アーティゾン美術館へ行ったのは先月の27日。
空模様がぐずつく前。
「ブランクーシ 本質を象る」。
会期は3月30日~7月7日。
コンスタンティン・ブランクーシ(1876~1957)は、ルーマニア出身の彫刻家。
純粋なフォルムの探求を通じてロダン以降の20世紀彫刻の領野を切り拓き、同時代および後続世代の芸術家に多大な影響を及ぼした。
ブランクーシは、ルーマニアのブカレスト国立美術学校で学んだ後、1904年にパリに出てパリの国立美術学校で学び、やがてロダンの工房で下彫り工として働き始めるが、二か月ほどで離れたという。
その後は、独自の創作に取り組み、アフリカなどの非西欧圏の芸術彫刻等にも影響を受けながら、彫刻にとどまらず絵画や写真にも領域を広げていった。
ロダンは、形式的なアカデミズムに反抗し人間の内的生命を表現した。
そのロダンから離れて更に深く追求していったブランクーシ。
アバンギャルドはあっという間にコンサバティブとなり、それを繰り返していくものだけど、つい、はてさて今後はどうなっていくのだろうと思ってしまう、生成AIがいつの間にか生活の其処此処に入ってきたこれから。