「けやぐの道草横丁」

身のまわりの自然と工芸、街あるきと川柳や歌への視点
「けやぐ」とは、友だち、仲間、親友といった意味あいの津軽ことばです

#35.蝉坊動物録 - イモムシハンドブック -

2014年05月19日 | 動物

  Mrs. & Mr.蝉は奇しくもどちらも生きもの好きです。
  ことにMrs. 蝉さんは植物も詳しいのですが、昆虫/insect/に対する好奇心も並みではありません。
  このたびもどこからか、「イモムシハンドブック」なる情報を仕入れてきたので、検索してみると4月に3巻めが刊行されたばかり。
  さっそく全巻取り寄せたのがこれ ▲。

  ヘンテコレンで、ユーモラスで、楽しくて、可愛くて、嬉しい、「蝶/ちょう/butterfly」や「蛾/が/moth」の図鑑です。
  卵/egg →イモムシ/幼虫/green caterpillar → 蛹/さなぎ/pupa → 成虫/imago/と、完全変態する虫たちの、「イモムシ」の形態に注目して、「よく見つけましたね。さて、このイモムシの成虫は誰でしょうか?」という「謎掛け遊び」が楽しめるという本です。
  当然になんどもなんどもひっくり返すことになりますから、自然にチョウやガに詳しくなるという趣向。

  日本の昆虫綱・チョウ目=鱗翅目/りんしもく/には、5科・約300種のチョウ類と、80科・約5,500種のガ類があるそうです。
  科学的には「鱗翅目」というひとつのグループで、本来境目がない「チョウ」と「ガ」を、あえて分けて呼ぶのは日本や中国やイギリスなど。
  これを「文化的分類」といって、ドイツやフランスでは分けることがないようです。
  とくにフランス語では、Steve McQueen 主演映画の題名となった「パピヨン/papillon」と呼びます。
  チョウが翅を広げたような耳の形をしたワンちゃんも「パピヨン」ですね。

  こよみの上では、「陽気が地中に動いて、縮まる虫が穴を開いて出てくるころ」という「啓蟄/けいちつ/3月6日ごろ」は、とっくに過ぎましたが、身のまわりの恵まれた大小の公園・緑地・緑道・植物園へ、さっそく飛びだしてみようと思います。
  オットッと!バッグにこの本、首にカメラを忘れずに!


虫の眼にどう映るのかオレの顔  蝉坊



▲ 「イモムシハンドブック」/ 04.20.2010・発行
「イモムシハンドブック 2 」/ 04.01.2012・発行
「イモムシハンドブック 3 」/ 04.25.2014・発行

安田 守/生きもの写真家・著
高橋真弓, 中島秀雄, 四方圭一郎・監修
文一総合出版・刊
東京・新宿区・西五軒町


《 関連ブログ 》

● けやぐ柳会「月刊けやぐ」電子版
会員の投句作品と互選句の掲示板。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0123
● ただの蚤助「けやぐの広場」
川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575





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