KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2016年 合宿報告 at つくば

2016-09-11 09:45:35 | 合宿レポート 

2016年9月2~4日(金~日)の3日間

茨城県つくば市、豊里 ゆかりの森にある「あかまつ」で恒例の合宿を行いました。
これまで、KERCの合宿は8月の盆休み前でしたが、今年は予約の関係で9月となりました。

今回はKERCメンバー5名中4名が参加。 高橋明日香先生のご指導のもと、ゲストにKERC休会中の I さん、高橋明日香先生門下生の S さん、T さんを加えた、合計8名の合宿です。
今回はソプラニーノからコントラバスまでのフルセットリコーダー群、低音にはバロックファゴット、弦はバスガンバに加え、I さんのトレブルガンバと多彩な楽器が加わっています。

1日目 晴れ

AM11時、つくばエクスプレスの研究学園駅に集合。 スーパー「とりせん」で買い出し。 
9月とはいえ、昼は暑い。 食材・飲料(特に酒)を満載して、出発。  
初日の今日は筑波ハムの新店に寄ってハムソーセージを購入してその隣の洋食屋さんで昼食。

13時頃、「あかまつ」に到着して早速、合奏開始です。
ご存知の通り、KERCは圧倒的な数で曲を吹いていきます。
(先生が居ない時は、出来に余り拘らない。)
まずは、I さんが持参した合奏曲から

1 Charpentier, Concert pour quatre parties de Viols
   (いきなりバリバリのフランスものから開始。 これ、良いです!)
2 John Dowland, Awake Sweet love thou art return'd
3 Tomas Morley, My bonny lass she smileth
4 M. Pretorius, XXVIII a4  
以上、トレブルガンバも加わって優しく優雅な合奏になりました。

休憩を挟んで、
5-10 G.F.Handel の Sechs Fugen より6つのフーガ 全部やっちゃった記憶があります。
11 J.S. Bach Orchestral Suite No.1 (管弦楽組曲第一番)
序曲から全曲を通し演奏。 先生のレッスンに備えて事前練習。 やはり序曲は大変だ。

あっという間に夕方、研究学園駅で先生と合流し夕食に。 昨年もいった和食系のお店です。
開店は18:00とあるのですが、開いてない。 しばらく待っての入店。 おいしかったです。

夜の部、レッスン開始。
12 H. Issac,  Angeli, Archangeli (天使、大天使)
「インスブルックよ、さようなら」等で有名な作曲家。 ジョスカン時代で最も重要な作曲家に相応しい、質の高い素晴らしい作品。 是非、皆さんの前で演奏したいです。 
問題山積だけど。。。
13 Charpentier, Concert pour quatre parties de Viols
昼に練習した曲です。レッスンはリコーダーコンソートに低音でバスガンバが入りました。
やはり素晴らしい曲です。 それぞれの舞曲のテンポ感がキー、課題ですね。 精進します。

夜の懇親会
明日香先生、N さんも加わって夜の懇親会。 こんな感じです。

例年通り、夜も盛り上がりました。 

2日目

皆で朝食を取った後、早速9時過ぎから合奏レッスン開始です。

14-16 G.F. Handel, Sechs Fugen より Fuga 1, 2, 3
休憩を挟んで、続いて
17-19 G.F.Handel, Sechs Fugen より Fuga 4, 5, 6
これら、合奏協奏曲等に入っているフーガのリコーダーアンサンブル用編曲譜です。ヘンデルらしさ満載の曲で、18世紀モノが好きな私としては、もっともっと練習したいです。先生とソプラノパートを一緒に吹くのは大変でしたが、とても勉強になりました。

昼食は昨年と同じく韓国料理。 今回はブルコギ定食を頼みました。 チゲ、ビビンパなど皆、美味しかったです。 昼食に時間がかかって、午後のスタートは14時頃。

20 A. Corelli, Concerto VIII (op.6-8)
大コレッリの作品、N さんが今回合宿用に推薦してくれた、7楽章構成の大曲です。 目まぐるしく変わる場面。 先生が仰るとおりオペラ的に展開する曲です。 低音にガンバが入ってよりイタリア感が増します。 録音を聞くと結構いい感じ。 曲の変わり目のテンポ感、和音音程が決められれば、色彩感がさらに増すはずです。


21 John Dowland, The Earle of Essex Galiard
有名なガリヤルドです。 決め手はやっぱりリズムでしょう。 
優美でありながらエネルギッシュな前向き感のある素晴らしい曲です。
リズムをカッチリと合わせるのが難しく、先生にしっかり特訓していただきました。
22 H. Issac,  Angeli, Archangeli (天使、大天使)
昨日の続きです。 曲の変わり目でのリズムの変化、各パートの受け答えを中心に指導いただきました。 やはり難しい。 音楽は音符ではなく、フレーズの流れで捉えないといけない。

この日の夕食は中華料理。いつものところ、やはり大盛況でした。早い時間に予約して行って正解です。

夕食後、Issac を続けました。先生のアドヴァイスで、何とか通せそうな感じになってきました。やはり各パートの受け答えがキーです。 もう少し。

23 「コミカル」という表題のついた曲?(2017.4.1注:Michel Corrette/Concerto comique C-dur Op.8)
4つのリコーダーパートと通奏低音の合奏曲、全員初見。 
曲名は忘れました。作曲者もコレットでいいのかな?(先生、あとで教えてください)
第一リコーダーが笑っちゃうほど難しそうな曲。 明日香先生が見本演奏をしてくれました。
24-25 J. Shickhardt, Concert for 4 recorders and BC
シックハルトの4つのリコーダーと通奏低音のための曲です。6曲のうちの2つを楽しみました。
先程のイザークに比べると拍子が明確で、「さあ、みんなで一緒に楽しもう」という雰囲気になります。 全員どこかで演奏経験があるようで、パッと適当に譜面を渡されたのですが問題なく通ります。 きちんと仕上げるのは大変でしょうが、こういう曲をあっさりと楽しめるのも、合宿の面白さですね。

夜の懇親会 2日目
夜の懇親会。 またも盛り上がりました。 
KERCですから古楽が中心、楽器のこと、音楽のこと、歴史のこと、発表会の失敗談。

3日目

朝のパン焼きから始まりました。ちなみに、トースターはアルミプレートを外して焼くのですよ。

26 J.S. Bach Orchestral Suite No.1 (管弦楽組曲第一番)
KERCオリジナル譜面によるリコーダー合奏です。バロックファゴットの低音が加わります。
序曲、難しいけれどヤッパリ名曲だ。 演奏しながらノッテ行くのが判る。 冒頭の十六分音符は正確に頭出しする。 フランス風のノリも忘れずに、中間部は色彩感も載せながらフレーズに目標を持って。 

途中で昼食をはさみました。 いつもの「そば」です。
合宿始まって以来、これ、毎年の行事です。

バッハの管組、午後も続けて最後のパスピエまで全7楽章を通しました。 うーん、満足。

27 John Dowland, The Earle of Essex Galiard
最後に、昨日練習したガリヤルドを全員で合奏しました。 リズムも良く、リコーダー合宿の最後を飾る名演でした。

来年の合宿も楽しみです。来年は8月の予定です。
高橋明日香先生、そして色々な段取り・会計まで担当頂いたIさん、メンバー皆さん、ゲストの皆様、ありがとうございました。

 

流山RecVdg
 

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