演奏会のレポートおよび感想です。楽しめました。
【出演者】
森吉京子(リコーダー)
高橋明日香(リコーダー)
安藤由香(リコーダー)
落合崇史(作曲)
青木香保里(朗読)
三田浩則(パーカッション・守谷公演)
①テレマン(1681~1767)
トリオソナタ第1番 Dolce-Vivace-Largo-Allegro
②フェヴァン(1470-1511)
テ・デウム、愛によって、ただ死のほかには
③ボールドウィン(1600頃)
かっこう、デュオ、3声のブラウニング
④ジーク(1966-)
アフリカ組曲
-- 休憩 --
⑤C.P.E.バッハ(1714-1788)
トリオ Allegro-Andantino-Allegro
⑥落合崇史『クリスマスのおくリもの』
3つのリコーダーとパーカッションとの組み合わせ
会場:守谷市国際交流研修センター(ログハウス)
外は寒いが、ログハウスの演奏会場は、南向きに窓があり太陽の光がまぶしいほどそそぐため暖かかった。Oさんはまぶしい、と言っていた。その窓を正面に演奏会が開催された。窓および外の景色が背景となるのは良いが、走る車が聴衆から見えるのは頂けない。アサヒビールももっと敷地の奥に建てればよかったのに。守谷は茨城と言っても東京っぽく面積が小さいのが影響しているか・・・。
今日は、 リコーダー3本のトリオアンサンブルです。なかなかこういった本格的なバロックアンサンブルは茨城で聴けないので楽しみです。
最前列の真ん中から右3番目の席に座った。リコーダー奏者の指使いを見るためだ。音だけ聴くならもう少し後ろの列がログハウスの音響を体感するのに良かったと思うが・・・。きれいな服装な3人の女性が入場してくる。この時点でhandelは明日香先生の弟子ということを忘れ、すでに一般の聴衆気分になっている。
テレマンのトリオソナタ第1番から3人の息の合った演奏が始まった。アルト3本である。向かって左から森吉さん、安藤さん、明日香先生。明日香先生の手にしているのは最近手に入れた平尾重治作の象牙マウントのStanesby Juniorではないか?ひときわねばったような深い音がする。もっともhandelの席が明日香先生の場所に近いから大きく聴こえるのかも知れない。3本の笛が一番きれいに聴こえたのはLargoである。
②、③はルネッサンスリコーダーで、バロックリコーダーの音が神経質に聴こえるぐらい心地良い響きでした。ボールドウィンのデュオはテクニカルな曲で森吉さんと明日香先生の2重奏で楽しめた。拍手が自然に起きたほどです。
3声のブラウニングは難しそうな楽譜のように聴こえたが、3人の奏者は苦もなく吹いていた。
④はパーカッションもはいり楽しい曲だった。家内も満足していた。愛好家を別にすれば、一般の人はリコーダーだけより他の楽器が入ったほうがおもしろく楽しめます。
⑤C.P.E.バッハは、再びアルト3本である。楽譜は見ていないがかなり難しそうな曲である。3人は見事に吹いている。Allegroがすっきりしていて聴いている分には楽しめた。
⑥『クリスマスのおくリもの』が今日の最大のよびものでした。朗読、パーカッションも加わり、バロック、ルネッサンスのリコーダーが交互に物語を織り成していく。朗読とリコーダーがこんなに合うとは思わなかった。朗読、パーカッションともにとてもいい。女性3人のリコーダーとよく調和していた。女性でないと物語をこんなに柔らかく表現できないのではないだろうか・・・。翌日個人レッスンで明日香先生に会ったとき、コンサートの前日に⑥の曲が完成したという舞台事情を聞きました。作曲家の落合さんが東京公演ではさらに手をいれるのでは?・・・ということでした。
handelが感心したのは、3人ともリコーダーを吹く姿勢がとてもいいことです。アマチュアのhandelも真似しなくては。handelは笛を下に下げすぎるのですが・・・。
次に家内の感想を付記する。「リコーダーだけよりパーカッションがはいったほうが面白かった。」
「年長の森吉さんが一番なめらかだ。若い安藤さんは他の2人と比べ指使いが少し下手だ」---handelは3人とも指使いが上手で遜色ないと思ったが。
「もう少しガツンと激しい曲、演奏があったほうが良い」---これは少し辛口だとhandelは思います。つくばの神谷ログハウスでの田中潤一さん、ヤリ・プハッカさんの演奏会と比較してだと思いますが・・・。あちらはリコーダーだけでなくフラウト・トラヴェルソにチェンバロの名手(加久間朋子)も加わっているので深く幅広い表現が可能だったと思います。
「朗読の青木さんは朗読はとても良いが、アンコールの歌は頑張り過ぎ、もっと柔らかく歌うべし」---handelも同感。
最後に、リコーダー3本の興味深いこのアンサンブルがさらに発展していき、古楽界に1石を投じることを願ってやまない。
【出演者】
森吉京子(リコーダー)
高橋明日香(リコーダー)
安藤由香(リコーダー)
落合崇史(作曲)
青木香保里(朗読)
三田浩則(パーカッション・守谷公演)
①テレマン(1681~1767)
トリオソナタ第1番 Dolce-Vivace-Largo-Allegro
②フェヴァン(1470-1511)
テ・デウム、愛によって、ただ死のほかには
③ボールドウィン(1600頃)
かっこう、デュオ、3声のブラウニング
④ジーク(1966-)
アフリカ組曲
-- 休憩 --
⑤C.P.E.バッハ(1714-1788)
トリオ Allegro-Andantino-Allegro
⑥落合崇史『クリスマスのおくリもの』
3つのリコーダーとパーカッションとの組み合わせ
会場:守谷市国際交流研修センター(ログハウス)
外は寒いが、ログハウスの演奏会場は、南向きに窓があり太陽の光がまぶしいほどそそぐため暖かかった。Oさんはまぶしい、と言っていた。その窓を正面に演奏会が開催された。窓および外の景色が背景となるのは良いが、走る車が聴衆から見えるのは頂けない。アサヒビールももっと敷地の奥に建てればよかったのに。守谷は茨城と言っても東京っぽく面積が小さいのが影響しているか・・・。
今日は、 リコーダー3本のトリオアンサンブルです。なかなかこういった本格的なバロックアンサンブルは茨城で聴けないので楽しみです。
最前列の真ん中から右3番目の席に座った。リコーダー奏者の指使いを見るためだ。音だけ聴くならもう少し後ろの列がログハウスの音響を体感するのに良かったと思うが・・・。きれいな服装な3人の女性が入場してくる。この時点でhandelは明日香先生の弟子ということを忘れ、すでに一般の聴衆気分になっている。
テレマンのトリオソナタ第1番から3人の息の合った演奏が始まった。アルト3本である。向かって左から森吉さん、安藤さん、明日香先生。明日香先生の手にしているのは最近手に入れた平尾重治作の象牙マウントのStanesby Juniorではないか?ひときわねばったような深い音がする。もっともhandelの席が明日香先生の場所に近いから大きく聴こえるのかも知れない。3本の笛が一番きれいに聴こえたのはLargoである。
②、③はルネッサンスリコーダーで、バロックリコーダーの音が神経質に聴こえるぐらい心地良い響きでした。ボールドウィンのデュオはテクニカルな曲で森吉さんと明日香先生の2重奏で楽しめた。拍手が自然に起きたほどです。
3声のブラウニングは難しそうな楽譜のように聴こえたが、3人の奏者は苦もなく吹いていた。
④はパーカッションもはいり楽しい曲だった。家内も満足していた。愛好家を別にすれば、一般の人はリコーダーだけより他の楽器が入ったほうがおもしろく楽しめます。
⑤C.P.E.バッハは、再びアルト3本である。楽譜は見ていないがかなり難しそうな曲である。3人は見事に吹いている。Allegroがすっきりしていて聴いている分には楽しめた。
⑥『クリスマスのおくリもの』が今日の最大のよびものでした。朗読、パーカッションも加わり、バロック、ルネッサンスのリコーダーが交互に物語を織り成していく。朗読とリコーダーがこんなに合うとは思わなかった。朗読、パーカッションともにとてもいい。女性3人のリコーダーとよく調和していた。女性でないと物語をこんなに柔らかく表現できないのではないだろうか・・・。翌日個人レッスンで明日香先生に会ったとき、コンサートの前日に⑥の曲が完成したという舞台事情を聞きました。作曲家の落合さんが東京公演ではさらに手をいれるのでは?・・・ということでした。
handelが感心したのは、3人ともリコーダーを吹く姿勢がとてもいいことです。アマチュアのhandelも真似しなくては。handelは笛を下に下げすぎるのですが・・・。
次に家内の感想を付記する。「リコーダーだけよりパーカッションがはいったほうが面白かった。」
「年長の森吉さんが一番なめらかだ。若い安藤さんは他の2人と比べ指使いが少し下手だ」---handelは3人とも指使いが上手で遜色ないと思ったが。
「もう少しガツンと激しい曲、演奏があったほうが良い」---これは少し辛口だとhandelは思います。つくばの神谷ログハウスでの田中潤一さん、ヤリ・プハッカさんの演奏会と比較してだと思いますが・・・。あちらはリコーダーだけでなくフラウト・トラヴェルソにチェンバロの名手(加久間朋子)も加わっているので深く幅広い表現が可能だったと思います。
「朗読の青木さんは朗読はとても良いが、アンコールの歌は頑張り過ぎ、もっと柔らかく歌うべし」---handelも同感。
最後に、リコーダー3本の興味深いこのアンサンブルがさらに発展していき、古楽界に1石を投じることを願ってやまない。