先週末、JR関西本線で「敷地外から撮影すべし」という「敷地外」の「し」の字すら読めない数名が引き起こした、列車立ち往生事件に端を発し、マナーに対する議論が活発になっているようです。
「撮り鉄」本格捜査へ 「犯罪行為」「タブー」 マナーめぐり論議(産経新聞) - goo ニュース
この記事に至る前段の概要はこちら。
「撮り鉄」本格捜査へ JR関西線侵入問題立件視野 大阪府警、来週にも実況見分(産経新聞) - goo ニュース
この事件が発生したのは先週日曜日。
事件の概要を見ると、そりゃもう酷いもので、お座敷列車「あすか」の前(何本前の列車かは知りません)の定期列車の運転士が、敷地内に人が立ち入っているのを発見して急停車、「あすか」目的の自称鉄道マニア達だったようで、運転士が敷地外への退去を説得したのに頑としてその場を動かずに、結果警察が出ずっぱり、列車は現場で30分以上の立ち往生を余儀なくされ、運休列車も多数発生するなどの「被害」が出ることになった…という、誰が聞いても呆れて言葉も出ないような有様。
正直、被害届を提出するならとっとと出して、己の趣味のために列車を止めても全く悪びれることがないという、おおよそまともな教育を受けてきたとは思えぬ者どもを分捕って欲しい気持ちもある反面、JR西日本からすると、今回の出来事を「最後通牒」という形にしたいのかなあ…とも思ったりして。
先日、京浜東北線209系ラストランでの出来事について、「人のことをとやかく言う前に、我々鉄道ファンがどう変わっていくべきか、まずは我々から態度で示そう」という旨の記事を書き、少なからず反響をいただいた直後の出来事であっただけに、さすがにこの一件の出来事には呆れるより先に怒りがわいてきて、よほど「敷地外」から「し」の字を抜いた4文字をそのまま文面に起こしつつ、怒りの丈をエントリにそのまんまぶつけようかと思ったのだけれど、あいにく体調が最悪で、そこまで書ききれる気力が起こらず、怒りをぶつけつつもエンターテイメントに徹しようという、当ブログの方針とも相反する内容になっても仕方がないので、結局放置することに。
その時にも少々ぼかして書いたのだけれど、なかなか伝わりづらい部分があったので、改めて書いてみるが、正直、
1.「鉄ヲタってキモイ」と言われるのは、迫害ではなく、事実である。
2.「俺はあいつら(一部偏執狂)とは違う」というのを決めるのはあくまで相手であって、鉄道ファンなら十把一絡げにされてしまう事実は、甘んじて受け入れなければならない。
3.それらを受け入れた上でなければ、議論は始まらない。
この3点に尽きると考える。
なぜならば、「ご大層な戯れ言をほざいている貴様はどうなんだ?」と問われた時、ぐうの音も言い返すことが出来ないからである。
全ての発言が己に帰ってくるのなら、まず己がどう考え、実際にどう行動に移すのか、周囲にどう思わせるかが大事になってくるのではないだろうか。
特に、日頃から外見がパッとしないあたしなんかは特に…ね。
引用記事で紹介されていた「鉄道コム」のマナー啓発ページでは、鉄道趣味を送る上で…という以前に、人としての最低限の生活を送る上での大事なことが書かれております。
【緊急企画】鉄道ファンのマナーを考えよう
「立ち入り禁止区域では撮影禁止」とか「一般の鉄道利用者に迷惑をかけない」とか「鉄道従事者には迷惑をかけない」とか、ごくごく当たり前のことが記されている。もっというならば、「『一般の鉄道利用者』に迷惑をかけない」という表記自体が、鉄道趣味者は特別な存在であるかのような表現なのだが、ここは議論の外なので置いておく。
ということは、こうした事がごくごく日常茶飯事的に、イベントが行われるごとに、駅構内や各撮影名所で繰り広げられているということである。
YouTube - 2007年11月10日の大宮駅のトラブル
もうやだ…。
こうした事例には、びしっと一言だけ。
私は、マナーを守ります。
その上で、いかに鉄分たっぷりな方々はもちろん、日頃は「鉄」とはあまり縁がなさそうな方からも、「俺はそっちはよく分からないんだけどさ、お前の鉄の記事を読むと、なんだかこっちも楽しくなっちゃってさ、息子といつも一緒にみてるんだよ♪」と、お褒めの言葉を頂けるような、楽しい鉄道趣味を送れるよう、また、一人でも多くの皆様に鉄道系の記事を楽しんで読んでいただけるように、ブログを通じて精進するほかないですな。
自衛手段は…。
どうしましょうねえ…。
大きなイベントがある日には近づかないようにしたりとか。
おそらく、他の鉄道系のブログをお持ちの皆様は、昨今「鉄子」ブームに端を発した鉄道ブームで、女性からお年寄りまで、ありとあらゆる世代で楽しめるような鉄道関係雑誌やテレビ番組が乱発されているので、敢えて広がりすぎている間口を狭めることも吝かではないとお考えの方も、多数いらっしゃると思うのだけれど、あたしはあくまでマイペースで、楽しんで頂ける方々に届くよう、自身が楽しみ、かつ読者の皆様も楽しんでいただけるようなネタ作りを送っていきたい。
これは何も鉄道系だけではなく、マリーンズ関係や競馬関係でも変わらないんだけどね。
これで間口が広がってくれれば万々歳だし、下手にマニアックに走ってしまえば凋落を辿る一途だというのは、プロレスやら競馬やらマリーンズやら、例を挙げればキリがないほどの経験を味わっているので、おいら個人的には、間口はオープンにしておきたいものである。
まずは俺から変えてみよう。
とりあえず…。
メガネと春物だな。うん。
「撮り鉄」本格捜査へ 「犯罪行為」「タブー」 マナーめぐり論議(産経新聞) - goo ニュース
お座敷列車「あすか」の運行トラブルをきっかけに、鉄道ファンの間で撮影マナーについて熱い議論が展開されている。
月刊誌「鉄道ファン」(交友社)編集部は、運行トラブルから3日後の17日、ホームページに「お願いとお知らせ」を掲載。トラブルに「大きなショックを受け、危機感を深めたしだいです。線路内に立ち入ったり、他人の家屋に無断で立ち入っての撮影などは犯罪行為です」と呼びかけた。
また、鉄道情報サイト「鉄道コム」では、「鉄道ファンのマナーを考えよう!」と題した緊急企画が始まり、一部ファンによる悪質な撮影を非難する意見も寄せられている。
JR西によると、沿線でも線路への立ち入りを防ぐさくがない場所も多いといい、担当者も「立ち入らないようお願いするしかない」と困惑気味だ。
滋賀県草津市のJR草津駅では20日、草津線全線開通120年の記念列車として「あすか」が登場。沿線にも鉄道ファンが駆けつけた。大阪市城東区の会社員の男性(47)は「一人が電車に近づくと、集団心理で群がってしまう。でも電車を止めるのはタブー。ルールは守らないと」と話していた。
この記事に至る前段の概要はこちら。
「撮り鉄」本格捜査へ JR関西線侵入問題立件視野 大阪府警、来週にも実況見分(産経新聞) - goo ニュース
大阪府柏原市のJR関西線で今月14日、鉄道ファンが撮影のために線路内に立ち入りダイヤが乱れた問題で、府警柏原署が鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)容疑での立件を視野に、本格捜査に乗り出す方針を固めたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。府警は今後、同様のトラブルを防ぐためにも適正な捜査が必要と判断した。来週中にも立ち入り現場の実況見分を行う方針。
捜査関係者によると、実況見分では鉄道ファンが立ち入った状況やダイヤの乱れなどの被害状況を確認する。このほか、運転士や車掌から当時の詳しい事情を聴くという。
また、トラブル当日に柏原署員が駆けつけた際、鉄道ファンは線路からすでに立ち退いた後だったため、居合わせた別の鉄道ファンらの目撃証言や、撮影された写真なども集める。
当初は鉄道営業法違反容疑で捜査を進めるが、実況見分を踏まえ、鉄道ファンに列車を止める意図がなかったかを慎重に判断。場合によってはさらに罪が重い威力業務妨害や列車往来危険容疑の適用も検討する。
JR西などによると、トラブルは14日午前10時半から11時半ごろにかけて発生。柏原市青谷のJR関西線河内堅上駅付近で、団体用の貸し切りお座敷列車「あすか」を撮影しようと約50人の鉄道ファンが集まり、うち数人が線路内に立ち入った。
このため、運転を一時見合わせ、上下線計45本に運休や遅れが出て約1万3千人に影響した。JR西は「業務に大きな支障が出た」として、府警に被害申告を行うことを決めている。
この事件が発生したのは先週日曜日。
事件の概要を見ると、そりゃもう酷いもので、お座敷列車「あすか」の前(何本前の列車かは知りません)の定期列車の運転士が、敷地内に人が立ち入っているのを発見して急停車、「あすか」目的の自称鉄道マニア達だったようで、運転士が敷地外への退去を説得したのに頑としてその場を動かずに、結果警察が出ずっぱり、列車は現場で30分以上の立ち往生を余儀なくされ、運休列車も多数発生するなどの「被害」が出ることになった…という、誰が聞いても呆れて言葉も出ないような有様。
正直、被害届を提出するならとっとと出して、己の趣味のために列車を止めても全く悪びれることがないという、おおよそまともな教育を受けてきたとは思えぬ者どもを分捕って欲しい気持ちもある反面、JR西日本からすると、今回の出来事を「最後通牒」という形にしたいのかなあ…とも思ったりして。
先日、京浜東北線209系ラストランでの出来事について、「人のことをとやかく言う前に、我々鉄道ファンがどう変わっていくべきか、まずは我々から態度で示そう」という旨の記事を書き、少なからず反響をいただいた直後の出来事であっただけに、さすがにこの一件の出来事には呆れるより先に怒りがわいてきて、よほど「敷地外」から「し」の字を抜いた4文字をそのまま文面に起こしつつ、怒りの丈をエントリにそのまんまぶつけようかと思ったのだけれど、あいにく体調が最悪で、そこまで書ききれる気力が起こらず、怒りをぶつけつつもエンターテイメントに徹しようという、当ブログの方針とも相反する内容になっても仕方がないので、結局放置することに。
その時にも少々ぼかして書いたのだけれど、なかなか伝わりづらい部分があったので、改めて書いてみるが、正直、
1.「鉄ヲタってキモイ」と言われるのは、迫害ではなく、事実である。
2.「俺はあいつら(一部偏執狂)とは違う」というのを決めるのはあくまで相手であって、鉄道ファンなら十把一絡げにされてしまう事実は、甘んじて受け入れなければならない。
3.それらを受け入れた上でなければ、議論は始まらない。
この3点に尽きると考える。
なぜならば、「ご大層な戯れ言をほざいている貴様はどうなんだ?」と問われた時、ぐうの音も言い返すことが出来ないからである。
全ての発言が己に帰ってくるのなら、まず己がどう考え、実際にどう行動に移すのか、周囲にどう思わせるかが大事になってくるのではないだろうか。
特に、日頃から外見がパッとしないあたしなんかは特に…ね。
引用記事で紹介されていた「鉄道コム」のマナー啓発ページでは、鉄道趣味を送る上で…という以前に、人としての最低限の生活を送る上での大事なことが書かれております。
【緊急企画】鉄道ファンのマナーを考えよう
「立ち入り禁止区域では撮影禁止」とか「一般の鉄道利用者に迷惑をかけない」とか「鉄道従事者には迷惑をかけない」とか、ごくごく当たり前のことが記されている。もっというならば、「『一般の鉄道利用者』に迷惑をかけない」という表記自体が、鉄道趣味者は特別な存在であるかのような表現なのだが、ここは議論の外なので置いておく。
ということは、こうした事がごくごく日常茶飯事的に、イベントが行われるごとに、駅構内や各撮影名所で繰り広げられているということである。
YouTube - 2007年11月10日の大宮駅のトラブル
もうやだ…。
こうした事例には、びしっと一言だけ。
私は、マナーを守ります。
その上で、いかに鉄分たっぷりな方々はもちろん、日頃は「鉄」とはあまり縁がなさそうな方からも、「俺はそっちはよく分からないんだけどさ、お前の鉄の記事を読むと、なんだかこっちも楽しくなっちゃってさ、息子といつも一緒にみてるんだよ♪」と、お褒めの言葉を頂けるような、楽しい鉄道趣味を送れるよう、また、一人でも多くの皆様に鉄道系の記事を楽しんで読んでいただけるように、ブログを通じて精進するほかないですな。
自衛手段は…。
どうしましょうねえ…。
大きなイベントがある日には近づかないようにしたりとか。
おそらく、他の鉄道系のブログをお持ちの皆様は、昨今「鉄子」ブームに端を発した鉄道ブームで、女性からお年寄りまで、ありとあらゆる世代で楽しめるような鉄道関係雑誌やテレビ番組が乱発されているので、敢えて広がりすぎている間口を狭めることも吝かではないとお考えの方も、多数いらっしゃると思うのだけれど、あたしはあくまでマイペースで、楽しんで頂ける方々に届くよう、自身が楽しみ、かつ読者の皆様も楽しんでいただけるようなネタ作りを送っていきたい。
これは何も鉄道系だけではなく、マリーンズ関係や競馬関係でも変わらないんだけどね。
これで間口が広がってくれれば万々歳だし、下手にマニアックに走ってしまえば凋落を辿る一途だというのは、プロレスやら競馬やらマリーンズやら、例を挙げればキリがないほどの経験を味わっているので、おいら個人的には、間口はオープンにしておきたいものである。
まずは俺から変えてみよう。
とりあえず…。
メガネと春物だな。うん。
一部のバカ者のために善良なファンまでもが白い目で見られるなんて。
これを機に本来は必要のない規制ができたりするんでしょうね。
鉄道ファンの人達って昔からこんなに過激でしたっけ?
もっと地味に物静かに当然人に迷惑をかけることなく鉄道の世界を楽しんでいる
イメージしかないので、最近の鉄道ファン達が引き起こす騒動にはちと驚いています。
昔と違って、動画投稿サイトなどの影響で、悪行が永遠に形に残されるので、こんなそうどうになっているのかなと。
どこの世界も、裾野が広がればレベルの低下は避けられない部分もあるようでして…。
あれっ? たしかどっかでもありましたよね
根っこはロッテを応援する気持ちだけだったのに、どうしてこうも道が違ってしまったんでしょうかねえ…。
あと、ロッテ。マニア云々以前に、幕張は、遠い・・・。今、金銭的にも、行くのがキツイですねぇ。所沢も、意外と遠いし高いし・・・。ハムが札幌に移転してから、観戦そのものが、難しくなりましたねぇ・・・。
そして、競馬。中央の、徹夜・開門ダッシュ・ゴール前紙吹雪やるバカは、まだ治らないんですね・・・。だから、平地G1レースは、生で観戦しません。障害なら、行く気さえ出れば、行きますが。
ばれたらばれたで「強み」だと思って開き直りましたけどね。環境が良くて受け入れてもらえたというのも大きいと思いますが。
なにかしらの付加価値をつけることが、周囲を黙らせる近道なのかもしれません。
それも人付き合いの勉強だと思うしかないですかね…。