昨日その3人連れの女の子たちがバスに乗り込んできた時の空席は、2人掛の座席と、通路挟んで、2人掛の座席の窓側に先客が1人。
の、計3席。
と、彼女たちは突然じゃんけんをした。
そして、サッと二手に分かれて着席した。
ほお!
3人が二手に分かれるというのは、びみょーに難しい案件かもしれない。
どうしても、1:2になる。
おばさんたちなら、たぶんなんとなく忖度しあってひとりが私はこっちでと座って落着と思う。
おばあさんたちなら、だれがどこというより足腰弱ってる順に座ると思う。
だけど、彼女たちは些細なことでも気になる年頃だ。
じゃんけんで二手にサッと分かれるのは実に合理的だ。
彼女たちは服装からすると大学の女子サッカー部の部員だと思う。
高いパフォーマンスを実現するにはなにより互いの信頼関係だ。
とっさの判断力は同年代の子たちよりはるかに優れている。
なんだけど、もう13年もたつのかと東日本大震災のことが頭にあったせいか、ふと、彼女たちの年齢を逆算していた。
二十歳前後だろう。
東日本大震災の時は小学校にあがったかあがらないかくらいだっただろう。
しかも災害はそれで終わりではなかった。
そしてまさかの疫病パンデミック。
ヒトはどんな状況でも生き延びてきたからこうしてここにいるわけだけど、そのたびに、無意識うちに心情は様々に変化していると思う。
忖度では乗り切れない何か。
その何かを前向きに解決していく術を彼女たちは自然に身に付けたのではないだろうか。
なんか、もっと未来を楽観してもいいような気がしたが不思議。
今日も朝から寒い寒い快晴。
合掌。