夕飯の後片付けが終わった。
使った食器の数は多くなってしまったけど、多発胃十二指腸潰瘍で入院して今日退院したばかりの母には品数多く量少なくだから。ま。
母の退院に合わせて炊飯器を買い替えた。
家族がどんどん少なくなっても母は1升炊きの炊飯器にこだわっていた。
2合の米を1升炊きで炊いても美味くあろうはずもない。
孫の言うことなら聞くであろうと当時学生だった息子から言わせて五合炊きに買い替えた。でもよくよく見たら5・5合炊きだった(^^;
今の母は一人暮らし。その5・5合炊きでも大きすぎる。1合炊いても美味しくないから2合炊く。余って余っていつまでも食べている。
それでも3合炊きには買い替えたくないと言い張っていた。
でも今回の入院で、いつまでも古いものを食べていたんではいけないと反省したようでようやく買い替えに同意。
と言っても本人は行く気がなくて私がひとりでヤマダ電機さんへ行った。
迷いに迷って・・・
内釜を見た瞬間にこれだ!!!と買ってきたのは、東芝さんの備長炭かまど本羽釜2・5合炊き。
そのくらいの予算の炊飯器の性能等はどこのメーカーも大差ない。だけど内釜。
内釜だって大差ない。だけど形。このクラシックな形状なら絶対に母は気に入る!
はたして可愛いけどいっちょ前だね!と大喜び(^^)/
0・5合用の計量カップも付いていて、それにも大喜び。
母も内心では、自分が食べきれる量をその都度炊いた方が美味しいと思っていたんだな。。
母の世代にとってのご飯の思い出って羽釜だったような気がする。
祖父母と伯父たちと母の六人家族。薪と大釜でご飯を炊き上げていたんだ。
大きな釜でたくさん炊いたご飯はたいそうに美味い。
美味いご飯の幸せな記憶。
だからいつまでも1升炊きの炊飯器にこだわっていたような風に思う夜。
日中はものすごく暑かったけど冷え込んできた。
母はもう寝た。
窓閉めて私も風呂だ。