10月2日(金)武蔵野市民文化会館でのコンサートに行ってきました。
仕事が終わってぎりぎり駆けつけたのですが、コンサートのタイトル「Viva Italia!」にふさわしい
躍動感あふれる演奏で、行ってよかったと思える演奏会でした。
前から2列目で演奏者の息遣いも視線も間近で感じられる席でしたが、リコーダーのコンサートを
聴きながらドキドキするといういままであまり経験がなかった演奏会でした。
シュテーガーのクールな感じの写真とは違って、彼の演奏には情熱的なものを感じました。
演奏曲は次のとおり
リコーダー:モーリス・シュテーガー
チェンバロ:北谷 直樹
ビバ、イタリア!
ヴェラチーニ:ソナタ イ短調
ウッチェリーニ:シンフォニア第14番「ラ・フォスキーナ」
ロッシ:シンフォニア第11番「イン・エコー」
ストラーチェ:シャコンヌに基づく即興演奏(チェンバロ・ソロ)
G.B.フォンタナ:ソナタ第2番
デラ・チャイア:チェンバロ・ソナタ第5番 より(チェンバロ・ソロ)
パンドルフィ・メアリ:ソナタ「ラ・カステッロ」
----休憩-----
コレッリ:ソナタ第7番
W.バベル:ヘンデルの歌劇『リナルド』より序曲、
「私を泣かせてください」、「私は戦いたい」(チェンバロ・ソロ)
サンマルティーニ:ソナタ ト長調
アンコールはコレッリのソナタ10番からともう1曲。
最初のヴェラチーニの曲は、体全体で踊りながらの(ほんとに踊ってるわけではないのですが(^^ゞ )
超絶技巧に度肝を抜かれ、終わったときには「ふーっ」とため息が漏れました。
ウッチェリーニからフォンタナまではルネサンスリコーダーのソプラノ、テナー、アルトを持ち替えての演奏。
速いところでの超絶技巧はもちろんですが、それ以上に、遅い曲での情熱的な演奏に鳥肌が立つ思いでした。
ピアノから朗々と歌い上げるダイナミクスの幅に圧倒されました。あそこまで吹いてやっと感じられるものも
あるのだと気づきました。終止音の残響と緊張感もすばらしく、「音楽が完全に終わるまで拍手は控えてください」と
パンフレットに書かれていたことも納得でした。
もうひとつのチェンバロ 北谷さんの演奏ですが、これまで自分が思っていた、格調ある楽器、
あるいは繊細で軽快な楽器というチェンバロのイメージとは違うものを見られたと思います。
前半のストラーチェのシャコンヌに基づく即興演奏だったと思いますが、もちろん舞曲だからでしょう、
チェンバロを弾きながら、足からは太鼓の音がしてきました。
以前にいたリコオケでの演奏会でバロックの舞曲でリコーダーと太鼓で演奏したことがあるのですが、
チェンバロの演奏に太鼓(チェンバロを弾きながらの足踏み)が入ってくるとは予想もしていませんでした。
一瞬どうしても自然に足を踏んでしまったんだというようなほんの短い足音がすばらしいんです。
またチェンバロというあの音色とはまったく違う、妖艶さが感じられる演奏でした。
後半の3曲はの作曲者はよく知られた人ばかりですが、曲は本邦初公開のものばかり出そうです。
コレッリだったかな、当時の装飾を書きとめた楽譜?の研究で、当時の演奏を再現する試みもされたそうです。
最後のサンマルティーニは後期バロックの人ですが、演奏に使われたリコーダーはルネサンスタイプだったのかな。
ただ、足部管の穴は小さく見えましたが。
ほんとにすばらしい演奏会で、行かれた方すべてが満足されたのではないでしょうか。
ほんと、行ってよかった (^_^)V
(tomo)
仕事が終わってぎりぎり駆けつけたのですが、コンサートのタイトル「Viva Italia!」にふさわしい
躍動感あふれる演奏で、行ってよかったと思える演奏会でした。
前から2列目で演奏者の息遣いも視線も間近で感じられる席でしたが、リコーダーのコンサートを
聴きながらドキドキするといういままであまり経験がなかった演奏会でした。
シュテーガーのクールな感じの写真とは違って、彼の演奏には情熱的なものを感じました。
演奏曲は次のとおり
リコーダー:モーリス・シュテーガー
チェンバロ:北谷 直樹
ビバ、イタリア!
ヴェラチーニ:ソナタ イ短調
ウッチェリーニ:シンフォニア第14番「ラ・フォスキーナ」
ロッシ:シンフォニア第11番「イン・エコー」
ストラーチェ:シャコンヌに基づく即興演奏(チェンバロ・ソロ)
G.B.フォンタナ:ソナタ第2番
デラ・チャイア:チェンバロ・ソナタ第5番 より(チェンバロ・ソロ)
パンドルフィ・メアリ:ソナタ「ラ・カステッロ」
----休憩-----
コレッリ:ソナタ第7番
W.バベル:ヘンデルの歌劇『リナルド』より序曲、
「私を泣かせてください」、「私は戦いたい」(チェンバロ・ソロ)
サンマルティーニ:ソナタ ト長調
アンコールはコレッリのソナタ10番からともう1曲。
最初のヴェラチーニの曲は、体全体で踊りながらの(ほんとに踊ってるわけではないのですが(^^ゞ )
超絶技巧に度肝を抜かれ、終わったときには「ふーっ」とため息が漏れました。
ウッチェリーニからフォンタナまではルネサンスリコーダーのソプラノ、テナー、アルトを持ち替えての演奏。
速いところでの超絶技巧はもちろんですが、それ以上に、遅い曲での情熱的な演奏に鳥肌が立つ思いでした。
ピアノから朗々と歌い上げるダイナミクスの幅に圧倒されました。あそこまで吹いてやっと感じられるものも
あるのだと気づきました。終止音の残響と緊張感もすばらしく、「音楽が完全に終わるまで拍手は控えてください」と
パンフレットに書かれていたことも納得でした。
もうひとつのチェンバロ 北谷さんの演奏ですが、これまで自分が思っていた、格調ある楽器、
あるいは繊細で軽快な楽器というチェンバロのイメージとは違うものを見られたと思います。
前半のストラーチェのシャコンヌに基づく即興演奏だったと思いますが、もちろん舞曲だからでしょう、
チェンバロを弾きながら、足からは太鼓の音がしてきました。
以前にいたリコオケでの演奏会でバロックの舞曲でリコーダーと太鼓で演奏したことがあるのですが、
チェンバロの演奏に太鼓(チェンバロを弾きながらの足踏み)が入ってくるとは予想もしていませんでした。
一瞬どうしても自然に足を踏んでしまったんだというようなほんの短い足音がすばらしいんです。
またチェンバロというあの音色とはまったく違う、妖艶さが感じられる演奏でした。
後半の3曲はの作曲者はよく知られた人ばかりですが、曲は本邦初公開のものばかり出そうです。
コレッリだったかな、当時の装飾を書きとめた楽譜?の研究で、当時の演奏を再現する試みもされたそうです。
最後のサンマルティーニは後期バロックの人ですが、演奏に使われたリコーダーはルネサンスタイプだったのかな。
ただ、足部管の穴は小さく見えましたが。
ほんとにすばらしい演奏会で、行かれた方すべてが満足されたのではないでしょうか。
ほんと、行ってよかった (^_^)V
(tomo)