そういえば、ブログで昨年の事を振り返ったのは今年が明けてからだったなあと思い、年が明けてから前年を振り返ることにしようかなと思ったけれど、年が明ければ明けたでいろいろネタがあるだろうから、テレビもつまんないし時間のある大晦日のうちに振り返っておこうかしら。
まあ、今年は公私にわたって激動の年。公のほうは、病気に始まり病気に終わってしまった。本当は終わらせるつもりはなかったのだが、体調が回復してくれないので、こればかりは致し方なしか。
そんな小馬太郎兵衛のとほほな日常を綴ったこのブログも、いよいよ年を越すことになったので、この機会に、とほほな2005年を振り返ってみよう。
本当は1月から主だったエントリを引っ張り出してくればいいのだろうけれど、そうすると話が込み入ってしまい、話している方もわけがわからなくなってくるので、ジャンル別にお話をしよう。そうでないと話の論点が掴みづらい部分もある。
●千葉ロッテマリーンズ編
今年を語る上で、まずこれから語らねばなるまい。
3月22日付け…「いざ決戦の場へ」
オープン戦の成績を見て、誰が日本一を予想しただろうかいやしない(反語)。
いい形でシーズンに望めるなという気はしたけれど、いや、まさかねえ。
3月26日付け…「開幕の朝」
いや、この時点ではどのチームでも優勝を夢見るチャンスが平等にあるわけで、オープン戦の打率を見る限り優勝には厳しいかな、でも「優勝する」と口にしなければプレーオフに進出できないのもまた真実だったわけで、よもや半年後に、これが現実のものになろうとは、この時点では本当にこれっぽっちしか思っていなかった。アントニオ猪木はその昔、レポーターに向かって「戦う前から負けると思うバカがどこにいる」という名言を吐いたが、開幕前がまさにその状況だった。
3月28日付…「血祭りでお祭り」
今更手あかにまみれた台詞だろうが、思えばこの26対0の試合が、今期のマリーンズを象徴していたといっても過言ではない。この試合から、今年のマリーンズの伝説が幕を開けたのである。まさか生きてこのような試合を生で見られるとは思わなかったし、この試合がエポックメイキングになることなど、スタンドにいたファン、テレビで中継を見ていたファン、ニュースでバカ負けしたファンを含め、想像できなかったはずである。大差で勝ったら次は絶対負けるんだなんていう、悪くいえば負け犬根性が、まだファンの中に色濃く染みついていたからである。
今期のマリーンズを象徴する二つのキーワード。
ボビーマジック。
コバマサ(コバスコ)劇場。
さすがにボビーマジックという言葉は使わなかったが、「劇場開幕」とは、シーズン後半になってからは、スタンドでも市民権を得た(?)言葉にまで昇華したらしく、頻繁に、しかも平気でスタンドで聞かれた台詞だが、個人的な見解として、この二つの言葉が同時にシンクロしあった試合は、この試合ではなかっただろうか。
7月11日付…「勝てたのに…」
ボビーマジックと言われる選手起用の原点は、この試合にこそ隠されていたのではなかったか。
一般的にボビーマジックとは、日ごと日ごとに変化するスタメンオーダーとその起用法について意味づけをされていると思うのだが、個人的な見解として、チャンスに大塚に替えて代打塀内という、ファン100人がいたら150人が耳を疑うような選手起用法、それが的中してしまうボビー采配こそが、ボビーマジックたるゆえんだと考えている。
この試合では、勝たなければいけない状況でコバマサがまさかというか、やはりというかの劇場開幕。ボビーマジックとコバスコ劇場が同時シンクロした例である。以降、盛んに「劇場」という言葉が一人歩きをはじめたことは、ここに書くまでもないだろう。
優勝を意識しはじめることが出来たのは、いつぐらいからだろうか。
正直日々の戦いの応援に明け暮れていたので、「これだったら優勝できるかも」と思えることはなかった。プレーオフ制だから、シーズン1位で通過できたとて、プレーオフを通過しなければ優勝なんて見えてこないし、とにかくプレーオフ第2ステージを目指していたのは確かである。シーズン途中から、マリーンズとホークスで他チームを引き離す状況だったから、ほぼ100%、間違いなくプレーオフには進出できるという考えはシーズン途中から確信に変わっていたし、それは、早くも6月のホークス戦から「プレーオフ前哨戦」と捉えていたことからも期待の大きさが分かろうというものだったが、シーズン1位になるのか2位になるのか、それが問題だった。
9月20日付…「愉快痛快大逆転」
9月21日付…「連勝キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!」
9月22日付…「キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!! 」
9月23日付…「初つぁん。・゜・(ノД`)・゜・。」
対ホークス戦4連勝がシーズン1位通過の絶対条件だっただけに、かえって一つを落としたことで腹をくくることができたというか、気持ちの切り替えが出来たのは返って応援する側にとってもプラスだったろう。
しかし、見る側にとってははじめてのプレッシャーだった。今期のマリーンズの戦い方を見る限り、どうにもプレッシャーとは無縁のような気がしてくるのだが、プレーオフ第1ステージで戦うのは、借金チームのライオンズなのである。これは別の意味でプレッシャーがかかった。
他のブロガーさんから「ロッテさんに頑張ってもらわないと、プレーオフの存在意義が問われることになる。絶対に西武に勝って欲しい」という激励を受けたのだが、これが良くも悪くも相当なプレッシャーになった。良く言えばモチベーションを高められるが、悪く言えば球界の存亡を賭けての戦いなのである。これでプレッシャーに感じるなと言う方が無理筋というものである。
10月7日付…「祭り前夜…のはずが」
10月8日付…「祭り第一戦」
10月10日付…「キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!! 」
この時の席取り争いたるや熾烈を極め、数日前から徹夜組がでる有様で、試合へのプレッシャーもさることながら、大人数のまとまった席取りへの不安があって、祭りというよりは、プレッシャーに耐えられるか否かという問題もあった。結果2戦とも勝利で無事任務完了でまずはめでたいといったところなのだが。
それよりも問題なのは、やっと巡ってきた第2ステージ。
まさか事実上の日本シリーズになるとは。
10月12日付…「初戦突破」
10月13日付…「第2戦突破」
10月16日付…「_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○」
10月16日付…「敗戦の中に収穫あり…か」
マリーンズファンの読者の方で、第3戦の悪夢の逆転負けでシーズンが終わったと思った人、先生は怒らないから正直に手を挙げなさいノシ
第3戦は終わったと思った。競馬で言えば、4コーナーを回って狙っていた2頭で4馬身抜け出していて、後はもう無事にゴールするだけ。それが後ろからやってきた馬に差されちゃうのだから、勝負事というのは最後の最後まで分からないものである。思えばマリーンズだって、立場が変わって9回裏2死2ストライクから同点に追いついたことだってあったじゃないか。ポジティブに考える頭を持っているのなら、そう考えて第4戦に向けて頭を切り換えることが出来るのだが、そういう能力は自分にはないので、これは終わったと思った。第4戦のいい負け方を見るまでは。
こうなればもう恨みっこなし。がっぷり四つの一発勝負。
面白い。受けて立とうじゃないか。
その結果が…。
10月18日付…「祝・マリーンズ31年ぶりパリーグ制覇」
10月19日付…「優勝から一夜明けて」
いやあ、優勝がこんなに疲れるものだとは思わなかった。
心身共に疲弊しまくっていたが、結果報われてなにより。
優勝することがこんなにきつくって、こんなに嬉しいものだとは思わなかった。
第3戦の悪夢があるからこそ、最後に決めることが出来たときはもう、自分自身を忘れていた。
こんなにきつい戦いを制してきたのだから、正直阪神相手には、本当に負ける気がしなかった。負ける気はしなかったけれども、本当に4連勝で決めるとは思わなかった(笑)。
10月22日付…「いよいよ日本シリーズ」
10月26日付…「祝・マリーンズ日本一」
とにかく、あっさりだったなあ。
しかし、リーグ優勝、日本一の時、両方にテレビ取材されたのは、何かの因果なのだろうか。
有終の美を飾ったマリーンズ。
マリーンズに関しては、試合以外のところでもいろいろ出来事が起きたものだ。
これについては項を改めて記すとしよう。
まあ、今年は公私にわたって激動の年。公のほうは、病気に始まり病気に終わってしまった。本当は終わらせるつもりはなかったのだが、体調が回復してくれないので、こればかりは致し方なしか。
そんな小馬太郎兵衛のとほほな日常を綴ったこのブログも、いよいよ年を越すことになったので、この機会に、とほほな2005年を振り返ってみよう。
本当は1月から主だったエントリを引っ張り出してくればいいのだろうけれど、そうすると話が込み入ってしまい、話している方もわけがわからなくなってくるので、ジャンル別にお話をしよう。そうでないと話の論点が掴みづらい部分もある。
●千葉ロッテマリーンズ編
今年を語る上で、まずこれから語らねばなるまい。
3月22日付け…「いざ決戦の場へ」
オープン戦の成績を見て、誰が日本一を予想しただろうかいやしない(反語)。
いい形でシーズンに望めるなという気はしたけれど、いや、まさかねえ。
3月26日付け…「開幕の朝」
いや、この時点ではどのチームでも優勝を夢見るチャンスが平等にあるわけで、オープン戦の打率を見る限り優勝には厳しいかな、でも「優勝する」と口にしなければプレーオフに進出できないのもまた真実だったわけで、よもや半年後に、これが現実のものになろうとは、この時点では本当にこれっぽっちしか思っていなかった。アントニオ猪木はその昔、レポーターに向かって「戦う前から負けると思うバカがどこにいる」という名言を吐いたが、開幕前がまさにその状況だった。
3月28日付…「血祭りでお祭り」
今更手あかにまみれた台詞だろうが、思えばこの26対0の試合が、今期のマリーンズを象徴していたといっても過言ではない。この試合から、今年のマリーンズの伝説が幕を開けたのである。まさか生きてこのような試合を生で見られるとは思わなかったし、この試合がエポックメイキングになることなど、スタンドにいたファン、テレビで中継を見ていたファン、ニュースでバカ負けしたファンを含め、想像できなかったはずである。大差で勝ったら次は絶対負けるんだなんていう、悪くいえば負け犬根性が、まだファンの中に色濃く染みついていたからである。
今期のマリーンズを象徴する二つのキーワード。
ボビーマジック。
コバマサ(コバスコ)劇場。
さすがにボビーマジックという言葉は使わなかったが、「劇場開幕」とは、シーズン後半になってからは、スタンドでも市民権を得た(?)言葉にまで昇華したらしく、頻繁に、しかも平気でスタンドで聞かれた台詞だが、個人的な見解として、この二つの言葉が同時にシンクロしあった試合は、この試合ではなかっただろうか。
7月11日付…「勝てたのに…」
ボビーマジックと言われる選手起用の原点は、この試合にこそ隠されていたのではなかったか。
一般的にボビーマジックとは、日ごと日ごとに変化するスタメンオーダーとその起用法について意味づけをされていると思うのだが、個人的な見解として、チャンスに大塚に替えて代打塀内という、ファン100人がいたら150人が耳を疑うような選手起用法、それが的中してしまうボビー采配こそが、ボビーマジックたるゆえんだと考えている。
この試合では、勝たなければいけない状況でコバマサがまさかというか、やはりというかの劇場開幕。ボビーマジックとコバスコ劇場が同時シンクロした例である。以降、盛んに「劇場」という言葉が一人歩きをはじめたことは、ここに書くまでもないだろう。
優勝を意識しはじめることが出来たのは、いつぐらいからだろうか。
正直日々の戦いの応援に明け暮れていたので、「これだったら優勝できるかも」と思えることはなかった。プレーオフ制だから、シーズン1位で通過できたとて、プレーオフを通過しなければ優勝なんて見えてこないし、とにかくプレーオフ第2ステージを目指していたのは確かである。シーズン途中から、マリーンズとホークスで他チームを引き離す状況だったから、ほぼ100%、間違いなくプレーオフには進出できるという考えはシーズン途中から確信に変わっていたし、それは、早くも6月のホークス戦から「プレーオフ前哨戦」と捉えていたことからも期待の大きさが分かろうというものだったが、シーズン1位になるのか2位になるのか、それが問題だった。
9月20日付…「愉快痛快大逆転」
9月21日付…「連勝キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!」
9月22日付…「キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!! 」
9月23日付…「初つぁん。・゜・(ノД`)・゜・。」
対ホークス戦4連勝がシーズン1位通過の絶対条件だっただけに、かえって一つを落としたことで腹をくくることができたというか、気持ちの切り替えが出来たのは返って応援する側にとってもプラスだったろう。
しかし、見る側にとってははじめてのプレッシャーだった。今期のマリーンズの戦い方を見る限り、どうにもプレッシャーとは無縁のような気がしてくるのだが、プレーオフ第1ステージで戦うのは、借金チームのライオンズなのである。これは別の意味でプレッシャーがかかった。
他のブロガーさんから「ロッテさんに頑張ってもらわないと、プレーオフの存在意義が問われることになる。絶対に西武に勝って欲しい」という激励を受けたのだが、これが良くも悪くも相当なプレッシャーになった。良く言えばモチベーションを高められるが、悪く言えば球界の存亡を賭けての戦いなのである。これでプレッシャーに感じるなと言う方が無理筋というものである。
10月7日付…「祭り前夜…のはずが」
10月8日付…「祭り第一戦」
10月10日付…「キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!!!!!!!!! 」
この時の席取り争いたるや熾烈を極め、数日前から徹夜組がでる有様で、試合へのプレッシャーもさることながら、大人数のまとまった席取りへの不安があって、祭りというよりは、プレッシャーに耐えられるか否かという問題もあった。結果2戦とも勝利で無事任務完了でまずはめでたいといったところなのだが。
それよりも問題なのは、やっと巡ってきた第2ステージ。
まさか事実上の日本シリーズになるとは。
10月12日付…「初戦突破」
10月13日付…「第2戦突破」
10月16日付…「_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○」
10月16日付…「敗戦の中に収穫あり…か」
マリーンズファンの読者の方で、第3戦の悪夢の逆転負けでシーズンが終わったと思った人、先生は怒らないから正直に手を挙げなさいノシ
第3戦は終わったと思った。競馬で言えば、4コーナーを回って狙っていた2頭で4馬身抜け出していて、後はもう無事にゴールするだけ。それが後ろからやってきた馬に差されちゃうのだから、勝負事というのは最後の最後まで分からないものである。思えばマリーンズだって、立場が変わって9回裏2死2ストライクから同点に追いついたことだってあったじゃないか。ポジティブに考える頭を持っているのなら、そう考えて第4戦に向けて頭を切り換えることが出来るのだが、そういう能力は自分にはないので、これは終わったと思った。第4戦のいい負け方を見るまでは。
こうなればもう恨みっこなし。がっぷり四つの一発勝負。
面白い。受けて立とうじゃないか。
その結果が…。
10月18日付…「祝・マリーンズ31年ぶりパリーグ制覇」
10月19日付…「優勝から一夜明けて」
いやあ、優勝がこんなに疲れるものだとは思わなかった。
心身共に疲弊しまくっていたが、結果報われてなにより。
優勝することがこんなにきつくって、こんなに嬉しいものだとは思わなかった。
第3戦の悪夢があるからこそ、最後に決めることが出来たときはもう、自分自身を忘れていた。
こんなにきつい戦いを制してきたのだから、正直阪神相手には、本当に負ける気がしなかった。負ける気はしなかったけれども、本当に4連勝で決めるとは思わなかった(笑)。
10月22日付…「いよいよ日本シリーズ」
10月26日付…「祝・マリーンズ日本一」
とにかく、あっさりだったなあ。
しかし、リーグ優勝、日本一の時、両方にテレビ取材されたのは、何かの因果なのだろうか。
有終の美を飾ったマリーンズ。
マリーンズに関しては、試合以外のところでもいろいろ出来事が起きたものだ。
これについては項を改めて記すとしよう。
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