皆さんおはようございます。
旅の続きでございます。
前回は新日本海フェリーを朝っぱらからお酒お酒で楽しみ尽くし、無事苫小牧東港フェリーターミナルに到着。
フェリーターミナル近辺や送迎バスが発着する南千歳駅周辺では、宿泊施設がほぼほぼないので、電車で一駅千歳へ移動。
千歳駅から徒歩7分のANAクラウンプラザホテル千歳へ投宿を致しました。
その記事はこちらからどうぞ。
そんなわけで。
話はいきなり
翌朝。
え~。
宿に到着後さすがに昨日は疲れてひっくり返ってしまって、宿の近居に北海道民のコンビニエンスストア「セイコーマート」が近所にあるから行ってみようとか思っていたんですが、日頃の激務と突然入った旅の疲れが出てしまって、部屋でぼーっとテレビを見ておりました。
更に旅の疲れをさらに増幅させるかのように、神奈川県西部を震源としたマグニチュード5.1の地震が発生。こちら北海道は全く影響はなかったんですが、テレビはなにやら
昨日の日向灘の地震と相まって、いろいろさざめいていたのでとっとと寝てしまうことにしました。
さて、今日の目的地。
今日は2024年8月10日土曜日。なんと早くも北海道滞在最終日になってしまいましたw
土曜日に帰るということは、これはもう夫婦そろって競馬ファンになってしまったからには行かなければいけないところがありますね。
そらもう札幌競馬場に行かせろという話です。
とはいえ朝から札幌競馬場に直行することはなくて、お昼くらいからゆっくり行ければいいかな。
というのはですね。これが指定席でも取れていれば朝からちょっと装いを整えて桑園まで快速エアポートで1本で行くところなんですが、これがおそらくハイシーズン中のハイシーズンの札幌競馬場の特徴なんでございましょう。
指定席はおろか、いまやただ座りたいだけの椅子席はすべてスマートシートで400円くらい取るというのに、JRAカード持ってるっちゅうのに、事前抽選から全然当たらないんですよ(´;ω;`)
残業続きの激務の間に指定席放流ステークスとかに参加してみたんですが、札幌記念でもなければワールドオールスタージョッキーズの開催日でもないのに本当に全然取れないの奥さん。
その分ステータスが低いといえば低いんでしょうがね(´・ω・`)
そんなわけで、札幌競馬場にはそれほどはやく出撃する必要などはおそらくないであろうと。
帰りが20時10分発の飛行機なので、ぶっちゃけ最終レースまでいてもいいのだけれど札幌と千歳はかなり距離があるので、できれば早めに千歳空港に入っておきたい。
とするなら札幌メインレースあたりが最終レースで移動開始すればいいのかな。
で、朝の予定は考えていたルートが一つあったんです。
宿の朝食を7時くらいから食べ始め、千歳駅8時57分発石勝線回り追分行き普通列車で終点追分へ。9時19分着。
追分から室蘭本線9時53分発苫小牧行き普通列車に乗って苫小牧10時29分着、途中の安平、早来付近の沿線に広がる馬の牧場を、車窓から嫁さんと観光しようではないかという立派なプランがありましたが、ホテルの食事が美味しければ、そら出発なんて遅くなりますわな(・・;)
だったらゆっくり札幌入りしてもいいんでしょうが、実はこの予定をもとに、予め苫小牧10時41分発特急「北斗3号」の指定席特急券を、某北海道の鉄道ライターもどきさんみたいに割引料金で買わせないとはけしからんとか全く思わないで普通運賃と料金で買っておりw、これはできれば捨てるのはもったいないなあ…。
ということで、目的地は札幌競馬場なのに、出発は札幌とは逆方向の千歳9時33分発苫小牧行き普通列車と相成りました。
その前に千歳駅のコインロッカーにスーツケースをぶち込んで身軽になりましょう。
これならわざわざ新千歳空港で朝からコインロッカーを探して駆けずり回らなくても、札幌競馬場までスーツケースをガラガラ引きながら歩く必要すらございません。
その代わり、帰りに札幌から新千歳空港へ行く前に一度千歳で下車をしなければいけないという手間が生じますが、空き放題のコインロッカーを利用しない手はございません。
北海道のJR車両の特徴は片開き1枚ドア。
これもJR北海道の列車特有の事情で、車窓を見るなら窓が汚れているので車窓をよ~く見ておかないと見逃してしまいます。
千歳からは苫小牧まで途中南千歳、植苗、沼ノ端、苫小牧と駅にして4つなんですが、距離にして30キロあります。
その間、沿線に人里という人里は沼ノ端までほぼありません。30キロだから運賃はいくらだっけな。750円かかります。
それでも植苗の駅前前後に競走馬の牧場があって、嫁さんのテンションが一気に爆上がり。もちろんこちらのテンションも上がります。
沼ノ端を過ぎると、太平洋が見えてきました。
23分ほどひた走り、苫小牧に9時56分の到着。
改札を出るとみどりの窓口が時ならぬ人の群れ。
しかもやたらとインバウンド客が多い。苫小牧にそこまでの宿泊施設あったかな。
おそらくは10時12分発の下り札幌行き特急「すずらん5号」か、10時34分発函館行き「北斗8号」に群がっているのだろうか。
みどりの窓口が1つ、指定席券売機も1つしかないのに両方に15人ほど群がっていて、いやこれは…。
その券売機付近に、明かりはともっていませんでしたが、これは国鉄時代からの遺構だろうというサインがあったので思わず1枚。
10時41分の北斗3号までしばし時間があるので、ちょいと駅前探索に出かけたいと思います。
苫小牧駅の改札口を出て右側、南口の階段を降りると、苫小牧西港行きのフェリー乗り場行きバスやタクシー乗り場があって、帰ろうと思えばここから八戸くらいかな。シルバーフェリーに乗って八戸から新幹線で帰るという手段もないわけではありませんが、せっかくこのシーズンに北海道に来ているのに、札幌競馬場によらないのは本当に泣いちゃう、
そんなわけで北口に回ると、なにかのスーパーの居抜きのメガドン・キホーテがありまして。
その中にある道営ホッカイドウ競馬の場外「aiba苫小牧」に行ってみましょう。
今日はJ_PLACEとして営業していて、中央競馬の馬券も売っていますが、新潟1レースの締め切り1分前に間に合わなかった(´・ω・`)
立ち寄りでも踏破は踏破。
証拠が残るわけではないし、別に場外踏破スタンプラリーをやっているわけではないのだけれど、ひとまず苫小牧場外を制覇。
時間がないので他のレースを打つ暇がなくとっとと退場。
苫小牧駅東口通路には、道南バスの路線図と時刻表が掲示されていたので、ちょいとピンボケで申し訳ありませんが、これはもう歴史を残す意味を込めて写真を撮らせていただきましょう。
おそらくフェリー好きになったからには苫小牧はかなりお世話になるでしょうから、これから3年後、5年後、或いは10年後にどんな変化があるのでしょうか。
10年後ちゅうたらわし還暦や(´・ω・`)
パソコンからだと本当に画像が見づらくなっちゃって申し訳ございません。
スマホだったらもうちょっと楽に見えるかも。
苫小牧の駅構内。
キハ40があちらこちらに止まっておりますが、運用離脱したものか、或いは夏場は冷房付きのキハ150を積極的に活用しているために夏場は休んでいるのか判然とせず。
され、これは自動改札だからもはや列車別改札の意味などあるのだろうかと思うのだけれど、駅構内に余計な客を残さないという国鉄時代からの名残で、札幌行き北斗3号の改札案内があったタイミングで乗り場へ降りてみましょう。
対向する上り函館方面特急「北斗8号」が出ていくところ。
そして10時41分、下り札幌行き北斗3号がやってまいりました。
この列車、同じような時間に苫小牧から10年前に乗ったことがあるはず…と思って昔の記事を見てみたら…。
あ~。
11時01分発の「スーパー北斗3号」だったんですね。確かに時間帯は似ているわ。
10年前のスーパー北斗はキハ281形だったかな?
それが今となっては新しいキハ261形に車両が変わった様子。
今や北海道の特急は全車指定席になったので、10年前は嫁さんと2列一緒で座れることはなかったんですが、たまたま苫小牧で降りられた方がいらっしゃったのか、嫁さんと並んで座れるのはありがたい。
それにもまして意外だったのが、指定席がとれなくても札幌方面に行かなければいけない人たちが大挙デッキから通路まで鈴なりだったらいやだなあ…などとおもっていたらさにあらず、デッキに立っていたお客さんはほんの2、3名程度。
自由席を廃止したことでかえって静寂が保たれるのは嬉しいけれど、指定席が取れないと厳しいねえ…。
というわけで新型車両に席を占めて、一路札幌へ向かいます。
…で、これは少々気になったのですが、そういえば最近JR北海道さんの都市間輸送の状況がとりわけ厳しい様子であるのはことあるごとに伝えられており、例えば都市間の近郊列車であっても、蛍光灯が半分点灯していなかったり、各所で苦しい台所事情が見えてきていたんですが、これは特急列車とて例外ではないようで。
これは10年前にスーパー北斗に乗っていたから余計そう思えるんですが、明らかにスピードダウンしてません?
前を走る列車が退避駅に入るまで減速運転という時間がやたら長かったかなあ。いろいろと列車ごとのダイヤを当てる、というか近づけることによって影響が出ない範囲での減速運転を行っているのでしょうか。
前だったら平原をブンブンかっ飛ばしていたんですが、そういったところが意外となかったなあ。
…というぼやきも少々、ああ、札幌に来たということは、豊平川を渡るんですな。
ここから見える札幌の町並みで、「ああ札幌に来ちゃったよ本当に」と思うんです。
だって今日は8月10日の11時半前くらいですよ。
10日前の同じ時間に北海道へ行くなんて話してたか!?w
いや~。
本当に来ちゃったよ札幌。
札幌自体も2015年2月以来だから9年ぶり。
しかもハイシーズン中のハイシーズン中にこんにちは札幌。
北海道新幹線の工事の影響で、いろいろと仮策が設けられており、なんだか雑然とした雰囲気。
しかもこの北海道新幹線、本来はオリンピック開催に合わせて建設していたにも関わらず、事実上2030年のオリンピック札幌開催が消えてしまったことで開通時期の目途がたたず、むしろ新幹線などよりは、明らかに沿線交通から切り離されるであろう在来線の代替交通のあり方について一部方面の議論が活発で、北海道新幹線と物流クライシス2024年問題もいろいろひっくるめて、注視していく必要はありそう。
…なんて難しい話は一瞬で脇に置いておいて、まずは札幌駅です。
駅前が再開発中で、10年前とは駅周辺の風景が全く変わっていたのは驚き。
札幌駅は先も触れたとおり工事中、加えてハイシーズン、更に千歳空港と小樽に行こうとする人たちがごっちゃごちゃに行きかうカオスな状況で、札幌競馬場へ行くには一駅西側に行った桑園駅で下車すればいいので、空いてそうな札沼線、今では学園都市線っていうんですか。これで一駅桑園まで移動しましょう。
乗り場は奥に離れた11番乗り場。
で、学園都市線なら平和だろうと思ったら、工事中でハイシーズンでカオスな駅構内。不慣れな外国人が発車間際に「オタル?オタル?」と叫びながらホーム際に立ち尽くしていたものだから若干の遅延。
桑園は通過したのは何度もあるけれど、もちろん降りるのは初めて。
あれ、桑園って高架化されていたっけなと思い返したら、既に30年以上前、それこそ国鉄分割民営化してまだそこそこしかたっていない1988年11月に、札幌駅ともども高架化されていたようである。
というわけで初降りの桑園。
これは桑園駅独特なんですが、まああの手この手で競馬グッズがそこかしこに一杯並んでおりまして、こんな駅の装飾見たことない。
ここまで競馬ファンの利用を歓迎してくださる駅は少なくとも僕は初めて見て目からうろこ。
というわけで桑園駅から歩いても10分で行けると公式サイトには書いてありますが、桑園駅と、市営地下鉄東西線二十四軒駅からは無料バスが出ているというので、これに乗らない手はないということで乗ってみましょう。
おっ、これはお初の北海道ジェイアールバスさんではございませんか。
乗ろうと思えば新札幌から札幌駅まで乗る機会があるといえばあったんですが、嫁さんが「40分も路線バスに乗るのは嫌だ」の一言で却下。
これは北海道のバス独特の内装なのかしら。
つり手一つにつり革2本。
たしか北海道中央バスもそうだったし、名古屋へ行くと市営バスあたりもこの仕様ではなかったかしら。
バス自体は中山競馬場からの東中山駅行きや西船橋駅行きみたいに、15分20分おきというわけではなく、3分から5分ごとに頻発してくれるありがたさ。
ちょっと座って行きましょう。
わずか5分ほどで、とうとう札幌競馬場に着いてしまいました\(^o^)/
いやあ…。
本当に札幌競馬場に来ちゃったよ\(^o^)/
こちらがゴール前にあるウイナーズサークル。
そういえばウイナーズサークルというダービー馬がいましたね1989年に。茨城県産馬ということで有名になりましたがあんまり関係ありませんねごめんなさい。
それにしてもとても天気がいい。暑いといえば確かに暑く、間違いなく30度以上はあるんでしょうが、本当にカラッとしていて全く湿気を感じない暑さでとても過ごしやすい。
抜けるような青空に、札幌競馬場特有の洋芝がとても目に映えます。これは競馬ファンでなくても、この空の青さと芝の緑色は、目と視覚に安らぎを与えてくれることは間違いありません。
本当に語彙力がありませんが、奇麗だ…。
スタンドは東向き。
裏手の西向きにはパドックがあります。
札幌競馬場の特徴は、椅子席がないなら芝生席に自分で家から折り畳みチェアを持ってきて座ればええじゃないかええじゃないかと。
これはもう家族や友達とのピクニックを軽く凌駕して、もはやキャンプをしないアウトドアくらいの雰囲気がそこかしこに漂っております。
なんていうんでしょうね。
水曜どうでしょうで有名なセリフ「ここをキャンプ地とする」というものがあるんですが、ノリとしてはそれくらいな感じでそこかしこに折りたたみの椅子が敷き詰められておりますが、これはもうこちらの文化なんですかねえ。
首都圏に住んでいると、まず競馬場に折りたたみいすを持ち込む文化などというものは一切ございませんので、まずは芝生席に古新聞を目いっぱい敷き詰めて、観戦場所を確保します。
本当はその前にいろいろ場内探索をしてから観戦場所を決めてみたかったのですが、嫁さんの足腰が限界だったので、ターフビジョン前付近にどっこいしょと基地を作ることに。
さて、馬券を買うがてらちょいとうろうろしてみましょう。
まずは千歳のホテルで朝食を食べるだけ食べてきたのでそんなにお腹は空いていないんですが、ちょっと目を引いたメニューがあるので食べてみることに。
ホルモン煮込み丼なんてーものがあったら、馬券に手を出す前に、生のサッポロクラシックとともにいただいてしまいましょう。
んまいっ!!!\(^o^)/
900円と少々お値段が張りますが、手ごろな量がかえって良かった。
パドックに行く前に、スタンド2階に「もいわテラス」というウッドデッキのスペースがあるというので行ってみましょう。
いやあ…。
こんなに素敵な青空が見られるなんて、旅の感覚もそうだけれど、競馬の感覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、肌感覚。
全ての感覚が喜んでいますよ。
あちらこちらに出歩いている間にぼちぼち馬券勝負。
札幌6レースの3歳未勝利戦から。
この時期の3歳未勝利戦は理屈を並べるより調子のよさと思えるほど難しいので、最初は名前がよくたしか同じような名前をした馬がハイセイコーと同じ時代に走っていたよなあ…と思っていた[1]スピードリッチから入ったのにヒモ抜けから始まり。
しかも嫁さんは3着に突っ込んできた人気薄[9]ゴールデンスロープとのワイドを抑えており、このワイドがこともあろうに4610円もついたという。
おめでとうといいたいところだけれど、誰かと二人で競馬に出かけて相手に先に大きな馬券を取られたら、まずこっちはそれ以上に勝てたことなどございません。
抜けるような青空、赤とんぼ舞う素敵な競馬場の雰囲気とは裏腹に、馬券的には何やら風雲急を告げているかの如くであります。
続く7レースはパドックまで見て馬連4頭ボックスにしたら4頭とも飛んでしまい、馬連から9120円の穴馬券。
8レースは洋芝経験で人気薄[10]チャイボーグからホームランを狙いに行って見事に空振り三振。
こうなったら、レースを見てパドックを見て血が上ってきた頭を冷やすためにいちいちサッポロクラシックを入れてしまう、まったくもうダメ人間の展開ですw
で、札幌競馬場はローカル開催。
ローカル開催はこれを聞きに来たんですよ。
2017年新潟競馬場以来で聞けて、感涙にむせいでおります。
Above The Sky(高音質)JRA特別競走(第3場)本馬場入場曲
今日の狙いは9レースと11レース。
おそらく9レースの石狩特別は、キャリア1戦ながらも内容から[9]サトノメルベイユから、相手も堅実で好時計で走ってくる[8]セイウンパシュートの6枠両馬で固いだろう…馬単1点で…なんて思っていたら、たしか馬体重発表の時点でサトノメルベイユが大幅減。
もう馬券買っちゃってたのよ(´・ω・`)
案の定、サトノメルベイユシンガリ負け…。
こうなったらパドックで馬具のチェックをしようが、函館や内地のトレセンからの直前輸送なのか札幌滞在かを調教欄でいちいちチェックして、札幌滞在の馬を狙ってみるとか、あれやこれや自分でやろうとしてもどうにもなりません。
札幌10レース日高特別もなんだか難しいレースになり、もうまともに考えることすらできなくなってきました(・・;)
こういう時は他場に助けを求めてでも、どこかでまず一つ当たり馬券を取っておきたい。
やむなく中京競馬場に助けを求め、中京10レース[11]ムジェロの単複、いわゆるがんばれ馬券に手を出す。
鞍上はこの週にいろいろあった角田家の角田大和。。
「やーまとー!!」と叫ぶもゴール前で差され2着。
惜しいなあ…。複勝で210円ついたからトリガミにはかろうじてならなかったけれど、単勝だと6倍あったんだよなあ…。
さて、帰りの飛行機は20時10分。
もちろん時間ギリギリまで打っていてもいいのだけれど、何かの都合で空港にたどり着けない事態になっては困るので、札幌メイン11レース大雪ハンデキャップを打ってお帰りとしたい。
軸馬というか、目下2連勝中で3勝クラスに来た佐々木大輔Jの3歳牝馬[3]エリカサファイアで鉄板じゃね?…と特急北斗の中でずーっと考えてまして。
2連勝中も好時計勝ち、しかもクラスが上がって斤量が52キロは、3歳牝馬とはいえ恵まれており、こりゃ一本被りだよなあ…と単勝オッズを見てみたら1.7倍。
これはかなり微妙で、ここで迷っておけばよかったが…。
レースは人気エリカサファイアを巡ってかなり前がかりな展開になり、ダート1700の上がりが38秒8は後ろの馬でも届く展開に。
もちろんエリカサファイアは飛んでしまいました。
う~ん。確かに過去2戦好時計勝ちは好時計勝ちだけれど、戦ってきた相手がみな牝馬限定戦。52キロなら牡馬混合戦の骨っぽい相手でも通用するかと思ったんだけどな~。
というわけでやられた~!!
帰り際に馬主服をあしらった掲示物があまりにもきれいで1枚所望。
帰りはバスが込みそうだったので、とぼとぼと桑園駅まで12~3分くらいかな。とぼとぼと歩く。
とにかくカラッとしたお天気でとても気持ちが良く、競馬関係者が皆一様にこの時期の札幌開催に出張に行きたいと言うのはこのことだったのかと思いますね。
さよなら札幌競馬場。
また来るね。
帰りは桑園16時05分発の快速エアポートの指定席を所望したら、桑園からはなんと満席。
窓口氏が機転を利かせて、同じ列車の札幌からなら並びでとれるからそちらで…とのことで、小樽から外国人観光客をパンパンに乗せてきた満員電車に吸い込まれます。
札幌でほぼほぼ9割がたのお客が入れ替わり、やっと椅子席にどっこいしょと座れました。
途中で見えてきた北広島駅手前のエスコンフィールドではプロ野球開催中。
ここにも今度は行ってみたいね。
本当はストレートに新千歳空港まで行きたいところだけれど、千歳で荷物を預けており回収のためにいったん下車。
千歳駅の片隅にまだ生きていた新夕張の文字。攻めの廃線ってやつがまだ残ってますなあ…。
千歳から乗った電車でやっぱり思うんですが、新しい電車でも節電のためなのか車内灯を暗くしているのは、JR北海道も相当厳しいのかなあ…。
そんなわけで、前夜新日本海フェリー「ゆうかり」でまさかのハイシーズンの北海道上陸を果たしてからおよそ25時間で、新千歳空港に到着しました。
帰りはJAL526便で羽田までひとっとび。
明日からはまた仕事の日常が戻ってまいります。
フェリー旅ももちろんよかったのだけれど、正直生きて札幌競馬場に行けるとは全く思っておりませんでした。
というのは札幌開催はもろに夏休み中のハイシーズンと被っており、なかなか楽に行ける状況ではない…ということを考えると、この時期に行けて良かったな。
個人的にはこれで30年以上かけて、中央競馬全10場中9場制覇。残るは函館競馬場のみ。
地方競馬場を含めても残りがばんえい帯広、門別、高知競馬場と、あと地味に復活した姫路競馬場がまだ未踏破でございました。
で、羽田のボーディングブリッジに立った瞬間。
蒸し暑い!!!!!
やだこんな中で生きてきたのか(・・;)
旅の終わりはあっという間でしたが、行きたいところに行けて良かったね。
また行けるように一生懸命頑張ろう。
そう思えた激動の3日間でございました。
フェリー旅の良さ。
競馬旅の良さ。
夏の札幌の良さ。
いいものにいろいろめぐり合えて、感覚的にデトックスされたのかなとも思います。
本当に語彙力がないんですが、本当に良かった。
最後までお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございました。
旅の続きでございます。
前回は新日本海フェリーを朝っぱらからお酒お酒で楽しみ尽くし、無事苫小牧東港フェリーターミナルに到着。
フェリーターミナル近辺や送迎バスが発着する南千歳駅周辺では、宿泊施設がほぼほぼないので、電車で一駅千歳へ移動。
千歳駅から徒歩7分のANAクラウンプラザホテル千歳へ投宿を致しました。
その記事はこちらからどうぞ。
そんなわけで。
話はいきなり
翌朝。
え~。
宿に到着後さすがに昨日は疲れてひっくり返ってしまって、宿の近居に北海道民のコンビニエンスストア「セイコーマート」が近所にあるから行ってみようとか思っていたんですが、日頃の激務と突然入った旅の疲れが出てしまって、部屋でぼーっとテレビを見ておりました。
更に旅の疲れをさらに増幅させるかのように、神奈川県西部を震源としたマグニチュード5.1の地震が発生。こちら北海道は全く影響はなかったんですが、テレビはなにやら
昨日の日向灘の地震と相まって、いろいろさざめいていたのでとっとと寝てしまうことにしました。
さて、今日の目的地。
今日は2024年8月10日土曜日。なんと早くも北海道滞在最終日になってしまいましたw
土曜日に帰るということは、これはもう夫婦そろって競馬ファンになってしまったからには行かなければいけないところがありますね。
そらもう札幌競馬場に行かせろという話です。
とはいえ朝から札幌競馬場に直行することはなくて、お昼くらいからゆっくり行ければいいかな。
というのはですね。これが指定席でも取れていれば朝からちょっと装いを整えて桑園まで快速エアポートで1本で行くところなんですが、これがおそらくハイシーズン中のハイシーズンの札幌競馬場の特徴なんでございましょう。
指定席はおろか、いまやただ座りたいだけの椅子席はすべてスマートシートで400円くらい取るというのに、JRAカード持ってるっちゅうのに、事前抽選から全然当たらないんですよ(´;ω;`)
残業続きの激務の間に指定席放流ステークスとかに参加してみたんですが、札幌記念でもなければワールドオールスタージョッキーズの開催日でもないのに本当に全然取れないの奥さん。
その分ステータスが低いといえば低いんでしょうがね(´・ω・`)
そんなわけで、札幌競馬場にはそれほどはやく出撃する必要などはおそらくないであろうと。
帰りが20時10分発の飛行機なので、ぶっちゃけ最終レースまでいてもいいのだけれど札幌と千歳はかなり距離があるので、できれば早めに千歳空港に入っておきたい。
とするなら札幌メインレースあたりが最終レースで移動開始すればいいのかな。
で、朝の予定は考えていたルートが一つあったんです。
宿の朝食を7時くらいから食べ始め、千歳駅8時57分発石勝線回り追分行き普通列車で終点追分へ。9時19分着。
追分から室蘭本線9時53分発苫小牧行き普通列車に乗って苫小牧10時29分着、途中の安平、早来付近の沿線に広がる馬の牧場を、車窓から嫁さんと観光しようではないかという立派なプランがありましたが、ホテルの食事が美味しければ、そら出発なんて遅くなりますわな(・・;)
だったらゆっくり札幌入りしてもいいんでしょうが、実はこの予定をもとに、予め苫小牧10時41分発特急「北斗3号」の指定席特急券を、某北海道の鉄道ライターもどきさんみたいに割引料金で買わせないとはけしからんとか全く思わないで普通運賃と料金で買っておりw、これはできれば捨てるのはもったいないなあ…。
ということで、目的地は札幌競馬場なのに、出発は札幌とは逆方向の千歳9時33分発苫小牧行き普通列車と相成りました。
その前に千歳駅のコインロッカーにスーツケースをぶち込んで身軽になりましょう。
これならわざわざ新千歳空港で朝からコインロッカーを探して駆けずり回らなくても、札幌競馬場までスーツケースをガラガラ引きながら歩く必要すらございません。
その代わり、帰りに札幌から新千歳空港へ行く前に一度千歳で下車をしなければいけないという手間が生じますが、空き放題のコインロッカーを利用しない手はございません。
北海道のJR車両の特徴は片開き1枚ドア。
これもJR北海道の列車特有の事情で、車窓を見るなら窓が汚れているので車窓をよ~く見ておかないと見逃してしまいます。
千歳からは苫小牧まで途中南千歳、植苗、沼ノ端、苫小牧と駅にして4つなんですが、距離にして30キロあります。
その間、沿線に人里という人里は沼ノ端までほぼありません。30キロだから運賃はいくらだっけな。750円かかります。
それでも植苗の駅前前後に競走馬の牧場があって、嫁さんのテンションが一気に爆上がり。もちろんこちらのテンションも上がります。
沼ノ端を過ぎると、太平洋が見えてきました。
23分ほどひた走り、苫小牧に9時56分の到着。
改札を出るとみどりの窓口が時ならぬ人の群れ。
しかもやたらとインバウンド客が多い。苫小牧にそこまでの宿泊施設あったかな。
おそらくは10時12分発の下り札幌行き特急「すずらん5号」か、10時34分発函館行き「北斗8号」に群がっているのだろうか。
みどりの窓口が1つ、指定席券売機も1つしかないのに両方に15人ほど群がっていて、いやこれは…。
その券売機付近に、明かりはともっていませんでしたが、これは国鉄時代からの遺構だろうというサインがあったので思わず1枚。
10時41分の北斗3号までしばし時間があるので、ちょいと駅前探索に出かけたいと思います。
苫小牧駅の改札口を出て右側、南口の階段を降りると、苫小牧西港行きのフェリー乗り場行きバスやタクシー乗り場があって、帰ろうと思えばここから八戸くらいかな。シルバーフェリーに乗って八戸から新幹線で帰るという手段もないわけではありませんが、せっかくこのシーズンに北海道に来ているのに、札幌競馬場によらないのは本当に泣いちゃう、
そんなわけで北口に回ると、なにかのスーパーの居抜きのメガドン・キホーテがありまして。
その中にある道営ホッカイドウ競馬の場外「aiba苫小牧」に行ってみましょう。
今日はJ_PLACEとして営業していて、中央競馬の馬券も売っていますが、新潟1レースの締め切り1分前に間に合わなかった(´・ω・`)
立ち寄りでも踏破は踏破。
証拠が残るわけではないし、別に場外踏破スタンプラリーをやっているわけではないのだけれど、ひとまず苫小牧場外を制覇。
時間がないので他のレースを打つ暇がなくとっとと退場。
苫小牧駅東口通路には、道南バスの路線図と時刻表が掲示されていたので、ちょいとピンボケで申し訳ありませんが、これはもう歴史を残す意味を込めて写真を撮らせていただきましょう。
おそらくフェリー好きになったからには苫小牧はかなりお世話になるでしょうから、これから3年後、5年後、或いは10年後にどんな変化があるのでしょうか。
10年後ちゅうたらわし還暦や(´・ω・`)
パソコンからだと本当に画像が見づらくなっちゃって申し訳ございません。
スマホだったらもうちょっと楽に見えるかも。
苫小牧の駅構内。
キハ40があちらこちらに止まっておりますが、運用離脱したものか、或いは夏場は冷房付きのキハ150を積極的に活用しているために夏場は休んでいるのか判然とせず。
され、これは自動改札だからもはや列車別改札の意味などあるのだろうかと思うのだけれど、駅構内に余計な客を残さないという国鉄時代からの名残で、札幌行き北斗3号の改札案内があったタイミングで乗り場へ降りてみましょう。
対向する上り函館方面特急「北斗8号」が出ていくところ。
そして10時41分、下り札幌行き北斗3号がやってまいりました。
この列車、同じような時間に苫小牧から10年前に乗ったことがあるはず…と思って昔の記事を見てみたら…。
あ~。
11時01分発の「スーパー北斗3号」だったんですね。確かに時間帯は似ているわ。
10年前のスーパー北斗はキハ281形だったかな?
それが今となっては新しいキハ261形に車両が変わった様子。
今や北海道の特急は全車指定席になったので、10年前は嫁さんと2列一緒で座れることはなかったんですが、たまたま苫小牧で降りられた方がいらっしゃったのか、嫁さんと並んで座れるのはありがたい。
それにもまして意外だったのが、指定席がとれなくても札幌方面に行かなければいけない人たちが大挙デッキから通路まで鈴なりだったらいやだなあ…などとおもっていたらさにあらず、デッキに立っていたお客さんはほんの2、3名程度。
自由席を廃止したことでかえって静寂が保たれるのは嬉しいけれど、指定席が取れないと厳しいねえ…。
というわけで新型車両に席を占めて、一路札幌へ向かいます。
…で、これは少々気になったのですが、そういえば最近JR北海道さんの都市間輸送の状況がとりわけ厳しい様子であるのはことあるごとに伝えられており、例えば都市間の近郊列車であっても、蛍光灯が半分点灯していなかったり、各所で苦しい台所事情が見えてきていたんですが、これは特急列車とて例外ではないようで。
これは10年前にスーパー北斗に乗っていたから余計そう思えるんですが、明らかにスピードダウンしてません?
前を走る列車が退避駅に入るまで減速運転という時間がやたら長かったかなあ。いろいろと列車ごとのダイヤを当てる、というか近づけることによって影響が出ない範囲での減速運転を行っているのでしょうか。
前だったら平原をブンブンかっ飛ばしていたんですが、そういったところが意外となかったなあ。
…というぼやきも少々、ああ、札幌に来たということは、豊平川を渡るんですな。
ここから見える札幌の町並みで、「ああ札幌に来ちゃったよ本当に」と思うんです。
だって今日は8月10日の11時半前くらいですよ。
10日前の同じ時間に北海道へ行くなんて話してたか!?w
いや~。
本当に来ちゃったよ札幌。
札幌自体も2015年2月以来だから9年ぶり。
しかもハイシーズン中のハイシーズン中にこんにちは札幌。
北海道新幹線の工事の影響で、いろいろと仮策が設けられており、なんだか雑然とした雰囲気。
しかもこの北海道新幹線、本来はオリンピック開催に合わせて建設していたにも関わらず、事実上2030年のオリンピック札幌開催が消えてしまったことで開通時期の目途がたたず、むしろ新幹線などよりは、明らかに沿線交通から切り離されるであろう在来線の代替交通のあり方について一部方面の議論が活発で、北海道新幹線と物流クライシス2024年問題もいろいろひっくるめて、注視していく必要はありそう。
…なんて難しい話は一瞬で脇に置いておいて、まずは札幌駅です。
駅前が再開発中で、10年前とは駅周辺の風景が全く変わっていたのは驚き。
札幌駅は先も触れたとおり工事中、加えてハイシーズン、更に千歳空港と小樽に行こうとする人たちがごっちゃごちゃに行きかうカオスな状況で、札幌競馬場へ行くには一駅西側に行った桑園駅で下車すればいいので、空いてそうな札沼線、今では学園都市線っていうんですか。これで一駅桑園まで移動しましょう。
乗り場は奥に離れた11番乗り場。
で、学園都市線なら平和だろうと思ったら、工事中でハイシーズンでカオスな駅構内。不慣れな外国人が発車間際に「オタル?オタル?」と叫びながらホーム際に立ち尽くしていたものだから若干の遅延。
桑園は通過したのは何度もあるけれど、もちろん降りるのは初めて。
あれ、桑園って高架化されていたっけなと思い返したら、既に30年以上前、それこそ国鉄分割民営化してまだそこそこしかたっていない1988年11月に、札幌駅ともども高架化されていたようである。
というわけで初降りの桑園。
これは桑園駅独特なんですが、まああの手この手で競馬グッズがそこかしこに一杯並んでおりまして、こんな駅の装飾見たことない。
ここまで競馬ファンの利用を歓迎してくださる駅は少なくとも僕は初めて見て目からうろこ。
というわけで桑園駅から歩いても10分で行けると公式サイトには書いてありますが、桑園駅と、市営地下鉄東西線二十四軒駅からは無料バスが出ているというので、これに乗らない手はないということで乗ってみましょう。
おっ、これはお初の北海道ジェイアールバスさんではございませんか。
乗ろうと思えば新札幌から札幌駅まで乗る機会があるといえばあったんですが、嫁さんが「40分も路線バスに乗るのは嫌だ」の一言で却下。
これは北海道のバス独特の内装なのかしら。
つり手一つにつり革2本。
たしか北海道中央バスもそうだったし、名古屋へ行くと市営バスあたりもこの仕様ではなかったかしら。
バス自体は中山競馬場からの東中山駅行きや西船橋駅行きみたいに、15分20分おきというわけではなく、3分から5分ごとに頻発してくれるありがたさ。
ちょっと座って行きましょう。
わずか5分ほどで、とうとう札幌競馬場に着いてしまいました\(^o^)/
いやあ…。
本当に札幌競馬場に来ちゃったよ\(^o^)/
こちらがゴール前にあるウイナーズサークル。
そういえばウイナーズサークルというダービー馬がいましたね1989年に。茨城県産馬ということで有名になりましたがあんまり関係ありませんねごめんなさい。
それにしてもとても天気がいい。暑いといえば確かに暑く、間違いなく30度以上はあるんでしょうが、本当にカラッとしていて全く湿気を感じない暑さでとても過ごしやすい。
抜けるような青空に、札幌競馬場特有の洋芝がとても目に映えます。これは競馬ファンでなくても、この空の青さと芝の緑色は、目と視覚に安らぎを与えてくれることは間違いありません。
本当に語彙力がありませんが、奇麗だ…。
スタンドは東向き。
裏手の西向きにはパドックがあります。
札幌競馬場の特徴は、椅子席がないなら芝生席に自分で家から折り畳みチェアを持ってきて座ればええじゃないかええじゃないかと。
これはもう家族や友達とのピクニックを軽く凌駕して、もはやキャンプをしないアウトドアくらいの雰囲気がそこかしこに漂っております。
なんていうんでしょうね。
水曜どうでしょうで有名なセリフ「ここをキャンプ地とする」というものがあるんですが、ノリとしてはそれくらいな感じでそこかしこに折りたたみの椅子が敷き詰められておりますが、これはもうこちらの文化なんですかねえ。
首都圏に住んでいると、まず競馬場に折りたたみいすを持ち込む文化などというものは一切ございませんので、まずは芝生席に古新聞を目いっぱい敷き詰めて、観戦場所を確保します。
本当はその前にいろいろ場内探索をしてから観戦場所を決めてみたかったのですが、嫁さんの足腰が限界だったので、ターフビジョン前付近にどっこいしょと基地を作ることに。
さて、馬券を買うがてらちょいとうろうろしてみましょう。
まずは千歳のホテルで朝食を食べるだけ食べてきたのでそんなにお腹は空いていないんですが、ちょっと目を引いたメニューがあるので食べてみることに。
ホルモン煮込み丼なんてーものがあったら、馬券に手を出す前に、生のサッポロクラシックとともにいただいてしまいましょう。
んまいっ!!!\(^o^)/
900円と少々お値段が張りますが、手ごろな量がかえって良かった。
パドックに行く前に、スタンド2階に「もいわテラス」というウッドデッキのスペースがあるというので行ってみましょう。
いやあ…。
こんなに素敵な青空が見られるなんて、旅の感覚もそうだけれど、競馬の感覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、肌感覚。
全ての感覚が喜んでいますよ。
あちらこちらに出歩いている間にぼちぼち馬券勝負。
札幌6レースの3歳未勝利戦から。
この時期の3歳未勝利戦は理屈を並べるより調子のよさと思えるほど難しいので、最初は名前がよくたしか同じような名前をした馬がハイセイコーと同じ時代に走っていたよなあ…と思っていた[1]スピードリッチから入ったのにヒモ抜けから始まり。
しかも嫁さんは3着に突っ込んできた人気薄[9]ゴールデンスロープとのワイドを抑えており、このワイドがこともあろうに4610円もついたという。
おめでとうといいたいところだけれど、誰かと二人で競馬に出かけて相手に先に大きな馬券を取られたら、まずこっちはそれ以上に勝てたことなどございません。
抜けるような青空、赤とんぼ舞う素敵な競馬場の雰囲気とは裏腹に、馬券的には何やら風雲急を告げているかの如くであります。
続く7レースはパドックまで見て馬連4頭ボックスにしたら4頭とも飛んでしまい、馬連から9120円の穴馬券。
8レースは洋芝経験で人気薄[10]チャイボーグからホームランを狙いに行って見事に空振り三振。
こうなったら、レースを見てパドックを見て血が上ってきた頭を冷やすためにいちいちサッポロクラシックを入れてしまう、まったくもうダメ人間の展開ですw
で、札幌競馬場はローカル開催。
ローカル開催はこれを聞きに来たんですよ。
2017年新潟競馬場以来で聞けて、感涙にむせいでおります。
Above The Sky(高音質)JRA特別競走(第3場)本馬場入場曲
今日の狙いは9レースと11レース。
おそらく9レースの石狩特別は、キャリア1戦ながらも内容から[9]サトノメルベイユから、相手も堅実で好時計で走ってくる[8]セイウンパシュートの6枠両馬で固いだろう…馬単1点で…なんて思っていたら、たしか馬体重発表の時点でサトノメルベイユが大幅減。
もう馬券買っちゃってたのよ(´・ω・`)
案の定、サトノメルベイユシンガリ負け…。
こうなったらパドックで馬具のチェックをしようが、函館や内地のトレセンからの直前輸送なのか札幌滞在かを調教欄でいちいちチェックして、札幌滞在の馬を狙ってみるとか、あれやこれや自分でやろうとしてもどうにもなりません。
札幌10レース日高特別もなんだか難しいレースになり、もうまともに考えることすらできなくなってきました(・・;)
こういう時は他場に助けを求めてでも、どこかでまず一つ当たり馬券を取っておきたい。
やむなく中京競馬場に助けを求め、中京10レース[11]ムジェロの単複、いわゆるがんばれ馬券に手を出す。
鞍上はこの週にいろいろあった角田家の角田大和。。
「やーまとー!!」と叫ぶもゴール前で差され2着。
惜しいなあ…。複勝で210円ついたからトリガミにはかろうじてならなかったけれど、単勝だと6倍あったんだよなあ…。
さて、帰りの飛行機は20時10分。
もちろん時間ギリギリまで打っていてもいいのだけれど、何かの都合で空港にたどり着けない事態になっては困るので、札幌メイン11レース大雪ハンデキャップを打ってお帰りとしたい。
軸馬というか、目下2連勝中で3勝クラスに来た佐々木大輔Jの3歳牝馬[3]エリカサファイアで鉄板じゃね?…と特急北斗の中でずーっと考えてまして。
2連勝中も好時計勝ち、しかもクラスが上がって斤量が52キロは、3歳牝馬とはいえ恵まれており、こりゃ一本被りだよなあ…と単勝オッズを見てみたら1.7倍。
これはかなり微妙で、ここで迷っておけばよかったが…。
レースは人気エリカサファイアを巡ってかなり前がかりな展開になり、ダート1700の上がりが38秒8は後ろの馬でも届く展開に。
もちろんエリカサファイアは飛んでしまいました。
う~ん。確かに過去2戦好時計勝ちは好時計勝ちだけれど、戦ってきた相手がみな牝馬限定戦。52キロなら牡馬混合戦の骨っぽい相手でも通用するかと思ったんだけどな~。
というわけでやられた~!!
帰り際に馬主服をあしらった掲示物があまりにもきれいで1枚所望。
帰りはバスが込みそうだったので、とぼとぼと桑園駅まで12~3分くらいかな。とぼとぼと歩く。
とにかくカラッとしたお天気でとても気持ちが良く、競馬関係者が皆一様にこの時期の札幌開催に出張に行きたいと言うのはこのことだったのかと思いますね。
さよなら札幌競馬場。
また来るね。
帰りは桑園16時05分発の快速エアポートの指定席を所望したら、桑園からはなんと満席。
窓口氏が機転を利かせて、同じ列車の札幌からなら並びでとれるからそちらで…とのことで、小樽から外国人観光客をパンパンに乗せてきた満員電車に吸い込まれます。
札幌でほぼほぼ9割がたのお客が入れ替わり、やっと椅子席にどっこいしょと座れました。
途中で見えてきた北広島駅手前のエスコンフィールドではプロ野球開催中。
ここにも今度は行ってみたいね。
本当はストレートに新千歳空港まで行きたいところだけれど、千歳で荷物を預けており回収のためにいったん下車。
千歳駅の片隅にまだ生きていた新夕張の文字。攻めの廃線ってやつがまだ残ってますなあ…。
千歳から乗った電車でやっぱり思うんですが、新しい電車でも節電のためなのか車内灯を暗くしているのは、JR北海道も相当厳しいのかなあ…。
そんなわけで、前夜新日本海フェリー「ゆうかり」でまさかのハイシーズンの北海道上陸を果たしてからおよそ25時間で、新千歳空港に到着しました。
帰りはJAL526便で羽田までひとっとび。
明日からはまた仕事の日常が戻ってまいります。
フェリー旅ももちろんよかったのだけれど、正直生きて札幌競馬場に行けるとは全く思っておりませんでした。
というのは札幌開催はもろに夏休み中のハイシーズンと被っており、なかなか楽に行ける状況ではない…ということを考えると、この時期に行けて良かったな。
個人的にはこれで30年以上かけて、中央競馬全10場中9場制覇。残るは函館競馬場のみ。
地方競馬場を含めても残りがばんえい帯広、門別、高知競馬場と、あと地味に復活した姫路競馬場がまだ未踏破でございました。
で、羽田のボーディングブリッジに立った瞬間。
蒸し暑い!!!!!
やだこんな中で生きてきたのか(・・;)
旅の終わりはあっという間でしたが、行きたいところに行けて良かったね。
また行けるように一生懸命頑張ろう。
そう思えた激動の3日間でございました。
フェリー旅の良さ。
競馬旅の良さ。
夏の札幌の良さ。
いいものにいろいろめぐり合えて、感覚的にデトックスされたのかなとも思います。
本当に語彙力がないんですが、本当に良かった。
最後までお付き合いしてくださった皆様、ありがとうございました。
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