姉宅に一泊し、4号線は混雑すると思い107号線を遠野へ
それから川井へ抜けて宮古に戻って来ました。所要時間2時間30分。
で今日は番組入替で11時まで仕事…1日が長く感じられたお疲れデーでした。
さてさて最近鑑賞していた作品の感想がまだでしたので書きましょう。
今更ですが「大奥」
人気テレビシリーズの映画化で今年の正月ヒット作。
テレビシリーズも見たことも無く女性ドロドロした争いを描くといった
イメージがあって、どうも食指が動かない作品でしたが
見てみると思ったよりサッパリとした作品でしたね、テレビシリーズからの
ファンからはそこら辺のドロドロさが物足りなかったという声も聞こえましたが、
私としてはこれぐらいが丁度イイ感じです(笑)
内容はまぁ…普通ですが、仲間由紀恵がとても良かったです!
それだけで十分な映画(笑)
FNS各局のアナウンサーが出演してたらしいのですが、めんこいテレビの
アナウンサーはどこに出ていたのでしょうか?将軍の初めて登場するところ
にいました!?
世知辛い世の中、最近は重いテーマの映画は極力観たくない気分なんですが…
WMCで丁度イイ時間帯の映画は「ブラッド・ダイアモンド」の他には
「ホリデイ」「ラブソングができるまで」…うーんラブコメも嫌いじゃないけど…
どうしよう…と悩んだあげく「ブラッド・ダイアモンド」に決定。
平日の夕方ということもあって、私の他には2名しかいなくてほぼ貸し切り状態
落ち着いてみれました(笑)
内容はというと世界一寿命が短い国で有名(?)シエラレオネ共和国が舞台
ここはダイヤの有名な原産国。このダイヤをめぐって密売人、大資本
ダイヤ資金源としている反政府組織RUF、いろんな思惑渦巻き内戦が続いて
ドロドロになってる国。世界一寿命が短いのもこの内戦の影響との事。
冒頭から目を覆いたくなるような反政府軍の虐殺行為、女性、子供まで
容赦ありません、なにより…それを行ってるのが、革命軍に捕らえられ
洗脳的に教育された小さい子供達なんです。実際に行われていた悲劇に
心が痛みます。
こういった国で採取された貴重な資源は、自国を潤わせる事もなく、
大企業や大資本家、武器商人を肥やし、国は貧しくなる一方…
その貧しさが更なる悲劇を生む…。
「ダーウィンの悪夢」というドキュメンタリーでも同じような事が問題になりました、
アフリカの最大の湖「ビクトリア湖」に放たれた大型の肉食魚「ナイルバーチ」。
湖の生態系を壊滅させ生態系の頂点となり爆発的に繁殖。
ナイルバーチの肉は美味で食用として「白スズキ」というなで欧米諸国へ
輸出され湖周辺は大バブルとなりました。
しかし…その魚で潤ったのは一握りの人たちのみ、以前よりも貧困となった
現地の人。たくさん獲れてもその魚は現地の人の食卓にあがることは無く
大手資本を肥やしていく…。
その魚を売ったお金で買うのは戦争のための「武器」。
貧困による、犯罪、売春、ドラッグ、病気が蔓延していく…。
この「ブラッド・ダイヤモンド」もエンターテイメントではあるものの
エンタ界の大スポンサーといわれる「宝石業界」の裏側・タブーえぐっちゃった
見応えのある作品となってると思います。
「ダイヤモンド」と「ナイルバーチ」…共に消費国上位は日本なんですよね。
最後に「シエラレオネ共和国の内紛は終わったけど、地下での違法な
ダイヤ取引はまだ続いてる、それを止めるのは私たちがダイヤを欲しい
と思わないことだ」的なメッセージが映し出されます、この悲惨な映画を
見終わってそれでも「ダイヤ」が欲しいと思う人がいるのかな?
でも人間の欲望は計りしれませんからね、大袈裟ですがそのダイヤは
何人の命の上にあるかもしれません。
ディカプリオ出演の作品は実は「タイタニック」まで遡っちゃいます(汗)
精悍なイイ男になってますなぁ~!ラストは「誰がために鐘は鳴る」の
ゲーリークーパー的でオイシイ役所。ソロモン役のジャイモン・フンスーもイイ!
そしてそしてディカプリオの相手役には「ラビリンス」「ロケッティア」の頃に
ファンだったジェニファー・コネリー!昔は美少女、今は素敵な大人の女性です。
話題となった「ビューティフルマインド」すら観てませんから、私にとっては
浦島太郎状態(笑)
綺麗な人は幾つになっても綺麗なんですよね、でも個人的にはもうちょっと
お肉がついた方が魅力的なんです。
そんなこんなで最近観た2作品の感想でした。