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今日のころころこころ

2020・8・9 飯綱町・いいづなアップルミュージアム。高坂リンゴに親しむ一週間。

今日は母のおかげさまで二日続けて飯綱町にリンゴを買いにいった。
でもひとりだと気兼ねなく博物館や美術館に寄れるのはありがたい。
いいづなアップルミュージアムへ。
その名の通りのリンゴ尽しのミュージアム。
まずはニュートンのリンゴへ。
ニュートンはリンゴの実が落ちるのを見て万有引力の法則を発見したという。
そのリンゴの名前はイギリス原産のフラワーオブケント。出自不明なれど、ウールスソープのニュートンさんちに生えていたことで世界的有名リンゴとなった。
1964年にイギリス国立物理学研究所から柴田雄次博士に贈られて日本に来て、小石川植物園に植えられた。
1980年代に小石川植物園から旧三水村に穂木が分けられて今に至る。
美味そうに実ってる。
小石川植物園のはもうヨレヨレという感じで花も実も見たことないきがするけど。
館内へ。

ひたすらにリンゴ。






アートもリンゴ。



安藤忠雄氏の作品もある。
ギャラリーは寄贈展。やはりリンゴがモチーフの作品。



そして、いささかコンセプト不明瞭な「高坂リンゴに親しむ一週間」。
会期は8月9日~8月15日まで。



パネル展示を読んでこの封筒をいただくだけ。
中には高坂リンゴの説明と高坂リンゴ2個が入っていた。

日本で古くから栽培されていたリンゴは中国から渡来したリンゴだった。Malus asiatica。
明治初頭に欧米からもリンゴが導入さた。Malus domestica。
以後、欧米からのリンゴを西洋リンゴと呼び、古来よりのリンゴを和リンゴと呼んだ。
時は流れ、西洋リンゴの普及にともない和リンゴの栽培は衰退の一途をたどった。
和リンゴの高坂リンゴも昭和末には絶滅寸前となったけど、保存への取り組みが始まり、最後の一本から根分けした苗木2本の育成から再スタートして今に至る。
石川県の加賀藩在来と青森県のリンキと共に東宮御苑の古品種果樹園に古品種果樹といて植えられているという。
アップルミュージアムの高坂リンゴの木。
高坂リンゴは酸味と渋みが極めて強くて生で食べるには不向きなようだ。
でもこういう種の保存が未来への贈り物となるんだなぁ。

今日は久々に夕焼けを見た気がする。
明日の天気はどうなるんだろ。

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