今日で半年が終わる。
夏越の大祓。
身についた半年の穢れを祓う。
穢れまみれの我が身今更どうになるものでもあるまい。
なんだけど、これも区切り。
今日は朝から強い風が吹き断続的に雨が降る身体の力が奪われるような高温多湿。
今現在暮らす地の氏神さまへ。
茅の輪をくぐって氏神さまにご挨拶して。
それにしても大荒れの夏越。
本来なら旧暦だから今年なら8月15日。夏を越したあたり。
今はこれから夏を迎えるためという感じになるのかもしれない。
今宵の菓子は鶴屋吉信さんの水無月。
旧暦6月1日(今年の新暦は7月18日)は氷室の節句。
氷室の氷を食べる習わしであったらしいけど、王朝時代の夏の氷は貴石にも匹敵するほどの貴重品。そのうちに氷室の氷のかわりに、氷の形をした餅、氷餅で祝ったそうな。宮中の習わしがやがて庶民にも広がり、外郎に小豆をのせて氷室形に切る水無月となり今に至る。
お茶は煎茶を水出しした冷茶にした。
水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり。
暑さも災害もどうかお手柔らかにと心でつぶやいてみた。