松田町は寄(やどりき)には、神奈川県というか日本でも最大級のロウバイ園がある。
神奈川県足柄上郡松田町は県西部に位置する人口1万人ほどの町。
寄ロウバイ園は、平成16年(2004年)に標高380m付近の荒廃農地を整備し、翌年に町立寄中学校卒業生が250株のロウバイを記念植樹したのが始まり。
今では3000株20.000本以上に増え、毎年ロウバイまつりが開かれる。
今年のロウバイまつりは1月15日~2月6日。
もう見頃をすぎた今日だけど、もしかしてロウバイの苗木販売があるんじゃないかと行ってみた。
駐車場は無料。ロウバイ園の入場料は大人500円。
松田町のミカン販売もある。
豚汁や川魚のいろり焼きもあったようだけど1月31日で中止。
それにしても、空は曇り風は冷たくものすごく寒い。
それでも、花の見頃は過ぎたとはいえ、風が吹き上がるたびに淡いパステルな夢を見ているような芳醇な香りが斜面をのぼってくる。
ロウバイの種を初めて見た。
虫の繭のようだ。中はどうなっているんだろ。
ふと見上げれば、桜。
カンザクラ?それともせっかち?
千円でロウバイの苗木。ダメモトで春になったら長野の庭へ。
そうだ!
ここには、かながわの橋100選に選定されている大寺橋がある。
バス停の横の中津川に架かる橋。
この橋高欄にはなぜだか「鉄琴」があるのだ。
河合楽器の鉄琴にマレット。
叩けばお馬の親子。
私がかながわの橋100選を渡っていたのはもう7年も前になる。
当時のままというか、たぶん竣工した昭和63年(1988年)当時から変わってないと思う。もしかしてマレットは交換してるかもしれないけど。
トレッキングの人たちは何人も橋を渡っていくけど、誰も気が付かない。
7年前と同じように叩いた。
それにしても、なんで鉄琴を橋の高欄に取り付けたんだろ?
きちんと管理されてるけど、今日もトレッキングの御一行が渡って行ったけど誰一人気が付いてない。
謎は謎のままにロウバイの香りの向こう。