこのかわじゅうさんとは言わないが、ともだ○ンコ○ンコなどと書いてしまい威厳は半減（笑）。
でも、俺たちはやったんだよな…。
福岡で声を嗄らし、韓国亭で名誉の負傷を負い、マリンスタジアムで祈り、ラジオやテレビの前で願っていた思いが、一つになって結実したのだなと、今更になってやっと実感が沸いてきた。俺たちって、どえらいことをやりとげたんだなあ…。