「けやぐの道草横丁」

身のまわりの自然と工芸、街あるきと川柳や歌への視点
「けやぐ」とは、友だち、仲間、親友といった意味あいの津軽ことばです

#56.津軽ことばで唄おう! その9「 恋の季節 」

2018年06月06日 | うた
ペアモーニングカップ on 夜明けの書棚
レンジフリーガラス製/500cc.
Arc international/made in France
Photo by Semibo
0603.2018/05:55AM

恋の季節


原曲:
唄・ピンキーとキラーズ/詞・岩谷時子/曲・いずみたく/
1968(昭43)


  わすえらえねんず あのふとばすぎで
  あおえシャツきてせ うみばみでらだ
  おらだきゃはだすで あつかだけのふねこ
  うがべでなえだず わげつわがねすて
  こえだきゃ おらのこえだきゃ
  そらばそめで もえでまたず
  すぬまでおらば ふとりねさねじゃど
  あのふとへったず こえのきへづや
 
  ルルルルル・・・
 
 ※ こえだきゃ おらのこえだきゃ
  そらばそめで もえでまたず
  よあげのコーヘこ ふたりでのむべすや
  あのふとへったず こえのきへづや
 
  (※くりかえし)
 
  (※くりかえし)+ こえのきへづや こえのきへづや




全体として具体性を欠き、イメージ・雰囲気優先ともいえる詞の内容にもかかわらず、累積270万枚を売り上げ、オリコンで17週間1位を記録し、幼児から高齢者にまで愛され、ひとつの社会現象を巻き起こしたこの曲をデビュー曲に持つピンキーとキラーズ。

短期間で消えてしまった原因は、私見ですが、ひとつには、バンド名に欧米の既存2バンドの焼き直しのイメージがつきまとったため、当時、ブリティッシュ・サウンドにビートルズの結束の不協和音を始めとする、息切れや倦怠感が感じられるようになり、結果として世界のポップミュージック・シーンの大変革期の波を被ってしまった形になったこと。

もうひとつは、並はずれた歌唱力とスケールのピンキー(今陽子さん)にふさわしい楽曲がタイミングよくもたらされなかったことが原因ではなかったかと、現在も惜しまれてなりません。

ともあれ、同世代のすらりと背の高い女の子(ピンキーは1951年生)が、朗々と唄い上げた思春期の名曲は、大切なけやぐの一人のような存在であることは間違いありません。



夜明けより先に目覚める老介護  蝉坊



《 関連ブログ 》
● けやぐ柳会「月刊けやぐ」電子版
会員の投句作品と互選句の掲示板。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0123
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川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575








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