昨日私が銀座を歩いていた時は今にも何か降ってきそうな蒸し暑い空模様だった。
ポーラミュージアムアネックス。
竹村京・鬼頭健吾「色と感情」。
会期は6月17日~7月24日。
現代アーティスト2名による展覧会。
竹村は、写真やドローイングの上に刺繍を施した白布を重ねた平面インスタレーション等を制作している。
鬼頭は、フラフープやシャンプーボトルやらのありふれた既製品を用いた大規模インスタレーションなどをカラフルに制作する。
会場の真ん中の人形にドキッとする。
骸骨だ。
床にスティックがあった。
骸骨のかぶっているのはシンバルで叩くようになっているという。
叩いてみれば、これまた黄泉の音のようだ。
アーティストの私生活と作品は関係ない。
と、思ってはいるのであるが。
竹村の文章を読むと、鬼頭との充実した穏やかな共同生活がうかがえる。
たぶん鬼頭だって同じはずだ。
その二人の共同制作はまるで死の舞踏会のようですらある。
メメント・モリ。
幸せだろうが不幸だろうがなんだろうが死は等しくしかも突然に訪れる。
世界情勢からささやかな個人生活まで鎌倉殿の十三人を繰り広げ続けるのは愚かというものであろう。
今朝は晴れていた。
今は雨が降る。
KDDIの通信障害は続く。