突然に突拍子もない「新賭式」の話ですなあ…。
totoビッグより儲かる競輪くじ12億円!4月導入 - スポーツ報知 - Yahoo!ニュース
競輪の施行者も、競輪がいつ行っても押すな押すなの大盛況だった1970年代の活気が、よほど懐かしいと見たか。
まさかこの期に及んで、競輪の施行者が、1970年代の競輪場も真っ青の鉄火場を作ろうという施策に出るとはなあ…。
だってそうじゃないっすかダンナ。
7重勝のうち、間違って6個当たろうものなら、最終レースなんて、選手の脚質も強さも戦術もへったくれもなくって、ただただ選手の名前も居住区も全く関係なく、ただただ数字を今にもちぎれそうな血管を浮かべながら見るのがオチで、それでも力負けというのならいざ知らず、牽制で吹っ飛ばされて落車しようものなら、間違いなく金網を引きちぎって選手の元になだれ込むぞ。
ただでさえ「弱い犬と立川の客はよく吠える」と揶揄され、「死人にムチを打つのが競輪の客」と言われるくらい、競輪の野次はえげつない(それでもひと頃に比べればかわいいものらしいが)ことで知られている競輪場、こんなものを発売して、間違って6連勝して、もう一つ最終が引っかかれば、即座に辞表が書ける生活が待っている…なんて事になったら、どれほどの人が冷静に目の前のレースを見られるというのか。
っていうか、コンピューターが勝手に番号を決めると言う時点で、もう競輪じゃないし。
こんなの、目が468(ヨーロッパ)ばっかりだったら、くじを買った瞬間にほぼ紙くずだろ。
一応解説しておくと、最近は必ずしもそうでは無くなってきているのだが、基本的に、競輪の枠順は4、6、8番の選手は、出走する9人の中では成績が下位の選手が入る。今で言う枠複、枠単しかなかった頃の番組制度の名残で、特に6番車は、そのレースで出走する選手の中では、最も競走得点が低い選手が入る事になる。先頭誘導員がいない普通競走での、誘導員の替わりとも言えるトップ引きが、自動的に6番車に割り当てられていたことからも伺える。それでも5-5という目は売っていたし、どう考えても普通競走の5-5なんていう目は出そうにないのだが、誰か助平な客が小銭を入れるのか、必ず誰か買っているんだよねえ。っつーか、俺もつい5-5に100円入れたクチだけどさww。
ちなみに、3連単が出る前、全種公営競技中の最高配当だった、1973年4月9日千葉競輪第7競走の、(今でいう枠単)5-5の236万3180円という車券も、普通競走で7番選手が勝ち、道中残り7選手が落車して、トップ引きを終えてフラフラ走っていた6番選手が2着になって5-5の目になっちゃったというもの。
ちょいと話がそれたが、これ、売れるんかねえ…?
窓口で買える花月園競輪のようなスタイルなら、話のネタに一丁…という気はするけれど、あなたまかせの車券(ではないが、競走が絡んでいる以上「車券」だろう)なんて、ましてやネットバンク経由でないと買えないなんて、競輪に興味があろうが無かろうが、売れるとは思えないし、それが競輪ファンの底辺拡大に繋がるとは、とても考えられないんだけどなあ…。たとえこのくじのターゲットが全くの初心者だとしても。
そうでなくても競輪の場合、「1着の選手を当てる予想」ではないから、こいつを当てるとなると、大幅にスタイルを変えないといけないし…。それはなぜ競輪が単複が売れなかったか(現に今は売ってないし)を考えれば一目瞭然。
これが競馬で三重勝復活…とかっていう話なら、話は別なのだろうけどね。1950年代に中央競馬で一時期存在し、大川慶次郎氏も、一度三重勝で6万いくらの穴を当てたというエピソードが残っている。あれは朝のレースの3つの単勝を当てるんだっけ。
まあ、これはネットバンクが絡んでくるだけに、おいそれと手を出すことはないだろうね。ただでさえネット投票だって、「現生を動かさないで勝負するのには抵抗がある」という向きがかなりの数に上るというのに。
窓口で買えるようになれば、話は別だろうけど。
totoビッグより儲かる競輪くじ12億円!4月導入 - スポーツ報知 - Yahoo!ニュース
200円が12億円になる! 国内史上最高額の「競輪くじ」を神奈川・平塚競輪場が4月15日(開催は16日から)から発売することが5日、明らかになった。一口200円で最大12億円の払戻金になる「チャリLOTO」がそれだ。東京・立川競輪場も同24日から最大6億円になるくじの発売を始める。神奈川・花月園競輪場では6月をメドに準備を急いでいるほか、中部地区の岐阜、名古屋、一宮、四日市競輪場でも今年度中の導入を予定している。
衝撃だ。並んだ数字は10ケタ。200円が12億円に。1等前後賞合わせて3億円の宝くじ(ドリームジャンボなど)、サッカーくじの「totoBIG」でも最大6億円。今回はその倍となる12億円というから驚きだ。キャリーオーバーが前提となるが、ミリオンを飛び越え、国内では未到のビリオンの世界に入る。
昨年6月に「自転車競技法」が改正され、勝者投票法に“重勝式”が追加された。これを受けて競輪を主催する自治体(施行者)は、低迷する売り上げと、新しいファンを獲得する狙いから、この制度に着目。平塚と立川競輪場は、いち早く反応した。競輪を管轄する経済産業省製造産業局の若井英二・車両課長は、「100円で6億円。キャリーオーバーできるのも、重勝式勝者投票法のうち勝者の的中の割合が5000分の1以下というのは法律内。200円で12億円になっても問題はない」と認めた。
12億円の「チャリLOTO」の買い方は、「totoBIG」と基本的には同じ。後半7レースの1着をコンピューターが予想し、すべて的中しなければならない。競輪を知らない人でもコンピューターが勝手に車番を選ぶので、気軽に買える。確率は478万2969分の1。「totoBIG」の発売実績から、当選者がいない回の次回の発売額は、約1・5倍になる。その例を「チャリLOTO」に当てはめると、第1回目のキャリーオーバー額が1000万円あった場合、7回目に12億円に達する。後半8レースの1着を自分で選び、6億円のチャンスがある「チャリLOTOセレクト」は同日の実施に向け調整中。
立川競輪場は後半4レースの1、2着(順位は逆でも可能)を当てる2連勝複式で、コンピューターと自分で予想する2通り。最大払戻金は、200円で12億円になるよう調整中。中部地区の4競輪場は立川方式になる見込みだが、花月園競輪場は後半3レースの2連勝単式(37万3248分の1)で、従来通りの投票方法になる。
競輪の売り上げは1991年度の1兆9553億4012万4900円をピークに、06年度は8610億5948万1900円まで落ち込んでいる。ある関係者は「従来のファンもそうだが、ターゲットは競輪を知らない人たち。興味を持ってもらえれば、新しいファンの獲得につながる。そうなれば売り上げ増につながるはず」と期待を寄せた。
◆重勝式くじ購入方法 インターネット投票に限られる。基本的に「イーバンク銀行」に口座を開設、各場にオープンするウェブサイトに会員登録が必要。くじを購入した場合は、「イーバンク銀行」から引き落とされる。立川の場合はクレジットカード決済もできる。花月園競輪場だけはインターネット投票ではなく、本場での窓口発売。
◆税金 サッカーくじや宝くじ、ロト6の当選金には税金がかからない。しかし、競輪くじには一時所得がかかる。例えば12億円をゲットした場合は約2億4000万円、6億円のケースでは約1億2000万円の税金がかかる。これは国税で、そのほかに地方税が別途かかる。
競輪の施行者も、競輪がいつ行っても押すな押すなの大盛況だった1970年代の活気が、よほど懐かしいと見たか。
まさかこの期に及んで、競輪の施行者が、1970年代の競輪場も真っ青の鉄火場を作ろうという施策に出るとはなあ…。
だってそうじゃないっすかダンナ。
7重勝のうち、間違って6個当たろうものなら、最終レースなんて、選手の脚質も強さも戦術もへったくれもなくって、ただただ選手の名前も居住区も全く関係なく、ただただ数字を今にもちぎれそうな血管を浮かべながら見るのがオチで、それでも力負けというのならいざ知らず、牽制で吹っ飛ばされて落車しようものなら、間違いなく金網を引きちぎって選手の元になだれ込むぞ。
ただでさえ「弱い犬と立川の客はよく吠える」と揶揄され、「死人にムチを打つのが競輪の客」と言われるくらい、競輪の野次はえげつない(それでもひと頃に比べればかわいいものらしいが)ことで知られている競輪場、こんなものを発売して、間違って6連勝して、もう一つ最終が引っかかれば、即座に辞表が書ける生活が待っている…なんて事になったら、どれほどの人が冷静に目の前のレースを見られるというのか。
っていうか、コンピューターが勝手に番号を決めると言う時点で、もう競輪じゃないし。
こんなの、目が468(ヨーロッパ)ばっかりだったら、くじを買った瞬間にほぼ紙くずだろ。
一応解説しておくと、最近は必ずしもそうでは無くなってきているのだが、基本的に、競輪の枠順は4、6、8番の選手は、出走する9人の中では成績が下位の選手が入る。今で言う枠複、枠単しかなかった頃の番組制度の名残で、特に6番車は、そのレースで出走する選手の中では、最も競走得点が低い選手が入る事になる。先頭誘導員がいない普通競走での、誘導員の替わりとも言えるトップ引きが、自動的に6番車に割り当てられていたことからも伺える。それでも5-5という目は売っていたし、どう考えても普通競走の5-5なんていう目は出そうにないのだが、誰か助平な客が小銭を入れるのか、必ず誰か買っているんだよねえ。っつーか、俺もつい5-5に100円入れたクチだけどさww。
ちなみに、3連単が出る前、全種公営競技中の最高配当だった、1973年4月9日千葉競輪第7競走の、(今でいう枠単)5-5の236万3180円という車券も、普通競走で7番選手が勝ち、道中残り7選手が落車して、トップ引きを終えてフラフラ走っていた6番選手が2着になって5-5の目になっちゃったというもの。
ちょいと話がそれたが、これ、売れるんかねえ…?
窓口で買える花月園競輪のようなスタイルなら、話のネタに一丁…という気はするけれど、あなたまかせの車券(ではないが、競走が絡んでいる以上「車券」だろう)なんて、ましてやネットバンク経由でないと買えないなんて、競輪に興味があろうが無かろうが、売れるとは思えないし、それが競輪ファンの底辺拡大に繋がるとは、とても考えられないんだけどなあ…。たとえこのくじのターゲットが全くの初心者だとしても。
そうでなくても競輪の場合、「1着の選手を当てる予想」ではないから、こいつを当てるとなると、大幅にスタイルを変えないといけないし…。それはなぜ競輪が単複が売れなかったか(現に今は売ってないし)を考えれば一目瞭然。
これが競馬で三重勝復活…とかっていう話なら、話は別なのだろうけどね。1950年代に中央競馬で一時期存在し、大川慶次郎氏も、一度三重勝で6万いくらの穴を当てたというエピソードが残っている。あれは朝のレースの3つの単勝を当てるんだっけ。
まあ、これはネットバンクが絡んでくるだけに、おいそれと手を出すことはないだろうね。ただでさえネット投票だって、「現生を動かさないで勝負するのには抵抗がある」という向きがかなりの数に上るというのに。
窓口で買えるようになれば、話は別だろうけど。
仮に当たり続けていたら、最終レースは本当に気が気でなくなっちゃいますもんね。
これだったら、まだ普通に車券を買って楽しんでいた方がいいような気がします…。
この点、サッカーのtotoBIGは、全国で分散されながら同時的に開催されていますから、このなだれ込む心配が無くて良いですね。徐々に数字が大きくなっていく過程で、いわゆるの「宝くじ」だけが取り残されていますね・・・