Labyrinthe

& Le Charme

最近村上春樹がマイブーム

2016-02-03 15:29:03 | 日記・エッセイ・コラム

輪るピングドラムって言うアニメを見たら、村上春樹の作品モチーフがかなり出てきていて、思わず自分が今まで読んでいなかった村上春樹作品を今読んでいます。
学生の時にすごい好きで、新作出るたびに読んでいたのですが、いつのまにやら面白みがなくなってしまい読むのをやめてしまって、家族が新作を買ったり、図書館で借りたりしてたときだけ読んでいたので海辺のカフカとか多崎つくるとか、長編ばっかり読むのが最近でした。
偶然「眠り」という春樹の短編を英語で読む機会があって、読み方の解説もついでに読んだら知らない小説がいっぱい紹介されていたのと、昔読んであんまり好みじゃなかったTVピープルの短編集は評価が高い、と知って再読しようかと思ったのがきっかけ。
輪るピングドラムもその解説で知って借りてみたら、以外にも面白くてこれ見れただけでも日本に帰ってきた意味あった、と感心しました。
こういうアニメ絶対に欧州にはないからね。
しかし、若い時は分からなかった味わいが、年をとると小説から感じられるものですね。
あと、オウム真理教事件のルポタージュ(アンダーグラウンド)は興味深く読みました。
村上春樹がノーベル賞候補になったのって、この仕事でかなり雰囲気が変わったからって言う人もいる。
当時はすごく売れたみたいですね。
あと、カエルくん東京を救うはかなり良かった。
個人的には春樹の短編はこれよりずっと前の「カンガルー日和」が大好きで、他の本は売ってもこれはずっと手元にあったのですが、もっと後の短編も今読むと好きになりました。

今度自分で買ってみようかな。
英語版もなかなかの訳のクオリティーで、日本語でわからないところや雰囲気だけが出ている文章が英語だと分かりやすくなっていたりして、最近読んだいいなづけという話でイタリア語の訳出の為に英仏独訳も読んだという翻訳者さんの気持ちが分かりました。

小説の読み方って色々あって奥深いって、この年でわかったよ。 


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