今日は雨。
買い出しついでに世田谷美術館へ。
「土方久功と柚木沙弥郎ーー熱き体験と創作の愉しみ」開催中。
会期は9月9日~11月5日。
展示室の撮影は禁止。
特に興味のある展覧会ではなかったのだけど、最近ちょっと気になることがあった。
柳宗悦の民藝運動ってそうだったっけ?
彫刻家であり民俗学者でもあった土方久功(1900~1977)は、パラオやサタワル島で暮らし現地の人々や風景を主題とした彫刻・絵画を制作した。
染色家・柚木沙弥郎は「民藝」の思想と芹沢銈介に影響を受け染色の道を志し、100歳をむかえた今でも活動を続ける。
さっくりとみて、ショップで絵本を買って帰った。
夜の絵。村山亜土作。柚木沙弥郎絵。筑摩書房。
児童劇作家・村山亜土の遺稿に触発された柚木沙弥郎が愛蔵の端切れを用いて布コラージュ技法で制作し私家版で出した絵本であったものを、筑摩書房が限定復刊した。
君山銀針を急須に入れて湯を注ぐ。
ゆっくりと茶葉が開いていく。
自らの命と、とうてい描ききれようはずもない絵を描くことを引き換えにした画家の物語。
柳宗悦が自ら民藝と名付けた一群の作品には5つの特徴をそなえるという。
無銘の品であること。
作家ではなく職人の作であること。
実用品であること。
大量生産の品であること。
美しさをとりわけ狙ってつくられたものではないこと。
なんか柳宗悦が数寄者のように扱われていることに違和感を覚えたんだったんだな・・・
砧公園の水道の石鹸がとても愛おしく思えたが不思議。