小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

スポニチとニッカンはどちらが狐でどちらが狸か

2009-04-16 01:36:42 | 千葉ロッテマリーンズ
同じロッテのネタを、試合のネタとこのネタの2つに敢えてぶった切るのは、書き散らしているおいらは元より、こんな駄文におつきあい頂いているありがたき読者の皆様方には、二度手間と言うほかなくて大変申し訳ないのだけれど、さすがに今日ばかりは、今朝方のこのネタを書かずして寝るわけにはいかん(笑)。

ってゆーより、試合のネタにこんな話題が入るよりは、敢えて試合と切り離したエントリにした方が、より試合に集中できてよろしゅうございますでしょ。
とゆーわけで、新聞休刊日明けの火曜日に日刊スポーツに頭をバコンとやられる特ダネをやらかされて涙目のスポニチが、球団関係者の誰かに泣きついてコメントを貰ってきた(と推測される)このネタから。

ロッテ新監督に“世界一コーチ”与田氏浮上(スポーツニッポン) - goo ニュース
ロッテが来季新監督の最有力候補としてOBで千葉県出身の与田剛氏(43、野球解説者)をリストアップしていることが14日、分かった。球団では今季限りでの退団が決まっているボビー・バレンタイン監督(58)の後任人事に着手しており、WBC日本代表投手コーチとして日本を2大会連続世界一に導いた与田氏の手腕を高く評価。既に水面下で招へいを模索しており、近日中に本格交渉に入る。

 球団改革を推し進めるロッテの新監督候補に“世界一コーチ”の与田氏が最有力候補に浮上した。今季が4年契約最終年のバレンタイン監督は任期満了による退任が決定済み。球団では複数の候補者から絞り込み作業を行っている段階で、球団関係者は「若くてさわやかな与田さんは、主力に若手が多いロッテの新監督のイメージに合う。WBCでの実績も大きい」と明かした。

 既に瀬戸山球団社長は新監督について「候補には若い人をリストアップする」と明言。チーム、組織の活性化に向け、大幅な若返りを図る方針を示している。与田氏は球団OBで千葉県出身、年齢的にも43歳と若く条件的に申し分ない。球団側では昨オフも投手コーチとして入閣を打診。ただ当時は早々に1軍全コーチの留任が決定していたこともあって、ポストの調整がつかずに最終的に見送りとなった経緯がある。バレンタイン監督退任後の今オフはコーチ陣の配置転換が確実で、与田氏入閣は既定路線。WBCで世界一の投手陣をまとめ上げた実績も加わり、一気に新監督の最有力候補としてクローズアップされた。

 そのWBCで与田氏は、大リーグ中継などでの卓越した野球理論を評価する原監督に投手コーチの要請を受けてブルペンを担当。ダルビッシュ、涌井ら若手投手陣の良き兄貴分として手腕を発揮した。3月15日(日本時間16日)のキューバ戦では5点リードの試合終盤、山田投手コーチから救援陣もベンチで応援するよう指示を受けたが、与田氏は選手との間に入って猛反発。「試合は何が起こるか分からない。最後まで準備をするのがプロの仕事」。それだけ情熱的で、常に選手目線で考えての行動力は魅力的だ。

 千葉県内の社会人クラブチームで投手コーチを務めるなど、球団が推進する地域密着の活動も積極的に行っている点も見逃せない。WBCから帰国後は、今月9日に千葉・君津市役所を表敬訪問。20日からは同市庁舎でWBCで着用した背番号92のユニホームと帽子が展示される。

 今季は球団創設40周年の節目の1年。根強い人気を誇るバレンタイン監督の後任監督は全国区の知名度が重要との声もあり、その点においてもWBCでの実績、そして今月からNHK「サンデースポーツ」のキャスターを務める与田氏なら文句なし。新生ロッテをアピールするにはうってつけの存在で、近く本格交渉に入るとみられる。

 ◆与田 剛(よだ・つよし)1965年(昭40)12月4日、千葉県君津市出身の43歳。木更津中央―亜大を経て89年ドラフト1位で中日入団。1年目から新人最多の31セーブで新人王と最優秀救援投手のタイトルを獲得。96年シーズン途中に内藤とトレードでロッテ移籍。翌97年に自由契約となり、98年日本ハムにテスト入団。00年には阪神にトライアウト入団も1軍登板はなく、同年現役引退。引退後は野球解説者のほか、社会人野球クラブチーム「サウザンリーフ市原」や全日本女子野球の投手コーチに就任。夫人は元TBSアナウンサーの木場弘子さん。


スポニチは瀬戸山一派の(以下自主規制

これまで散々フロント側につき、ボビーをこれでもかこれでもかと貶めまくってきたスポニチが、とうとう新聞休刊日明けに日刊スポーツに出し抜かれ、関係者という関係者に泣きつきまくったのは、紙面や行間からも大いに読み取れようというもの。
ご丁寧に「昨日のニッカンはフライング記事である」と言わんばかりに、瀬戸山社長にこんな台詞を言わせて防御している。

ロッテ瀬戸山球団社長「一本化はしていない」(スポーツニッポン) - goo ニュース
ロッテ・瀬戸山球団社長はこの日、現時点での来季監督について「案はいくつかあるが、球団内で意見を一本化はしていない。まだ何も決まっていない」と説明した。2月には石川球団副代表が西村ヘッドコーチ、高橋打撃コーチの名を挙げており「内部昇格の案も検討している」と同社長。その上で「西村コーチは候補の1人ではある。それは2月にも石川が言ってある。2軍監督は高橋コーチというのも案の一つではある」と続けた。球団内では外部招へいの場合、与田氏以外にもOBの村田兆治氏らを推す声もある。同社長はできるだけ早く方針を決めたい意向だが、正式発表の時期については「終わった時点で速やかに」と今季の全日程終了後とする考えを示した。


…なんちゅーか。

ス ポ ニ チ 必 死 だ な 。

防御策の一環として瀬戸山社長にコメントを求めたら、防御策のつもりが実は思いっきり煙幕を張られた格好に。事実、このコメントを読む限り、瀬戸山社長は火曜日の日刊スポーツの報道は一切否定していない。
ここまで煙幕を張られたら、スポニチも引くに引けない形だけれど、締めの文言にもあるとおり、シーズン終了後まで黙っておく方が良いのかもしれない。その方が、期間をおけば読者もこんな事があったなんて忘れるだろうし、シーズン終了が近くなれば、次期監督候補なんていくらでも書き立てることが出来るのだから。

…まあ、少なくとも、俺はネタにするけどね。

あなた方お得意の「じゃーなりすてぃっく」な視点から、このような報道合戦があったことを、冷静に記録に留めておくとしますよ。

このスポニチの涙目の取材活動を尻目に、日刊スポーツは余裕で瀬戸山社長に念押しの裏取り。

ロッテ瀬戸山社長「西村昇格は常識的」(日刊スポーツ) - goo ニュース
ロッテ瀬戸山球団社長が14日、千葉市内の球団で記者会見し、来季の新監督について西村徳文ヘッドコーチ(49)が監督候補の1人であることを認めた。同社長は「まだご報告できる段階ではない。内部昇格を検討していることは事実です。重光オーナーとオーナー代行には、1軍のヘッドコーチを昇格させるというのは常識的だという話はしている」と説明した。すでに球団内では西村ヘッドの監督昇格と高橋慶彦打撃コーチ(52)の2軍監督就任の方針で固まっている。

 またバレンタイン監督については、任期満了に伴う今季限りでの退任をあらためて明言。「監督には有終の美を飾ってもらいたいと思っている。監督、コーチ、選手、スタッフ、フロントが一丸となって頑張ってもらいたい。ファンの皆さんにも今年のチームを是非応援してもらいたい」と話した。


記者会見と言うから、間違いなくスポニチの記者と日刊スポーツの記者が同席しての会見だと思うのが、両社の瀬戸山社長のコメントに関しては、同じようなニュアンスであっても、両社では意図してコメントを切り貼りしている部分が見え隠れしてなかなか興味深い。記者会見で発した言葉ですら、マスコミというバイアスがかかるといとも簡単にコメントが正反対に料理されてしまうのだから、その昔、おいらが専門学校の入学式で、田原聡一朗の講演を聴いた時に、氏がしきりに何度も「世の中には『事実』というものはありません」と言っていた事を思い出して、ふと氏のあの台詞もむべなるかなと。

で、ですよ。
ここでもう一つ興味深い事実が。

日刊スポーツ=西さん
スポニチ=与田さん

つまり、少なくとも球団関係者の中には、それぞれの名前をリークした人間がいるということ。しかも2人。
もはやリーク合戦の様相を呈しており、怒る気すら失せるほど。
日刊とスポニチと、2人の記者に同一人物が違う名前をリークしたとも思えないしねえ…。

…で。

※なんとかさんご推奨とされるあの人は(以下略

2軍の監督候補に挙げられてますが、どうなんでしょう。

昨今の景気と同じように、日々事態が刻々と変化するあたりは、5年前の球団再編問題の時と、まるで動き方が一緒。なにせ開幕時より明らかにファンの雰囲気が違うものになっているのだから。
当時と似て非なるところは、以前にも触れたけれど、当時は「合併反対」が絶対的正義であったのに対し、今回は何を持って「正義」とすべきかさっぱり分からないところ。それ故に、一連の動きに対するファンの反応は、ある意味民主主義的な機能が立派に果たされていると安心できるくらい様々。

半年後にこの記事を読み返した時、果たしてこの中に、正解はあるのだろうか。
もしかすると正解はないのかもしれない。
この記事の中に、「事実」は隠されているだろうか。

しかし、マスコミも「馬鹿試合」いや「化かし合い」ですなあ…。

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5 コメント

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狸!! (陀羅尼助丸(初夏の陽気ですなぁ…))
2009-04-16 02:48:34
狸派という訳ではありません!。
ただ、今日…夕暮れの山道を運転してたら道の片隅に佇む~狸さんと遭遇したもんで…(→o←)ゞ。
で、私自身…この時期に次期監督を考えるなんて到底!出来まへん!。
そりゃあ…ボビー続投が一番ですが、、それは無理!の現実。
じゃあ…あえて言うなら、先日の神戸でブルペン前参戦してて目に付いたのが⇒#81・成本年秀ブルペンコーチ。
失点や失投の度に熱く叫び~フェンスを蹴り上げてましたね。
監督には不向きかも知れませんが、貴重な人材だと思います。
それより…祝!連敗ストップ。
やれば出来る!vv。
まぁ~小馬さんの“18番台詞”「自分達の遊び場は自分達で守れ!」⇒全くの同感です。
“俺達の誇り”を熱唱するなら…その歌詞に筋を通せ!ですな。
可能な限り!球場に足を運び~今日の勝利、負けたなら明日の勝利を信じて…声援を送り続ける!。
決して!観客動員数を落としてはならない!。
↑とても!重要な事だと思います。
余談ですが…⇒先日、入手した「星軍・風船手袋パンチ」。手のひら側には“BayStars”のロゴがあるんですが…、手の甲側には「俺達がついている!!」の文字が…。
どこかでお馴染みの台詞ですが(パクリやん!)、パッとしない球団はどこでも同じ想いなんでしょうね。
返信する
そんな訳で… (陀羅尼助丸(度々!失礼な胃腸薬))
2009-04-16 03:10:41
「俺達の遊び場は俺達で守らなきゃ~ダメなんだ!」
⇒人それぞれの想いや表現方法はあるだろうけど…ね。
そんな訳で、ゴールデンウィーク期間中のマリンか…明けてスグの⇒週末絡みの楽天戦@マリンのどちらかを参戦予定であります(只今、検討中)。
後者の楽天戦の方が有力かな…。
この世にロッテ球団が存在する限り…、あくまでも私流ですが~可能な限り!明日の勝利を信じて~現場で声援を送らせて頂きます(^O^)ゝ!。
また~その時は、小馬さん~よろしくです(^O^)ゝ!。
返信する
おそらく… (小馬太郎兵衛)
2009-04-17 01:43:33
2004年の球団再編問題をくぐり抜けてきたファンからしてみれば、その再来となりかねない流れに嫌気が差しているのは事実なのですが、あの時に散々嫌な思いもしているので、今回はおそらく「頼むから目の前の試合に集中させてくれ」というところでしょうし、それはみんな一緒だと思います。
ただ、先にも挙げたとおり、外野で繰り広げられているゲーフラや横断幕がライトスタンドの総意というわけではありません。ここが一番難しいところなのですが…。

ただ、やっぱり長くファンを続けていたら、どうしてもそれぞれに「越えてはいけない一線」は存在するでしょうし、それを踏み越えてしまった時には、場合によっては怒ることも重要だと考えます。
だから余計に難しいんです…。

GWに兄さんとうまい酒が飲めることを、今から心待ちにしています。

ロッテで飲める酒は、本当においしいんですから。
そのために生きているようなものですよ、あたしなんて。
なにせロッテファン3人集まったら2人壊れるほどですから(笑)。
返信する
おっしゃる通り (雷庵博人)
2009-04-17 09:40:42
>>今回は何を持って「正義」とすべきかさっぱり分からないところ
そこなんですよね。今回の騒動が「合併反対」や「出てこい広岡」「インカビリア・フォエバー」の時と違うのが。単純にファンが一枚岩になれない。

ファンそれぞれの意見があって、それぞれが主張する形。政党政治みたいだね。

ところで、4月末の西武ドームはお越しになりますか?ネタゲーフラを大挙して動員しますので、お楽しみに。
返信する
西武ドームなら (小馬太郎兵衛)
2009-04-18 10:51:06
ゲーフラはある程度出しても警備はすっ飛んで来ないでしょうね。
西武ドームは土日どちらか、もし行ければ金曜日に出向きたいところです。
お会いできるのを楽しみにしています。

ボビー残留も、その裏にあるロジックを説明しないと、ファンはみんな単純に「ボビーを残して欲しいだけなのね」と思ってしまいますよね。
事の発端は監督人事にあるのは間違いないですが、その先にあるフロントの騒動までひっくるめて説明できていたら、単純にボビーが残ればそれでいいとかという話ではないと説明できるのですが…。
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