KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2021年7月10日 練習日誌

2021-07-11 17:19:16 | 発表会など 2016~ 
 今回はメンバー 3名、見学者 1名が加わり計 4名で合奏を楽しみました。場所は豊四季台近隣センター体育館の会議室。天候は晴れ、30℃以上。梅雨明けを予感する合奏会でした。

(練習曲)
1、C. セルミジ 合奏曲 SATB
2、C.W. グルック 精霊の踊り SATB
3、グリーンスリーブスの主題による変奏曲 SATB
4、J.S. バッハ G線上のアリア SATB
5、J.S. バッハ カンタータ 第29番より SATB
6、F. マンチーニ リコーダーソナタ A Bc(Gamb)
7、J.B. レイエ リコーダーソナタ A Bc(Gamb) 
8、J.S. バッハ コーヒーカンタータ より SATB
9、G.P. テレマン 協奏曲 「ハンブルグの潮の満ち干」 SATB

 当日の朝は見学の方がいらして、朝一番から合奏開始。
まず最初にお馴染みのセルミジを通し、グルックの「精霊の踊り」を合奏しました。精霊の踊りはバロック最後期から古典派に至る時期の名曲ですが、初めてのリコーダー合奏。この美しい旋律は優しいながらも強い存在感があり、リコーダー合奏でも十分楽しめます。グリーンスリーブスも初見譜ですが、皆知っている旋律で曲の流れが掴みやすく破綻なく演奏出来ました。続いてバッハの「G線上のアリア」これも有名なバッハの曲で、ウオーキングバスに乗って通すことができますが、上声のソロは難しいとして、中声部にもバッハのエッセンスが詰まっています。この後、前回に続いてバッハのカンタータ第29番を演奏しました。これはちょっと、曲の良さが感じられないので、携帯メトロノームを使って全体の調子を合わせ、パートを交代しながら繰返し練習しました。リズム・拍子感を捉えると、互いの音とリズムが聞こえ、自分の演奏も楽しめてきます。合奏は周りの演奏を聞きながら自分の演奏を加えることで楽しむことだと改めて感じました。
 昼休みの合間にグリさんとリコーダーソロ、前回に続いてマンチーニと有名なレイエのイ短調の2曲を楽しみました。マンチーニ、結構トリッキーな動きあって緊張しますが、変化があって面白いです。
 午後はバッハのコーヒーカンタータ。レコード・CDで沢山聞いた曲ですが、この歌曲をリコーダーで演奏しようとは考えたこともなかったですし、譜面が有るとも思っていませんでした。今回、積志リコーダーカルテットさんの譜面を使わせて頂いたのですが、この曲のエッセンスが描かれていて、エマ・カークビーさんの、あの演奏を思い描いてアルトリコーダーを吹いていました。今回の合奏練習、殆ど積志リコーダーカルテットさんの譜面を使わせて頂きました。素晴らしいアレンジ、本当にありがとうございます。
 最後に前回に続いてテレマンの「ハンブルグの潮の満ち干」後半の3曲を楽しみました。後半の短い曲は、ヴィヴァルディにも似た描写的な動きが幾層にも重なって、弦楽合奏の雰囲気まで感じさせてくれます。
 今回はゲストの方にも加わって頂いて、また精力的な、楽しい合奏会だったです。またご参加ください。
古楽・リコーダーにご興味ある皆様、柏アーリーリコーダーコンソート(KERC)の合奏会にお越しください。

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