これはひどい

地震名称で上越の県議が失言(新潟日報) - goo ニュース

「中越沖地震」の名称をめぐり、上越市区選出で民主党の梅谷守県議(33)が21日、「『上』の字が入らなくてよかった。中越には地震のイメージを一身に背負っていただくというネーミングになったことで実はほっとしている」などと、同市で開かれた参院選比例代表候補者の応援であいさつした。被災者からは「被災地への配慮に欠けた発言」などと反発の声が上がっている。

　会場の約200人を前に梅谷県議は「初め上中越沖地震になりそうだった。『上』が入ることで上越にまで地震のイメージが出ると懸念していた」と発言。「県全体でみたら申し訳ないが、中越に泥をかぶっていただく」と話した。

　新潟日報社の取材に対し梅谷県議は「観光面などで風評被害が広がる中、少しでも拡大をとどめたいという気持ちからの発言だった。もちろん上越の被害も認識している」と真意を説明。「中越の方に対し失礼で、軽率な発言だった。訂正したい」と謝罪した。

　梅谷県議は東京出身で、４月の県議選に上越市区から立候補し、３位で初当選した。中越沖地震では同市も震度６弱を記録。重軽傷者117人、ピーク時には約１万4000世帯が断水し、243人が避難するなどの被害を受けた。

　梅谷県議の発言について、避難生活を強いられている柏崎市田塚の会社員是久淳さん(41)は「被災者のことを人ごととしか考えていない」とあきれ返った様子。同市三和町の中野寿美郎さん(69)は「上越地域にも被害を受けた所はある。『良かった』と言うこと自体もおかしい」と厳しい口調で話した。

この一件は「まぬけニュース」のカテゴリに入れたけれども、このニュースを「まぬけ」扱いするには、あまりにも上中越の皆さんに失礼な一件だと思う。
新潟も、柏崎刈羽原発の火災事故などで相当な風評被害が出ていて、山形県境にほど近い、村上市の瀬波温泉でさえも、「原発による環境汚染が怖い」として、予約のキャンセルが相次いでいる。村上と柏崎は１００キロ以上離れていて、原発の直接的な被害はおそらく被らないだろうと思われているのに…だ。
今回の地震は、なにも中越だけに限らず、長野県北部、新潟県全体に、ようやっと新潟県中越地震で立ち直りかけたところに、更なるダメージを与えた。そこには上越だろうが中越だろうが関係ないと思われるのに…。

この県議、もちろん地元上越市の被害も承知の上での発言で、自身のＨＰでも謝罪する旨の一文を掲載しているので、あまり責め立ててやるのもどうかとも思うけれども、この県議はおいらと年があまり違わない３３歳。「若気の至り」で果たして周囲が許してくれるかどうか。いや、「若気の至り」では済まされないだろうねえ…。

っていうか、ミンス…。
詰めが甘すぎるぞ、民主党！！

民主党と言えば、先日新潟県入りして募金活動をしていた議員さん一行を、「黄門様の珍道中」などと表現して相当な叩かれようをしたばかり。その表現をしてしまった議員さんもきっちり「こういう表現をしたことはよろしくなかった、お詫びしたい」と、ネット上での謝罪としてはこれ以上ないと言うほど、自らの非を認めた上で謝罪しているから、これ以上叩くのもどうかとは思うが、自民党の対抗馬たる民主党がこの有り様では、とても我々は民主党を信頼しようとは思えない。
民主党も、安倍総理が地震被災直後に被災地に現場に飛んだことを批判する前に、自らの足下を正したら如何だろうか。一国の宰相が、地震発生直後に、わずか３時間であれ即座に現地入りしたというのに、対抗すべき民主党が横やり、失言のオンパレードでは、打倒できそうな政権も、何年かかっても打倒できまい。なんとかして現地入りを果たした一国の宰相、それに比べて野党第一党と言われる政党がこの体たらくでは…。

しかし民主党、昨年２月のホリエモンメール騒動の永田といい、どうして政権打倒のチャンスが訪れるたびに、こうも自爆してチャンスを逸することばかりするのだろう…？