川崎市岡本太郎美術館で開催中の「第25回岡本太郎現代芸術賞」。
会期は2月19日~5月15日。
「岡本太郎現代芸術賞」は、岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突き付ける作家を顕彰するべく設立された。
今回の応募は578点。入選は24名(組)。
岡本太郎賞は吉元れい花。岡本敏子賞は三塚新司。特別賞は、伊藤千史・藤森哲・村上力・硬軟+stenographers。
特別賞。硬軟+stenographers。
「速記美術のエレメント」。
速記の歴史は古い。けど、今や淘汰されていく技術のひとつだ。
しかし、長きにわたって実用に耐えてきたフォルムは洗練され美しくすらある。
このような様式美を生み出すのはAIでは難しいかもしれない。
野々上聡人。
「Drawing」。
ドローイングをからくりに任せてみる。
あるいはこのからくりがドローイングそのものなのか。
堀川すなお。
ひたすらにひたすらに細密へ細密へ。
しかし、キャプションを見れば、隣りを意識していないわけでもなさそうだ。
与那覇俊。
「巨人病院⑤(1%の体験記)」。
与那覇作品も隣の堀川作品に負けず劣らずひたすらにひたすらに細かい。
両者共々これはアール・ブリュットだな。
岡田智貴。
「大覚」。
大覚への情熱。