小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

さよならまた明日 言わなきゃいけないな しょの2

2010-09-23 00:56:21 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
そんなわけで、旅立ちは池袋駅西口から始まります。

この旅の前段は、こちらからどうぞ。

さよならまた明日 言わなきゃいけないな しょの1

え~皆さんこんばんは。
時計の方は9月5日の午後7時を指しております。
今日の旅立ちは「ムーンライトえちご」なので、えちごが池袋を出るのが23時10分過ぎ、大宮が23時40分頃なので、別にこんな中途半端な時間に池袋に出てくる必要もないっちゃないのだが、ついつい勢い余って早めに出てしまったので、早めに出て、深夜まで池袋くんだりで暇をもてあましている必要はないし、どちらにせよ北鴻巣0時01分発の新前橋行きを捕まえないと、青春18きっぷが一枚無駄になるので、どうせなら、この時間に都内にいないとできないようなことをやっておこうかと。

この時間で「やっていない」ことというと、実は一つございまして。

東武東上線「TJライナー」の試乗が済んでないんです。
別にTJライナーでなくても、クロスシート装備の50090系に乗ってみたいという願望は以前からあって、今年3月で退役した、金沢の489系を使用した
「ホームライナー鴻巣」のお別れ乗車がてら、鴻巣から東松山までバスで出た帰りが、TJライナー送り込みの50090系使用の池袋行き快速急行に乗ってみるチャンスだったのだが、あろうことかバスが東松山に着いたのと、快速急行が東松山駅に滑り込んできたのが同時だった…。
だったら20時発の小川町行きTJライナーを試し乗りすれば、小川町から寄居に出て、寄居から秩父鉄道で熊谷に出れば良し。新幹線停車駅の熊谷なのだから、0時頃まで暇がつぶせる場所の一つや二つくらいあるだろう。

そんなわけで、キャスターバッグをゴロゴロしながら池袋西口をふらついてみる。さすがにロマンス通りの奥の方まで行くことはないがww
ロマンス通りの「天下一品」で夜食を取り、西口をぷらぷらしていると、西口公園でなにかしらのイベントを行っているようなので立ち寄ってみる。



タイのお祭りみたいですな。

そんなわけで、東上線TJライナー搭乗。
TJライナーの整理券って、券面にQRコードが印刷してあって、5番線の改札を通る時、QRコードを機械にかざして通るんですな。いつも京成のイブニングライナーだと、特急券に鋏を入れていくので、「ハイテク機器」の導入にはビックリ。
で、このTJライナーの整理券って、QRコードが印刷されているためなのかどうか、切符の裏が磁気処理されてないんですな。間違ってこの切符を自動改札に突っ込もうものなら、間違いなく自動改札が券詰まりを起こしそう…。



当たり前の話だけれど、クロスシートの回転は、全て自動です。



車内は通勤仕様の車体の窓割りに強引にクロスシートをあてがったので、窓割りが合わないのが玉に瑕。閑散時はクロスシートを窓に向けて平行に並べ、ロングシートとしての運用もできるから、こうしたクロス・ロング車の宿命と言っても差し支えないだろう。



TJライナーは、池袋を出ると、ふじみ野まで止まらない。和光市や朝霞、志木といった、東上線の主要駅を飛ばし、あくまで遠距離客の着席目的で運行されているので、手近な駅には用はないのである。沿線途中の主要駅を敢えて飛ばす施策は、有料特急を設定している会社ならどこでも行っており、京成のイブニングライナーも船橋は止まらないし、京急の「ウイング号」も横浜には止まらない。
…まあ、池袋発車時点より、無料開放されるふじみ野以遠の乗車率が良いのもこうした列車の宿命でもある。
川越市では、池袋19時51分発の森林公園行き急行を追い抜くので、川越市から急に人がごった返す。といっても、この先で止まるのが坂戸と東松山なので、移ってくる乗客はコレに小川町と小川町以遠の乗客に限られるから、混雑という点では、川越市から先が各駅停車になる急行に比べれば天地の差だが。

1時間強で小川町着。すぐに寄居行きがあるので乗り換え。
小川町ではずっとドアが開けっ放しだったらしく、車内はけっこう虫が暴れ回っている。
まあ、この時間にローカル線に乗っても、車窓なんて別に見えませんからねえ。
それに何度か乗っているしね、この区間は。
15分ほどで寄居着。
時刻表を確認すると、4分ほどで秩父鉄道の熊谷方面羽生行きがあるようなので乗り換え。別にすぐ乗り換える必要はないのだが、寄居みたいな片田舎の駅に、1本見送ってずっと居座るようなところでもなかろう。ましてや昼間ならともかく夜中だし。
で、秩父鉄道。
いや、熊谷に24時までにつけばいいのだから、今度の列車がいつだとかなんだとか…というのは正直関係がない。
元国鉄101系電車が来るか来ないか、それが問題だww
元都営三田線の6300系なら全車冷房完備だから、それはそれで有り難いのだけれど、せっかくまだ101系が走っているのだから乗ってみたい。
ましてや夏の夜となれば、お楽しみは少々ある。
24分は何かな?東急から来た奴だったら見送ろうかな…と思っていたら…。

101系一発ツモキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!



高度成長期の通勤輸送を一手に担った旧国鉄101系が、秩父鉄道で最後の活躍を続けているが、車齢はゆうに40年を超えており、車両の老朽化は如何ともしがたく、東急から廃車になった車両を譲り受けている動きもあることから、今後の動きは予断を許さない車両である。
しかし、秩父鉄道では101系電車が生きているのに、首都圏のJRからは、2006年限りで、101系の後継車である103系が消えてしまったのは、皮肉と言うほかあるまい。

この秩父鉄道を走る101系の大きな特徴は、冷房車両にある。



秩父鉄道の列車は、SL列車を除いて3両編成。元101系の1000形は、編成の両端だけが冷房車。つまり、中間車両には冷房がついていないのだ。

当然中間車両に座を占めるでしょ?ww



う~ん…。

暑い。

いくら風が来るとはいっても所詮は非冷房車、冷房車に比べたら涼しさはいかんともしがたい…。
窓を開け放ち、扇風機がうなりを上げて熱気をかき回し、駅に着いたらドアが青くのを待ちきれないとばかりに羽虫が襲来するのは、この季節の地方を走る非冷房車の風物詩でもあったのだが、さすがに今となっては虫さんもうっとうしい…。
でも、今の大学生が生まれる平成初期までは、JR、私鉄共に非冷房車が平気で残っていたんだよなあ…。1990年代前半までに、ほとんどの車両が冷房化されたけどね…。

非冷房車に揺られて30分ほど、21時55分に熊谷着。

…。

さてどうしよう…。

こんな時間に熊谷についてみたはいいけれど、駅前に降りたらば、マックと飲み屋が店を開けているだけで、どうせならネットカフェで少し身体でも休めるか…と思っていたのに、それらしい店舗が、いわゆる「ビデオ鑑賞」のお店と同居しているようなところではさすがにぞっとしない。
マックのカウンター席を覗いてみたら、コンセント装備の席があったので、ここでケータイをフルに充電しつつしばしの休みを取りますか。
っつーか、埼玉新聞を置いているマックとかww

…。

(約2時間ほどお待ち下さい)

…。

青春18きっぷは、明けて9月6日0時になったところで改札にスタンプを押して貰って始動開始。
熊谷0時12分発の新前橋行きに乗れば、高崎でムーンライトえちごに乗り継げる算段。ひとまず空いていたクロスシートに座を占めて、まずは寝酒替わりの一杯。むは~。

そんなわけで、高崎。





車両は元「グレードアップあずさ」用の車両が含まれているので、今日は大宮車の担当。
車内は結構な乗車率。
見るからにの鉄ヲタも多いけれど、熟年層もそれなりに乗っていて、青春18きっぷの人気の高さを伺わせる。

しっかし…。

蒸し暑い…orz



冷房がガンガンに効かされて寒いくらいよりはよっぽどマシかも知れないが、マジで扇風機が欲しいほど蒸し暑い。
何とか少しは寝るのに成功したかも知れないが、すぐに目が覚めちゃうし…。
それに、減光はおろか、車内改札までなかったぞ。
いくらなんでも、夜行列車の運営に対して、あまりにも手を抜きすぎではないのかい、JR東日本?
減光もして欲しいところだが、一説によれば今年だか去年からだか、えちごの減光はしなくなった…という話を聞いたことがあるのだが、まぶしいから寝られなかったというのもあるけれど、指定席のチェックにすら車掌が回ってこないとはどうしたことか。無札だったら間違いなく知らぬ存ぜぬで押し通せるし、いくら深夜1時過ぎとはいえ、減光しないサービスダウンまでしているのだから、せめて指定席のチェックくらいはするのが本筋だろう。でなければ運賃、料金取りこぼしに即刻繋がるし、そうした損失がサービスダウンに繋がっているとしたら、もはやJR東日本は公共企業体としての体をなしていないというそしりは免れないと思うのだ。

「えちご」車内で眠れぬ夜を過ごしたおいら。
何とか寝ようと思ううちに長岡に着くものの、そこで思いも寄らぬアクシデントが待ち構えていたのだった。
(この先続く)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
必ずしも「運営の手抜き」とまではいえないのでは (さすらいの8143)
2010-09-25 00:37:57
こんばんは。
車内改札がなかったのは、車掌が怠慢なのではなく、既に手持ちの端末で各座席の乗車区間を全て把握しているため、車内改札をやらなくてもよくなったからではないんでしょうか? JR東日本では新幹線の車内改札をかなり前からやらなくなっていますし、私鉄でも近鉄や小田急ではやっていません。その代わり、指定された席と異なる席に座っている人だけ指定券をチェックすることにしているようです。
そのような傾向が、在来線にも飛び火したということなのでは…?
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そうなんですかね? (小馬太郎兵衛)
2010-09-25 20:00:37
在来線の全車指定席の臨時快速で、指定席が埋まっているかの端末を持っている…というのは初耳です。新幹線で行われているシステムが、臨時快速にまで波及したのでしょうか?
車掌は車内を巡回はするものの、いつもだったら(というより「えちご」乗車自体が6年ぶりということもありますが)早い時間で指定席チェックに現れる車掌が来なかったので、どういうシステムになったのかな…と思ったのです。
ご指摘ありがとうございました。
ちょいと調べてきます。
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