今日は長野から帰ってきた。
ここのところ野暮用で長野と横浜の往復。
昨日ようやく一段落して車を走らせていたら、普願寺さまの桜も満開だったんだ。
このお寺さまには、誰だかよくわからないけど先祖のひとりが眠っているように聞いたことがある。
須坂市の浄土真宗本願寺派大岩山普願寺は1247年(宝治元年)創建の古刹。
黒門から正門までの道に桜咲く。
父は夢見る夢子ちゃんのままあちらへといってしまって、しかもコロナ禍前のタイミングで葬式も何もかもちゃんとできた。実にお気楽極楽。おまけに父と私はそれは仲の悪い父娘だった。父のポケットマネーからは素うどん一杯おごってもらったことない。
コロナ禍の影響もあるとはいえ、その後始末をするのに母は逃げてばかりでなんで私がと腹が立つことばかり。
でも、ま、良い方向ではないけど、なんとか目途がついてきた。
母と二人で桜みることできるだけでも幸せじゃないか。
見上げた夕暮れの空には飛行機雲が十字を描いていた。
新幹線の乗り継ぎついでに昼飯を食べに降りた東京駅周辺は、たった三日なのに、新緑になっていた。
季節はめぐる。
良いことも悪いこともめぐるめぐる。