花鳥風月、、2023年からの第二の日記

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フイルムは生きていくだろう、、、、(^^

2024年02月10日 | 日記
江戸時代に、、平時の投げる《銭》が、極端に価値が無くなった時代物の銭であるってこと
                  知ってた?

 平次は其れを、人を殺さない鉄砲玉のように、、、投げて使う事で

                その中の正義を愛する庶民の人気者であるのは

                        知る人ぞ知る、、、目明しのオヤブンである。

子供の頃は、、長谷川一夫の銭形平次を観ていたが
                何しろ、、私は小学生であるから、、、

                      母や叔母さん方が、、、「長谷川平次って、、最高ね!!」

                             「美男子よね、、、!」

                            うっとりしている意味が解らなかった。


        今日、、たまたま、、、TVのチャンネルが、、長谷川平次の画面で止った。


      「だれ?、、この、、水も滴る歌舞伎役者のような俳優は?」

           「長谷川一夫だよ、、、」

         映画の画面の一つ一つが、、日本の美しい芸術作品のように

                御簾とイイ。。。のれんといい。。。ふすまといい。。。床さえも


          縁側の流れるような直線といい、、、

                 総合的に「日本の美!」そのものである。

         長谷川一夫の主演していた頃の

               「映画にかけていた情熱が、、隅から隅まで伝わってくる。」


       総合的に美術の芸術のように、、、楽しんで観ていた。

          日本は、、、映画に、、

          男の人生を全力で注いで制作した時代が甦って来るようだ。

        デジタルで簡単に合成できる画像のうすぺらさは、、、次元が違う!

          長谷川一夫の映画と、現代の映画は比ベルことはしたくない!

                まさに、、日本人の感性の、、、隅々まで行き渡る毛細血管のような繊細さは

                   画面のどこをカットしても

                      映画への情熱の、、、、真っ赤な血が流れてくるような

                           画面に、、、地が通っていると思えた。

                小手先のキーや、、小手先の編では描けない空機関であると、、、
             日本人の美の感性を、失ってはならないものだと思えた。


           美しい、、、大自然の中で、、、診たことのない蝶々に出逢って

               二つの蝶がひらひらと、、、舞いながら飛んでゆくような、、、

                  画面い漂う、、、ほのかな官能美は、、、大人の世界の感性なんだろうと思った。

          男子の多い、、理工学部で、、、ぎすぎすと、青春を過ごした私には

             一番大切な青春時代に、、、この、、、日本の、、、美に対する感性に気が付かなかった。

           漠然と、、、観終わってから、、、現実に帰っていただけであったような記憶がある。

           80歳になって、、、明日の命がワカラナイ歳になって

            日本の美の感性に圧倒されている。

              背景の美しさ、、、着物の美しさ、、、
            日本って、、、この美しさを捨ててしまったのだろうか?

             個性にこだわりすぎたのだろうか?

           時代とともに忘れ去られていく、、、昔の映画への情熱が
             
                  フイルムになって甦る。

        古い時代の映画は、「美術品」であると思いながら見ていた。

                   

           それにしても、、、古い時代の映画俳優も、、、
              美男子と美女であることに、、、驚かされますね、、、、!

               映画俳優とか女優は、、、
               憧れのスターだったことが、、、
               今頃になって理解できました。
               まさに、、、スターの
               透明な、、、芸、、、夜空の星のような輝きに頷いています。

       映画は、、、生きていますね!!

                      
       そして、、思い出すのがTVで連続放送していた    
             大川橋蔵の平次親分、、、

                どうしても映画の背景が思い出せないのですが

                   平次親分と、、女房役の女優の姿が浮かんでくる。
           TV映画としてつくられた平次親分と、女房の、、俳優と女優の印象が強いのは

             背景が、、セットだとか、、、インスタントな映画用のゾーンで

              時代を表せれば良いという、、、出演する俳優と女優に大きなウエートがかかっていたのかもしれない。

          戦後の観客の目が、、、もはや、、戦前の美術を知らない時代に入っていたのかもしれない。

             そして、、欣也ちゃんの平次は、、、俳優の芸の力に、、大きな魅力があったと思った。

            平次の活躍した時代の、、、歩き方、、、仕草、、、目の表情、、、

           全てが舞台で踊りを見ているように、、、動作に眼が奪われていた。

          Nippon緒映画芸術の画面の美は、、、長谷川一夫の映画において、、、

          フイルムの中で、、、永遠に生き残る、、日本映画の当時の熱意が伝わってくる

            映画美術の、、、まさに、、、芸術の域に入る空気感を感じながら、、、背景の美しさに
          俳優や女優の美しさに、、、圧倒されるものがありましたね。


           子供の頃に見た時は、、、気が付きませんでしてね、、、

                日本映画って、、、これほど美しい芸術性に感動させられる作品であったのかと、、、!!

             大学時代には、、、忙しい合間にも、、、欣也ちゃんの映画や

            高倉健さんの、、八甲田山の映画を観に行きました。

            藤田まことさんの、、てなもんや三度笠,、、に

             笑うという事の楽しさを感じましたね。

        そして、、、一番よく見ていたのが、、、欣也ちゃんの平次、、、

          真野さんの女房役も、、大好きな女優さんです。

            欣也ちゃんの平次は、、、役者本人の、、フレッシュな芸が

             若かった私にとっては、、、スクリーンの憧れの俳優だった。

            背景も、、バックも、、気にならなかった。

         かっこよさに、、、日ごろのストレスが吹っ飛んでしまった。

           階段を降りる姿も、、、腰の軸がぶれなくて、、、

           欣也ちゃんの踊を観ているように 、、、楽しかった。

             最後の場面で、、平次親分が座って、、目線をTVを見ている私と会うように

                  顔をあげて、、こちらを見た目と、、目があったような気がして

                平次親分に悩殺されていた若き日の自分が、、
                         、思い出されて、、、ハ、、は、、は、、、、おかしいね!!

             映画は、、時代によって、、、見方を変えると、、、楽しめますね!


           フイルムは生きていますね、、、、永遠に、、、生き続けるでしょう、、ね。


                       

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