夜は窓を開けておくと寒いくらいでついリビングの衣替えが遅れた。
今日はようやくい草ラグを出した。
もうずいぶんに古いから新しいのをと思うのだけど、なんかこんな色合いが落ち着くからたぶん今夏もこのまま使うだろう。
ついでに風鈴。
ぼろっちくなってる短冊は厚紙に和紙を貼って作る。
そして外に吊るすのは舌を抜く。
今の時代、建ぺい率の揶揄ではなく本当に大草原の小さな家でもない限り、全国どこでも風鈴の音は公害になる。
舌を抜かれた風鈴は、魔除けというより、ま、季節の飾り物。
風鈴の原型は中国の風の声を聴く占いに使われた占風鐸にあるという。伝わった日本ではなぜだか風鐸という寺院の屋根の四隅に吊るされてる青銅製の鐘となり、いつの間にか魔除けとなった。
そうだ。鐸といえば銅鐸。
銅鐸は本来は小さなものだった。
手に持ってリンゴンリンゴン鳴らす。
日本の銅鐸だけがどんどん巨大化していって用途不明の謎の銅鐸となった。
舌を抜いた軒下の風鈴も日本オリジナルになるのかもしれないなぁ。
今日は晴れて暑くなるような感じだったからキッチンマットとかを洗ってしまった。
予想は外れたかな?
今のところずっと薄曇り。