今朝の果物は禅寺丸柿。
黒川に緑と道の美術展をみに行った帰りにセレサモス麻生店さんにあって買ってきたのだった。
禅寺丸柿は日本最古の甘柿と言われている。
鎌倉時代前期1214年に王禅寺の山中で発見されたという。今は王禅寺という地名の方が有名だけど、寺の名前から来ている。
星宿山蓮華蔵院王禅寺は797年に高野山の無空上人がひらき、東の高野山と称される古刹。
なんでそのお山で、しかも1214年とはっきりわかっているのかは私にはわからないけど、きっと渋いが当たり前だった柿に加工しなくてもまんま甘い柿があったことがよほどに嬉しかったのかもしれない。
その後の禅寺丸柿は、新品種の登場や急速な宅地化によりりいったん昭和40年代に途絶えたけど、保存会の皆様の熱心な活動により近年また復活したのだった。
今の主流品種よりかなり小粒。
糖度がかなり高いから傷みやすい。
ざっくりとビニール袋に詰められていて値段も安いのだけど、家に着いたらすでに3個潰れてた。無事だったのもどんどん熟す。
種が多い。
でも。
ああこれこれ!!!
いかにも柿色柿色したんじゃなくて、この濃いやつ。
これが美味いんだな。
満足。
さて。
今日は長野へ。
そういえば、長野の家の柿は全部渋柿ばかりだったな。
あれなんでだったんだろ?
生で食べるより干し柿にしたかったのかな?
さて。
本日の長野の夜空はいかに?