電車に乗って目的へ向かっているはずなのに、なんかおかしい。なんか忘れてる?
突として思い出す。
今日明日6月23日24日は愛宕神社さまの千日詣りほおづき縁日だ!用事を済ませてついでに個展をひとつ見て昼飯食べて銀座から神谷町へと向かう。
疫病ですっかりご無沙汰していたけど、長年の習慣というのは不思議なものだな・・・



芝の愛宕神社は、1603年(慶長8年)に徳川家康公より火伏の御用をたまわり幕府の尊崇は篤いものであったが、江戸大火災で焼け落ちた。その後明治10年に再建されたものの、関東大震災と第二次世界大戦の大空襲で再び焼失。昭和33年に再建され今に至る。
境内は都心とは思えぬほどに緑に覆われ、NHK放送博物館もあれば几号水準点もある。
大鳥居から真っ直ぐにのぼる階段は、通称「出世の階段」。曲垣平九郎の故事にちなむ。


讃岐高松藩士であった曲垣は、三代将軍・家光公の目の前でこの階段を馬で駆けのぼり梅の枝をとって献上申し上げ絶賛されたことにより、全国に名を知られるようになったそうな。
この階段を一気にのぼれば出世するご利益があるそうな。

境内工事中につき今年のほおづきは例年とは違う場所。

ほおづきにはご祈祷がセットになってるから、ほおづきを授与してもらったらそのまま拝殿でお祓いを受けて詣でる。
この両日に茅の輪をくぐりお参りすれば千日分のご利益があるそうな。
蛇足ながら、ほおづき市は浅草ではなく芝の愛宕神社から始まったのであった。

階段をおりる。

このおにいさんは仕事とはいえこの階段3往復したそうな。
すごいな。きっと出世できる。
頑張れっ!

伊勢へ七度 熊野へ三度 芝の愛宕へ月まいり
