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今日のころころこころ

2025・2・11 世田谷文化生活情報センター生活工房ギャラリー「動物と人間のあいだ」。動物と出会う。動物を見る/知る。

三茶の乗り換えついでに生活工房ギャラリーへ。
世田谷文化生活情報センター生活工房ギャラリーは、さり気なくいつも面白い企画展を展開している。


「動物と人間のあいだ」開催中。
会期は1月21日~4月20日。
PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ  | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

PART OF THE ANIMAL 動物と人間のあいだ | 世田谷文化生活情報センター 生活工房

動物と人のあいだの回路をひらく展覧会。会期中、トークイベントやワークショップを多数開催します。

世田谷文化生活情報センター 生活工房

 
太古の昔から人間が続けてきた動物を描くという表現。
この企画展は、絵に描くだけでなく、詩、音楽、演劇、踊りも包括した「動物をえがく」ことについて、人類学・芸術学、生物学、比較文学の研究者たちが世界でおこなった調査や、アーティストたちの思考をたどりながら「動物と人のあいだ」の回路を開くという。

《動物と出会う》

根本裕子(陶芸家)。
「野良犬」。
根本は、生き物に時間をかけて刻み込まれるシミや傷、皮膚の皺やただれなどの「生の痕跡」を手びねりで造形し焼成する。
この野良犬たちは、かつて存在し排除された二ホンオオカミの記憶を喚起させる。




《動物を見る/知る》

永沢碧衣(アーティスト)。
「愛でる者」。
「Heart To Face」。
永沢は主に東北の狩猟・マタギ文化に関わり、自らも狩猟免許を取得。狩猟者としての経験を重ねていくことで出会う種々のものとの関係性を記録・表現した絵画作品を制作している。


西澤真樹子(なにわホネホネ団団長、大阪市立自然史博物館外来研究員)。
「鳥類仮剥製の製作工程と骨格・翼標本」。
恐竜は人類の誰も見たことがないのにその存在を受け入れることができるのは、地質学・古生物学・古環境学などがその頃の地球の姿を明らかにし、光学機器の進化によって肉眼で捉えることが困難な領域までみることができるようになった。
限りない生成変化の可能性の時代を生きているのかもしれなと西澤は考察する。


長谷川朋広(ゲームクリエイター、アートディレクター)。
「水龍」。
アーティストとし多数のゲーム開発に参加し、アートディレクターとして活動してきた長谷川。
長谷川は、この龍をヤガラ(ヨウジウオ目ヤガラ科ヤガラ属)の骨格から着想を得たという。
リアルな生物のパーツが想像上の生物を生み出す。




盛口満(作家、イラストレーター、理科教師)。
「ゴキブリいろいろ」。
「冬虫夏草」。
自然を詳細に認識する必要のない社会の中で私たちは暮らしている。と、生徒や学生から気付かされたという。
少しでも自然と人との間をつなぎ直すことができないか。
盛口は日々奮闘するのだった。











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