第７４回オークス

桜花賞組が勝つか、別路線組があっと言わせるのか。

桜花賞でアユサンが勝った走破時計１分３５秒０は、コース形態が変わった２００７年以降でワーストの時計。
だからといって即桜花賞上位組を切り捨てるわけには行かないが、２着だった[１]レッドオーヴァルは、あの展開でゴール前でアユサンに差し返されてしまった内容に不満が残るし、正直なところアユサンはアユサンで、府中経験があるところからオークスで狙おうと思っていた。アユサンも桜花賞は代打騎乗だったが、オークスでは丸山元気に手が戻ったのも、陣営としては勝負をかけている証だろうけれど、個人的にはちょっと…ね。桜花賞前日の落馬の内容が…ねえ。

ここは一発を狙って◎[１４]プリンセスジャックから。
母ゴールデンジャックは１９９４年オークス２着馬。父ダイワメジャーにアフリートの肌なら府中２４００は持つだろうし、現に母馬はこの距離をこなしているだけに、距離の心配はなさそうだが、勝ち星で最長が札幌の新馬戦で勝った１５００メートルが最長で、距離経験もマイルまでしかないのが不安といえば不安。不安といっても２４００などどの馬もほとんど未経験なのだが。

評価の高いフローラＳを勝った○[５]デニムアンドルビーが相手筆頭も、軸が穴馬だけに手広く馬連で総流しをかける勢いで臨みたい。
穴中の穴は、キングカメハメハにサンデーサイレンスの▲[１５]セレブリティモデル。
今年のオークスは、人気ほど各馬の実力差がそれほどあるとは思えないだけに、人気に惑わされず、これはと思った馬を買い散らすのがよいのではないかと。